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大阪市浪速区にある「下寺アパート」、通称「軍艦アパート」。昭和初期に立てられた鉄筋コンクリート製のアパートです。第二次世界大戦時の大阪大空襲でも焼けず崩れずに姿を残し、既に築70年以上が経過した建物としては、たぶん日本最古の部類に入るのではないでしょうか。当時としては、木造が主流だった中、この鉄筋コンクリート3階建てってのはむっちゃくちゃ斬新だったらしく、風呂やトイレも完備して炊飯用の煙突まで付いたその姿を見て、みんながいついか「軍艦アパート」と呼ぶようになったそうです。
そんな、ある意味「文化遺産」的な建築物なのですが、2006年年明けから住人を退去させて、とうとう取り壊すことが決定しました。住人が、後から後から住みやすいように増改築を繰り返し、すっかり小さな九龍城みたいな風貌になってしまった軍艦アパート。そんな生活臭い、それでいて歴史的にも珍しい建築物が取り壊される……。これは放っておけません。
さっそく、11月某日。友人と連れだって写真を撮りに行きました。フィルムは快調に進み、とうとう持ってきたフィルムを撮りきってしまう始末。まだまだ撮り足りません。その日はそれで帰ったのですが、まだまだ撮っておきたい!そんな気持ちで一杯です。
今回は、いつものカメラ、SWCを持ってモノクロとカラーの両方を撮り分けてみました。取り壊される前にもう一度行くつもりなのですが、その時は出来れば大判でしっかり記録しておきたいと思ってます。今回のアップは、そのSWCで撮ったモノクロ&カラーの40枚。とりあえずのアップというカンジですが、少しでも消え去る前の「軍艦アパート」が感じられれば幸いです。
なお、今回は写真に一切コメントを入れておりません。つまらないコメントを入れるよりは、写真から十分に軍艦アパートの雰囲気が伝わるかと思います。
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