もかの場合 その2
〜〜〜 いけないスイカ割り 〜〜〜
| 小学校3年生の頃の学校からの帰り道での事。 その日私は一人で下校していた。 丁度半ばまで歩いた頃、道端に1個のスイカが置かれたあるのに気が付いた。 「ん?なんでこんなところにスイカが???」 あたりを見渡してみたが別に誰も居ない。 すぐ目の前には割と交通量の多い道路があり、向こう側には魚屋さんとかお菓子屋さんがある。 店頭にはお客さんの姿も見える。しかしそのスイカのそばには誰もいないのである。 私の頭の中は「???」でいっぱいになった。 「誰がこんな所にスイカを置いたのだろう・・・。もしかして捨てた?なんで?腐ってるん?」 様々な疑問が頭の中に湧く。 好奇心を押さえられなくなった私は、とりあえずスイカを割って 調べてみることにした。 近くに落ちていた手頃な石を拾い、スイカに向かって思いっ切りその石を 振り下ろした。 しかもかなり大胆に・・・。 見事にそのスイカはグチャグチャになった。けど調べてみたがどう見ても普通のスイカだ。 「な〜んだ、ただのスイカじゃん!帰ろっ。」 私はその場を立ち去って家路へと向かった。 しばらく歩いていると、後ろから人の足音が近づいて来た。私はなぜか凄くイヤな予感がした。 その予感は見事に的中する。 「ちょっと、お嬢ちゃん。」 背後から声を掛けられた。 「ぎくっ!」(滝汗) それは確かに私に対する呼び掛けだ。 今の私なら、「ちょっとお嬢さん…」などと声を掛けられたら精一杯の笑顔をふり撒いて 振り向くに違いないが、当時「本当のお嬢ちゃん」であったにも拘わらず振り向く事が出来なかった。 私の前に立ったその人はさっき道路の向かいの魚屋で買い物をしていたオバチャンであった。 そのオバチャンは私に「このスイカ、こんなふうにしたんは誰か知らんっ!?ホンマに悪い子がおる!」 と言って、さっき私が割ったスイカが入った袋を私に見せた。もう私を疑っているのは明らかである。 しかし私はとっさに 「さぁ、知らん」 と答えた。 オバチャンは疑いの目で私を見ながらも、それ以上追求すること無く立ち去って行った。 ------------------------------------------------------------------ この時の事は今でもハッキリ覚えている。ホントにごめんネ、オバチャン。反省してます。 けど、道端に置いとくんも悪いんとちゃうん? ←ホンマに反省してんのかっ!! |