母の場合

 

ぎょ
 〜〜〜 魚っ 〜〜〜

 

    
ある日の夜、家へ帰ると母が夕食を作ってくれていた。その日のメインはアジの塩焼きだったが、

片身の部分しかお皿に乗っていない。

 「ん??なんで片身しかないん?普通は丸ごと1匹やろ。」

: 「アハハ…やっぱりそう思う? 実はな… 今晩アジにしようと思って魚屋でアジを3匹

  買うたんや。で、夕方冷蔵庫から2匹出して流し台に置いたままちょっとほかのことしてから

  戻ったら、2匹あったはずのアジが1匹しかないんや。えっ?と思って裏口の戸を見たら

  少し開いててな…。 どっかのドラ猫に取られたんや!ホンマ腹立つやっちゃ。」

 「・・・・・ けどあともう1匹あるんやろ?」 

 「いやぁ〜、それがなぁ… しゃーないからもう1匹冷蔵庫から出して今度はすぐに

  2匹とも塩焼きにしたんや。で、出来上がってお皿に乗せて食卓に置いたまま座敷でテレビ見てたんや。

  どうせアンタも帰りが遅いやろうし、先にご飯食べよう思て食卓についたところな、

  さっきお皿に乗せた筈のアジがお皿だけしか無いんや。 も〜っ!また猫に取られた!!

  1匹は無事やったんで、その残った1匹をアンタと半分こしたっちゅうわけや。ハハハ…」

 

「・・・・・ 普通、最初に1匹取られた時点で裏口の戸を閉めるんとちゃうん!」 (`Д´) 
                      

 

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