もかの場合 その4
〜〜〜 悲劇のヒロイン 〜〜〜
| 私がまだ花も恥らう18歳の頃のお話し。 当時、私には憧れていた男性が居たのだが、ある日その人に 「僕と付き合って欲しい」 と告白された。 ああ、何たる幸せ! おお〜神よ、サンキュ〜ベリーマッチョ!アーメン。 私ほど幸せな女はこの世に居ないのではないか…。 それから彼との交際はスタートした。 とは言ってもカワイイもんである。 日曜日に映画に行ったり、ドライブに行ったり… ん〜〜、なんて爽やか! そしてたぶん5回目くらいのデートの時だった。 その日もドライブへと出掛けていた。 場所はちょっと忘れたが、どこかの山の、景色が素晴らしい所だった。 天気は良く空気もおいしい。 けど回りには誰も居ない。 これはもう絶好の条件である。(何が???) 二人だけの世界。 何が起こっても不思議では無い。そう… 何が起こっても・・・ 二人は段々無口になっていく。 胸の鼓動は高鳴る…。 そしてその時だった。 ついに起こったのである。 運転席の彼の顔が私に近づいて来たのだ。 私 : (わっ!!来た!!チュ〜される!!!) 彼の顔は益々近づいて来る。 その距離10cmほど。 そして彼は少し小首を傾け、私の顔を下から覗き込むような形に…。 私 : (ついに来るぞ!!) 私の胸の鼓動はピークに達していた。 彼 : 「もか・・・」 私 : 「は…はい (心臓が口から飛び出す寸前!)」 私が目を閉じかけたその時だった。 彼 : 「あのぉ・・・・・・、鼻毛が出とるんやけど…」 私 : 「( ̄□ ̄;)!!」 私は慌ててコンパクトを取り出し、鏡を見た。 確かに片方の鼻の穴から、抜けた鼻毛がぬっと顔を出していた。 この気まずい雰囲気は何…?? すぐにでも車から飛び出したい心境だった。 私ほど不幸な女はこの世に居ないのではないか…。 彼曰く 「さっきから気になってたんだけど、なかなか言い出せなくて…」 そして結局それ以外の事は何も起こらず、私達は沈黙のままその日のデートを 終了したのだった。。。。。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 女性の皆さん、デートの時、いくらオシャレしてても鼻毛が出ていたらオシマイである。 肝に命じておこう!! (照) |