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Leitz
Summilux 35mm F1.4 First Version
 
 久々にライカレンズのアップです。暴れん坊玉のズミルックスは黒銅鏡のバージョンを持っていたのですが、やっぱりどうしても白銅鏡の初期型が諦められず、とうとう黒銅鏡を嫁に出して初期玉をゲットしてしまいました。それもかなりの格安で(喜)。
 安かった理由としては、人気のないメガネ付きであること、中玉中央に小さなバル切れがあることの2点でしたが、メガネ付きに関しては、そりゃメガネ無しの白銅鏡初期玉が一番カッチョエエとは思いますが、実際に使うなら、最短が0.65mまで寄れるメガネ付きの方が実用性は高く、より面白い写真が撮れますし、バル切れに関しては、確かに若干気になる(今後大きくなるのでは?などと心配してしまう(笑))ところではありますが、写りにはまったくと言って良いほど影響しませんので、それよりなにより白銅鏡が使えるということに重点を置いてゲットに踏み切ったのでした。
 いざ使い始めてみると…、M3に付けた格好がだんだん良く見えてくるではないですか!(笑)。格好良いですよ、メガネ付きも。

 肝心の写りですが……、黒銅鏡のモノ(私が持っていたのは、黒銅鏡でも中期ぐらいのモノでした)にくらべ、幾分暴れ具合が大きくなっておりますし、バックのボケなんて、そりゃ〜スゴイことになってます。私の好みのレンズのど真ん中といっても過言ではないでしょう。それが証拠に、ここんとこカメラを持って出る時は、ほぼ100%このズミルックスをM3かヘキサーRF(こちらも似合うんです)に付けて撮っております。
 以外と絞ったときのことはあまり書かれないのですが、このレンズ、絞るととても線が細くシャープな写りをするのですが、それ以上に、例えば、F8ぐらいまで絞って最短付近で人物のポートレートなどをとると、なんとも言えない立体感があって、私見では完全にズミクロン8枚玉を凌駕していると思います。
 開くとフレアの優しい写り、絞って寄るとすごい立体感と、本当に面白いレンズだと思います。値段が値段ですので簡単には入手出来ませんが、メガネ付きならさほど高くはありませんし、実用にはもってこいですので、私は断然メガネ付きをオススメします。

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Leitz Super-Angulon-R 21mm F3.4
 ライカを使う人にとって、スーパーアンギュロンという名前は特別な響きを持っていると思います。憧れのレンズ、使いこなしが難しい超広角レンズ、ライカを代表するシュナイダー製のレンズ、いろいろあると思いますが、私にとってスーパーアンギュロンとは、「とても格好いいレンズ」でした。
 ライツのレンズでスーパーアンギュロンの名前を持つレンズはMとLマウントのF4タイプ、MのF3.4タイプ、それにR用のF4とF3.4があります。その中でR用のF4は一眼レフでの使用を考え、後玉の出っ張らないレトロフォーカスタイプになってますが、それが出る前にMのF3.4と同じレンズ構成(厳密には若干違うそうですが、構成図はほぼ同じです)で、後玉がミョーに出っ張った、今回紹介するF3.4が出てました。

 一眼レフは、ほぼ全てのカメラにフィルムとマウントまでの間にクイックリターンミラーがあります。レンズから入ってきた光をファインダーで見るためですね。撮るときは、このミラーが上に跳ね上がりフィルムへ感光します。このミラーの可動範囲がほぼボディマウント面ぐらいまでありますので、必然的にレンズの後玉はマウントよりも引っ込んでなければなりません。
 しかし、このレンズはマウント部分から約2cmも後玉部分が出っ張っております。当然普通のライカRボディには装着出来ず、ミラーアップ機能の付いた初代ライカフレックスのみで使えるという変わったR用レンズなのです。
 さらに、そのライカフレックスですらミラーアップした状態でしか装着&使用が出来ませんので、一眼レフの一番の特徴である「レンズに入ってきた像を直接見る」ということが出来ません。何も見れないのですから、ライカフレックスで使うときは、ストロボシューにM用の21mm外付けファインダーを付けて、当然ピントは目測で使用するのです。
 なんとういう、本末転倒なレンズでしょう(笑)。わざわざ一眼レフの恩恵を捨ててまで、それも初代ライカフレックスでしか使えないというレンズ。よくもまぁ、こんなレンズを天下のライツともあろう会社が出したものです。

 じゃぁ、そこまでしてでも使いたいぐらい写りがスゴイのかというと……、これがビミョーにスゴイのです(笑)。周辺光量は落ちますし、レンズのラチチュードが狭いのか、ドンピシャの露出でないと、真っ黒か真っ白になってしまうのですが、露出もピントもキマった写真をみると、とてもシャープで階調深く、ため息がでそうになる良いレンズなのです。
 使いこなしがとても難しい(画角の広さも、レンズのラチチュードの狭さも)レンズですが、何十コマに1コマ、ドンピシャを見てしまうと、なかなか手放しづらくなってしまう、まさに魔性のレンズだと言えます。
 使ったことが無いので何とも言えませんが、レンズが大きい分、レンズ構成がほぼ同じM用F3.4よりも、もっと階調が深いのではと思っております。

 ちなみに、私はR→Mアダプタ使用でファインダーの無いMD-2にカナダビットを付けて、スナップシューターとして使っております。

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Leitz Hektor 50mm F2.5
 ライツの代表レンズの一つであるエルマー50mm。本当によく写るレンズなのですが、いかんせん開放F値が3.5と暗いのが弱点でした。エルマーを作ったライツのマックス・ベレクはその弱点を克服するために、このヘクトールを開発しました。レンズデザインは銅鏡の太さとレンズ前玉の大きさを除けばほぼエルマーと同じで、ぱっと見にはエルマーと区別がつきません。外観はエルマーそっくりなのですが、レンズ構成は3群6枚のトリプレットタイプ。3群4枚のテッサータイプであるエルマーとはまったくことなったレンズ構成なのです。
 このヘクトールですが、使い勝手はエルマーとまったく一緒。絞りはレンズ先端にあり動かしずらいですが、慣れてしまえば大丈夫。エルマーに比べ若干銅鏡が太くなってますが、ピント合わせなどもまったく同じ感覚で出来ます。全体的にはレンズは小さいですので、バルナックなどにはジャストフィットで格好良いです。銅鏡の素材はニッケルメッキとごく少数クロームメッキも存在するらしいですが、私のはニッケルですね。それでも総生産が10000本を満たないので、市場では結構よい値が付けられてるみたいです。レンズは当然ノンコート。硝材も柔らかめのモノなので、前玉にふきキズがあるモノが多いです。それと経年劣化でレンズが焼けてるものも多数あります。かくいう私のレンズもふきキズこそないのですが、前玉はやっぱり焼けております。もっとも、焼けた方がコーティングの役目をはたして良い場合もあるらしいですが。
 で写りなのですが、トリプレットタイプらしく開放では被写体によって後ボケがグルングルンになってしまう、とても面白いレンズです(笑)。ただ、絞っていくととたんに線の細い描写に変わっていきます。ただし、ガチガチになるのではなく、どこまでも柔らかく階調深い描写が特徴ですね。モノクロだと、たぶんとても焼きやすいネガが出来そうな雰囲気です。

 発売された当時は開放がF2.5と明るい高速レンズとして多用されたらしいですが、この後ツァイスから起死回生のゾナー50mmF1.5などが発表されてしまい、あまり日の目を見ないレンズになってしまいました。製造本数の少なさもそういうところに起因しているのではないでしょうか。
 しかし、フィルム性能が発達した現代では、暗さはさほど問題になりません。今だからこそ遊べる面白いレンズではないでしょうか。


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Leitz
R-Summicron 90mm F2 (3cam)

 ライカフレックス用レンズ第二弾、ズミクロン90mmです。中望遠系には、以前より興味はあったのですが、レンジファインダーではピント合わせがシビアになるのでちょっと控えておりました。いつか一眼レフを買ったときにはと思っていたので、今回購入しました。
 このレンズ、吸い込まれそうな紫のコーティングといい、前玉の大きさといい、本当に「やるぞ!」って雰囲気のレンズなのですが、写りも実に良かったです。
 特に特筆すべきは、このクラスにあって、近接が70cmまで寄れることだと思います。ぐっと寄ったポートレートとかでも威力を発揮します。
 試写ではいろんな条件を考えて遠景から近景まで取り分けてみたのですが、特に近景での描写がすごかったですね。ピントの合っているところと合ってないところのなだらかさがスゴイです。遠景は普通でした。ズミクロンだからという程のことでは無いと思います。ただ、階調表現、質感描写などは、国産レンズとは一線を画してますね。特に中間調の情報量が多いみたいです。と言うか、暗部と明部が少ないですね。モノクロとかで使うと力を発揮するかも。
 中望遠ということで、被写体とのスタンスの取れるレンズですが、もっともっと寄って近接的に使うのが良いと思います。そう、ちょうど50mmレンズを使っている感覚で使える、とても面白いレンズではないでしょうか。
 外観デザインは若干×。繰り出し式フードは、剛性感はあるのですが、どこかに当たるとすぐに引っ込んでしまいます。せめてひねると固定される方式にしてほしかったものです。


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Leitz
R-Summicron 50mm F2 (2cam)

 ライカフレックスSL用に購入したレンズです。ライカフレックス用のレンズはどれも天文学的価格なのですが、このレンズだけはかなり手頃な値段で市場に出回っております。当のこのレンズもレンズ着脱指標の赤いポッチが無いと言うだけで3万で入手しました。価格ばかりでなく、R用といえど「あの」天下のズミクロン標準レンズなんです。なんの迷いもなく、「このレンズだけ!」というキモチで購入しました。
 レンズ外観などは当然ライツ製ですので、全くの手抜きナシ。完璧と言っても過言ではないでしょう。その舐めるようなフォーカスリングの動きや絞りクリック感など、どれを取っても一級品。使っていてとても気持ちよいですね。

 写りに関しては、今さら私がとやかく言うことは無かったです。ズミクロンですもん。悪いハズがありません。私見ではM用ズミクロン50mmよりもより階調が深く、シャープな印象を受けました。後ボケもM用よりもなだらかで綺麗。たぶんレンズの大きさなどから余裕が出来てるのでしょう。
 初めてライカの一眼レフを使ってみましたが、一度使い始めるとヤミツキになりそうです。それぐらい良いですね〜。今までM型で満足してた自分が小さく見えるぐらい、それぐらい世界を変えてくれました。大満足です。


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Leitz(Schneider)
Super-Angulon 21mm f4 ML mount

 みなさんの垂涎の的(笑)、スーパーアンギュロンです(と言ってもF4の初期型ですが)。このレンズは、唯一撮る撮らない関係なく、その専用フードを付けた「お姿」に惚れて手に入れてしまいました(爆)。なので、あまり持ち歩くこともなく飾ってあるのですが、「そこに、居てくれるだけで、エエのよん…」と思える唯一のレンズです。それぐらい、カメラに付けたときのスタイルは群を抜いてると思います。周辺の画像が流れようが、丸い専用フードのせいでファインダーがケラレて被写体が見づらかろうが、開放がf4と暗かろうが、そんな些細なことはこの際どうでも良いのです。

 製造は、あの有名な名門シュナイダー。レンズ構成は4群9枚。無限から40cmぐらいまで近寄れますので(近接は目測)、ワイド特有の近寄ったデフォルメを楽しめます。しかし、私だけかもしれませんが、ワイドは撮るのが難しいです。特にこのレンズは使いこなすのは至難の業。ハマれば凄いのですが、普段はレンズに撮らされてしまって、上がりを見て腕の無さにガックリしてしまいます。使い手を選ぶ、高貴なレンズですね。


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Leitz
Summilux 35mm f1.4 M mount

 クセ玉・ボケ玉と言う不名誉な名前を付けられた、悪名高きズミルックスです。35mmレンズだと、まず最初に思いつくのが、かの有名なズミクロンの8枚玉だと思います。私も以前持っておりました(メガネ付きでしたが)。しかし、人と同じモノを持つのが嫌いなのと、ちょっとヒネクレ者なところがあって、それを売っぱらい、ズミルックスに買い換えたのでした。確かに8枚玉は、あの浮き上がってくるような描写といい、レンズそのモノの所有感といい、抜群なのですが、どうも優等生っぽくって好きになれませんでした。

 その点、このズミルックスのヤンチャ加減は凄いモンです。「恐怖の開放絞り」とでも言いましょうか、手前にある白いものや画面上の強い光源などは、すべてボヤボヤのボケに変換してくれます(笑)。絞れば正確は一変してガチガチのシャープ。このレンズには本当に魔物が住んでいます。ただ、一つ気付いたことは、昼間F8ぐらいに絞ってポートレイトを撮っても、バックがなだらかにボケるんですよね。気持ちよく浮き上がって見えます。開放が明るい恩恵ですね。


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Leitz
DR-Summicron 5cm f2 M mount

 メガネが特徴の近接ズミクロンです。他の近接が出来ないズミクロンと光学系は同じです。5cmレンズは私の大好きなレンズで、このズミクロン以外にも赤エルマーを持ってます(他にも多数持ってましたが、すべて嫁に出ました(爆))。このレンズは、第一世代のズミクロンの中では一番描写が安定してると思います。私の常用レンズです。近接撮影は、お世辞にも使いやすいとは言えませんが、「近接が出来る」と言う可能性があるだけでも価値はあると思います。

 そのメカニズムですが、ヘリコイドが二段式になっており、最短までリングを持っていき、そこでメガネを付けると(そこ以外は付ける事が出来ません)近接側にリングを持ち上げて移動出来ます。その状態ではメガネは外れず、どういう機械工作でこんなややこしいことが出来るのかと考えると、その当時のライツの技術力にただ驚くばかりです。描写は非常にシャープなのですがそれでいて階調表現が豊かで、ある意味赤エルマーと対局だと思います。


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Leitz Red-Scale Elmar 5cm f3.5
 言わずとしれたライカの代表作、エルマーの5cmです。これは俗に言う「赤エルマー」で、被写界深度目盛りが赤に塗られている他、最小絞りがF22まであります。

 このレンズに関しては、もう書くことは無いですね。多くの書籍やHPなどで何度も紹介されておりますので。ただ、一つだけ感じた事は、ズミクロンが隙のない全身目玉のようなレンズなのに対して、このエルマーも隙こそ無く全身目玉なのですが、その目玉が、全部ぽわ〜んと柔らかく包んでくれるような優しい視線なんですね〜。ズミクロンは、触ると切れそうな視線なんで、どんな時でも安心して使えますが、このエルマーは、ちょっとお散歩とか、気楽な旅などのお供にはもってこいです。沈胴した時は、まるでレンズキャップのようにコンパクトになりますし、そのスタイルが抜群にカッチョイイですしね。癒しの旅のお供レンズだと思います。私は、ほとんど。gに取り付けて、カメラ1台の気軽さで出かけることが多いですね。


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