姉の場合 その2
〜〜〜 食べ物の恨みは… 〜〜〜
| ある日、大阪に住んでる姉の熊子(仮名)が久々に高松へ帰って来たので家族でレストランへ 食事に行った。 そのレストランは全て手作りでやっていて、しかも品数豊富、ボリューム満点で私のお気に入りの お店なのだ。 ここは前回来た時にお店のアンケート用紙に記入したら、2000円分の金券が当たったらしく、 先日家にその金券が送られて来たのだった。 この日は各自「○○御膳」というような、ご飯とおかず、汁物等が付いた定食を注文。 運ばれて来た時は歓声が上がる程の豪華さで、それなのに低価格。味も申しぶん無い。 母は勿論のこと、姉も「美味しい〜♪」と言いながら満足げに食べていた。 そして食事を終え、お腹がいっぱいになった私達は、暫く席についたまま楽しくお喋りをしていた。 そして何気なく 「ホント、ここの料理、凄く手が込んでるよね。味噌汁も具がいっぱい入ってるし、 茶碗蒸もギンナンまでちゃんと入ってるしね…」 と私が言ったその時であった。 今までの楽しい会話が一変し、姉の顔色が変わったのである。 姉 「なにっ!?ギンナンとなっ!!私のには入って無かったで!」 私 「うそぉ〜、ねーちゃん気付かんと食べたんやろ。他にも鶏肉やしいたけも入ってたから・・・」 姉 「え〜〜っ!!?? 私の茶碗蒸には具が1つも入って無かったでーーっ!! 私 「あらぁ〜、ほなねーちゃんの分だけ具を入れ忘れたんやな。うははは…」 姉 「なに〜〜っ!!許せん!! ちょっと、アンケート用紙はっ???」 と テーブルの隅に置かれたアンケート用紙を手に取ると、おもむろに記入し始めた。 こうなったら姉、熊子を誰にも止めることは出来ない。 書き終わったその用紙を見せてもらったら・・・ 『満足度』 のところの「不満」に思いっきりグリグリと○で囲み、理由の欄に 「私の茶碗蒸にだけ具が入って無かった!!」としっかり書いてあった。 しかも 『当店へまた来たいと思いますか?』 のところには、一応 「機会があればまた来たい」 に○を付けていたが、 「機会」のところを=(二重線)で消して「金券」に書き直していた! あれほど美味しいと言いながら食べてたクセに、脇役の茶碗蒸に具が入って無かっただけで 「不満」に○を付けられたこのお店が大変気の毒でならない。 よりにもよって熊子に「具無し茶碗蒸」を食べさせてしまうなんて不運としか言いようが無い。 お店の方はのちにそのアンケートを見てどう反応するのだろうか。 しかし、まあ元はといえば具を入れ忘れたお店が悪いんだから また金券当ててうちへ送って下さい。 (^O^)v |