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Rolleiflex Standard Tessar 75mm F4.5

 このコーナーの一番下にローライフレックスのもっとも有名なプラナー2.8Fがあります。昔、2代目のローライとして所有しておりました。ちなみに初代はオートマット3.5でした。その頃はクラシックカメラに夢中になり始めた頃で、ローライと言えばプラナーの2.8Fだったのです。
 何とか頑張って手に入れた2.8Fは、それはそれは素晴らしい写真を創ってくれました。二眼レフの王様という異名にウソは無かったのです。
 で、今はその2.8Fも手元に無いのです。手放してしまいました。そんなに気に入っていたのにどうして?
 理由は1つ。「重たかったっ!」からなのです(笑)。
 その後、ローライとは縁が無かったのですが、ちょうど2年ちょい前にやった「マウントマジック関西ミニオフ会」の時に、120のフィルムが使えるようになった最初のローライで撮った写真を見せてもらったんです。
 ……ビックリしました。むちゃくちゃシャープで、むちゃくちゃ階調深く、むちゃくちゃ色のノリが良く、むちゃくちゃ立体感があったのです。にわかには信じがたい写真でした。それ以来、このテッサー75mmF4.5を搭載したローライを探す旅が始まったのです。

 約2年後、ひょんなことから、所有してる方から譲ってもらえることになり、積年の夢が達成されました。それが、このローライフレックス・スタンダード・テッサー75mmF4.5付きだったのです。
 このローライ・スタンダードは、上記の通り現在の120フィルムが使えるようになった最初のローライフレックスです。搭載されたレンズは全てテッサーで、開放が明るい方からF3.5、F3.8、F4.5と3種類ありました。で、私の所有してるのは一番暗いF4.5タイプなのです。
 通常、同じレンズ構成なら開放F値が暗い方が、設計に無理がない分性能は上がると言われてますが、このテッサーはまさにその通り。現代ではかなり暗いと言わざるを得ないF4.5のテッサーがもっとも解像力に優れてるらしいのです。

 実際にフィルムを通してみて思ったのですが、ノンコートなのに色のノリは良く、ノンコート特有の階調の深さも併せ持ち、遠景から近景まで破綻なくシャープに結像するこのテッサー。本当にスゴイレンズだと思いました。開放付近での周辺四隅は、さすがに像が少し流れたりしますが、それでも中心部分はキッチリ結像しております。
 
 
2年前に見せてもらった1枚の写真の為に、約2年間、苦労の旅を続けましたが、苦労した甲斐がありました。本当に凄いテッサーです。
 私見では、この世に作られたテッサー及びテッサータイプのレンズ、ゆうに1000万本以上は作られてると思いますが、その中で一番凄いテッサー、キング・オブ・テッサーではないかと思います。
 ということで、私はこのレンズをこう命名しました。
 「光の神が宿るレンズ」と。


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Ricoh GRDigital GR-Lens 5.9mmF2.4
 当HP、マウントマジック始まって以来、初めてとなるデジカメになります。去年の10月21日に発売されて以来、いろんな意味で話題を提供してきた、ちょっと特殊なコンパクトデジカメ、リコーGRDです。
 リコーのGRシリーズと言えば、フィルム時代にその画質の良さと携帯性の良さ、使いやすさで一世を風靡し、多くのカメラマンに愛用されたカメラです。私も、21mmという超広角レンズが付いた「GR21」 を今でも愛用しております。 とにかく、コンパクトカメラとは思えないぐらいスゴイレンズのパワーがあり、描写云々を語れなかったコンパクトカメラのカテゴリに一石を投じた、素晴らしいカメラでした。
 そんなスゴイカメラのデジタル版が出ると発表されたのですから、そりゃ〜いやが上にも期待は深まります。で、発売当日、カメラのカタチやスペックを見て、少しガッカリしました。CCDもかなり小さいモノでしたし、光学ファインダーすら搭載されてませんでした。なんと言っても、専用のチューブでレンズを覆い隠すようにしないとフードが付けれないんです。しかも、ワイコンはありますが、そのチューブを付けての使用。見た目にも野暮ったく、すごくガッカリしたのでした。
 でもね、それと買うかどうか?ということは別なんです(爆)。当然のように買ってしまいました(笑)。

 で、実際に使い始めてみると……、これがなかなか軽快で、エエカメラなんですよ(笑)。初期不良は各方面で言われてましたし、実際私の個体も2回の返品交換と修理を経ておりますが、動作が完璧になった今、これを越えるサブデジカメは、私には他に考えられません。
 このカメラの良さ、色々とネットや本で言い尽くされてますが、私にとって1番の良いところは、なんと言っても「単焦点で歪みが無い」ということでしょう。今時、ズームも付いてないコンパクトデジカメで、これだけ売れるのはムチャクチャ特殊だと思いますが、フィルム換算で28mmの画角で、これだけコンパクトで、画面周辺の歪みがかなり良好に抑えられてるモノは、このGRDの他には全く有りません。撮ってて、水平に構えたくなるぐらい、気持ちよく真っ直ぐに写ってくれるんです。それだけでも、このカメラの存在意義はあると思います。

 デジカメをこのマウントマジックで紹介するなんて……、たぶん各方面から「裏切り者っ!」とか「ロボット・シュウではなくデジタル・シュウに改名したら?」とか言われそうですが(笑)、私は良いモノは良い主義なので、全く気にしません。それぐらい、このカメラ、良くできてると思います。

 今は、液晶を全く見ず付けずに、28mmの外付けファインダーを覗き、それだけで撮ってます。撮った画像もパソコンで以外は見ないようにして、失敗も楽しむようにしてます。そうすると、かなりフィルムカメラの感覚に近くなり「現像代とフィルム代の掛からない、『疑似フィルムカメラ』」となってくれるからです。面白いですよ〜〜〜、これ(笑)。

 今回、作例のアップですが、写真はの順番は選ばず、チョイスした写真を撮影日時順にアップしております。メモ代わりという感覚ですね。私の去年12月から今年4月ぐらいまでの日々が、ここに写ってます。


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Voigtlander Vitessa Ultron 50mm F2
 トロニエ博士が作った銘レンズ・ノクトンと並び称されるこのウルトロン。ノクトンはフォクトレンダー・プロミネント用にしか用意されなかった為に、今のカメラ人類たちは、その使いにくいプロミネントからなんとか脱却してライカで使いたいと試行錯誤の結果、色々な距離連動アダプターが生まれることになりました。
 ところが、このウルトロンはさほど騒がれないですし、アダプターを付くってライカで!というヤカラも現れません。もっとも、ウルトロンに関してはいろんなカメラに採用されたフォクトレンダーの中でも準高級レンズですので、そこまでしてライカで使わなくてもよいのですが。

 で、いろんなカメラに載せられたウルトロンなのですが、このビテッサに搭載されたウルトロンはまだ出始めのころで、色々と試行錯誤の結果、ビトーやプロミネント用として成長したという経緯があります。後期のウルトロンはかなりシャープでカッチリ写ると評判だったので、今まで私は手を出さずにいたのですが、この初期ビテッサに搭載されたウルトロンは結構クセ玉だよという情報を聞きつけ、以前より機会があればビテッサも使ってみたいと思っていたので、ちょうどよい機会だと手に入れたのでした。

 ビテッサという、外観や機構に特徴のあるカメラについては、後日カメラインプレッションで触れるとして、搭載されている初期のウルトロンについてですが……、これが結構楽しめるレンズでした。ノクトンの開放はホヤホヤになるボケと違い、バックは顕著に2線ボケ、さらには若干周辺がグルングルンになり、周辺光量も目立って落ちてしまいます。それでいて、中心部分はとてもシャープで線の細い描写なのです。ノクトンとは違った立体感のある写真が得られます。絞るととたんにシャープに変貌し、f5.6以降は周辺も良好でキッチリした写真が撮れます。この変貌ぶりはノクトンに通じるところがありますね。どちらも、絞っても階調は深く、グラデーション豊かな描写なのです。さすが、トロニエ博士といったところでしょうか。だいたい、この当時のレンズで開放描写までキッチリ考えられてるレンズなんて皆無に等しいですし、お陰で現代の私たちはいろんなレンズで遊べるんですけどね。

 ノクトンとはまたひと味もふた味も違った描写が楽しめる初期のウルトロン。ノクトンの影に隠れがちですが、なかなかどうして、とても楽しく遊べるレンズでした。

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Kodak Retina II Kodak Ektar 47mm F2
 以前、レチナIIIC(大窓)を持っておりました。ちょっと持ちにくいですが慣れるととても使いやすく、畳めばコンパクトになりますし、旅行などに持って行くには最適なカメラでした。レンズはシュナイダー・クセノン50mmF2。で、何回かは使ったのですが、結局手放してしまいました。搭載されていたクセノンのあまりのシャープな写り具合に疲れてしまったのです(笑)。クセノンの名誉の為に言いますが、決して悪い玉ではなく、何十年も前に作られたとは思えないぐらい、とてもシャープでキッチリ写る、普通の人の価値観で見れば、それはそれは良いレンズでした。ただ、シャープに写るだけなら現代のレンズでも同じと思ってる私には、ちょっと物足りなかったのです。
 それから月日が流れ、レチナは頭の片隅に残ってるだけで気にしてなかったのですが、ひょんなことから友人が持っていたレチナIIaクセノン付きを知ることになりました。IIICよりもはるかに小さいそのレチナは、片手にスッポリ収まるサイズですし、スペックもさほど悪くはありません。「こんなレチナもあったのか…」といろいろと調べてみて、今回のエクター47mm付きレチナIIにたどり着いたのです。
 
  カメラ自体はIIaより古く、巻き上げがノブだったりアイレット(釣り環)が無かったりとちょっと不便そうなのですが、なんと言ってもこのレチナだけエクター47mmF2という銘玉が付けられてるのです。このエクター47mmは、なんといってもアメリカのライカコピー機「カードン」に搭載されたLマウントレンズと同じレンズなのです。カードン用のエクターはレンズのみでも15万ぐらいはします。そんな高いレンズをおいそれと買えるわけも無く夢のレンズなのですが、それとまったく同じレンズがこのレチナIIに搭載されているのです。それもこのレチナII、市場価格が2〜3万という、上記単体レンズから考えると破格の安さで出回っているのです。これは捨て置けないでしょう(笑)。
 私が手に入れたレチナIIは外観はそこそこヤレてたのですが、レンズはピッカピカ。実用第一をモットーにしてる私にはピッタリの出物でした。

 で、肝心の写りなのですが……、これが、巷に溢れる銘玉神話ほどどうなん?って個人的には感じました。決して悪いレンズではなく、開放ではそこそこフレアが残り、絞れば緻密な写りに変貌し、総じてパステル調の発色が楽しめる面白いレンズなのですが、どうも個人的にはしっくりきません。使うまでに「イイよイイよ」と聞かされ続けたので、期待だけが大きく膨らんでしまったからかもしれませんね。今回の作例があまりこのレンズに向いてない被写体や天候だったからかもしれません。もう少し撮ってみないことにはなんとも言えません。
 さすがアメリカが誇るコダック。そうカンタンには本性を見せてくれませんね(笑)。

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Sem Babylord Som Berthiot 45mm F2.8
 このカメラに関しては、完全に外観デザインに一目惚れしてしまって購入してしまいました。なので、レンズの事についてはさっぱり無関心だったのですが、よくよく調べてみると、な〜〜〜んと私の大好きな仏・ベルチオ社のレンズが搭載されているではないですか!それも、カメラ自体はローライ35と同じぐらいの小ささにも関わらず、開放F値はF2.8と結構頑張っているのです。このベビーロードは普及機のベビーセムの上位機種ということでシャッターも1/400まであり、開放値と相まって、見かけのカワイさとは裏腹に結構な実力の持ち主なのです。

 ベルチオ製のレンズと言えば、ライカマウント(かなりの稀少品です)のモノや各種カメラに搭載されている「フロール」という玉が有名ですが、このカメラに付いているのはレンズ名無しのたぶん3枚玉トリプレットタイプだと思います(テッサーかもしれませんけどね)。カメラ自体が大衆機という安めの設定ですので、レンズはさほど良いモノを付けれなかったのでしょう。
 前玉は、ベルチオ独特のブルーコーティングが施され、結構大きいレンズと相まってなかなかに写りそうな雰囲気がありますが、カメラが目測ですので開放では使いづらく、あまりこのレンズの面白さを実感できませんでした。出来るだけ開放付近で撮ろうと努力したのですが、元来の心配性が祟ってちょっとでもピントが合うようついつい絞ってしまうのです(笑)。まぁ、無理に開放で撮るのは普通の人には理解出来ないでしょうが。

 で、写りなのですが、結構独特の発色で日中陽のあたってるような風景はどうもシアンが浮いてきます。その影響か、日陰はもっと青っぽくなってしまいますね。曇り気味でとるとかなりニュートラルな発色なのですが、これもフランス風ということで晴れた日に撮る方が面白いかもしれません。描写は、周辺がかなりアヤシイです。あきらかに像が流れてしまいます。これはF8ぐらいまで絞っても条件によって現れるみたいで、やはり普及版のトリプレットでは?と思ってしまいます。ただ、そのトリプレットの恩恵もあって、中心部分でピントの来てるところは、とても線が細くシャープ。使い方によっては立体感のある私好みの写りを見せてくれました。全体にみると良く頑張ってる方だと思います。
 独特の発色といい、トリプレット(確証はありませんが)特有の立体感といい、携帯性の良い大きさといい、デザインのカワイさといい、なかなかにオシャレで実力派の楽しいカメラでした。


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Ricoh GR21 GR-Lens 21mm F3.5
 たぶん、後にも先にもこんなコンパクトカメラは作られることがないでしょう。よくぞこんな特殊なカメラを作ってくれた!と、リコーに拍手喝采です。それぐらい、このGR21というカメラは特殊なコンパクトカメラなのです。
 何が特殊なのか?それは、みなさんご存じの通り、搭載されているレンズが超広角の21mmという画角のレンズなのです。昔、大ツァイスグループから、往年の銘レンズであるホロゴンを搭載した「ホロゴン・ウルトラワイド」というカメラが発売されました。ホロゴンとはあの泣く子もだまる完璧な超広角レンズ。その15mmF8というレンズが搭載されたカメラでした。
 しかし、現代のスペックを搭載し、巻き上げ巻き戻し、ピント、露出などなど、およそオートに出来る部分を全てオートにしてコンパクトカメラとして発売されたカメラの中では、このGR21は本当に特殊なカメラだと思います。

 実は、このレンズ、このカメラに搭載される前に、ライカLマウントレンズとして限定本数発売されました。いわばテスト販売だと思うのですが、そのLマウント版のレンズを以前持っていました。とても素晴らしいレンズで、周辺光量落ち以外はまったく破綻のない素晴らしいレンズだったのですが、当時私は写らないレンズに嗜好がシフトしてるまっただ中でしたので、「とてもよく写る」このレンズを嫁に出してしまいました(まぁ、ちょうどスーパーアンギュロン21mmF4をフード、ファインダー、専用ケース付きで手に入れたってこともあったのですが)。

 で、去年リコーが突然の銀塩撤退を発表し、このGRシリーズも残り僅かになった時点で、「これはもう買うしかない」と思い再び購入したという次第なのです。Lマウントレンズとは同じレンズなのですが、カメラになるととたんに印象が変わります。このレンズは、コンパクトカメラに搭載された方がその威力を発揮してると感じました。とても気軽にスナップ出来るのです。カメラは信頼のおけるオートですし、小振りなGRシリーズなら持ち運びも問題なし。最強のスナップシューターかもしれません。ただし、その超広角を使いこなせるまでは写真の上がりにガッカリする日々が続きますが(笑)。

 写りについては……、もう改めて言う必要もないでしょう。とてもシャープで発色もヴィビッドですし、周辺は光量落ちが結構ありますが、こういうモノだと思えばさほど気になりません。文句の付けようがない素晴らしいレンズです。……が、やっぱり良く写りすぎますね(笑)。まぁ、写って当然なんですけど(爆)。このレンズはライカで使うよりも、やっぱりGR21として使う方が納得できるレンズだと思います。間違いなくオススメのレンズ(カメラ)ですね。
 今でも少数新品が残ってる場合がありますので(ほぼ100%逆輸入品ですが問題ありません)、入手したい方は早めが良いですよ〜。


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Voigtlander Bessa II
Color-Heliar 105mmF3.5
 ひさびさに中判カメラの登場です。ブローニーサイズの中でもっとも大きい6×9をカバーするフォクトレンダーの名機、ベッサIIです。以前蛇腹カメラにハマりそうになったときに購入したものなのです。フォクトレンダーのカメラは初めて購入したのですが、その機構のややこしさにビックリしました。巷のカメラ本にも書かれているのですが、これでもかというぐらいの斬新なギミックで、撮影者を戸惑わせてしまいます(笑)。しかし、このベッサIIに関していえば、たぶん蛇腹カメラのトップクラスといっても過言ではないと思います。レンズを格納したときの左右対称なデザインといい、フォーカスリング連動のなめらかさといい、さらには距離連動までしているという素晴らしいカメラです。さすがはフォクトレンダーといったところでしょうか。

 今まで中判といえばローライフレックスを持ち歩いていましたので、今回旅行にお供させたときの一番の感想は、そのコンパクトさでした。蓋を閉めたときは本当にコンパクトなんですよ〜。旅行向きかもしれませんね。
ただ、使いにくい点もいくつかあります。フィルム巻き上げが自動ストップではないので、裏蓋の赤窓を開いていちいちコマを確認しながら巻き上げないといけないのです。昔の二眼レフ(ボックスカメラ)もそういう巻き上げ機構なのですが、せっかくフォーカスダイアルで距離連動するなんていう離れ業を成し遂げているのですから、それぐらいは付けて欲しかったですね。さらに、撮ってみて分かったのですが以外と手ぶれしやすいのです。シャッターレバーはレンズフタ下部からレンズを出すと同時に「ニョキ」っと出てくる仕掛けになってるのですが、そのレバー操作が左右方向への動作になりますので、ホールディングしにくい大型カメラとしては、かなりしっかり意識していないと手ぶれ写真ばかりになってしまいます。かくいう私も1/3ぐらいが手ぶれになっておりました(涙)。
ただ、そんな欠点があっても、やはり良くできたカメラだとは思います。
 
 レンズは銘玉カラーヘリアー。もう一つ上位機種にアポランサーというとんでもない銘玉が付いたベッサIIもあるのですが、市場ではEOS-1Dが買えるぐらいの値札を付けております(爆)。カラーヘリアーなのですが、撮ってみたカンジではとても素直な感じの写りをします。巷で言われているほど感動は無かったのですが(ローライよりもコントラストは低いかも)、線の細さ、中間色の階調の深さなどには唸らせられるものがありますね。6×9サイズのフィルムですので、ちょうど標準レンズで撮った感じに写るのですが、その色情報の多さはさすが中判といったところでしょうか。このレンズも遠景よりも近景の方が面白いかもしれませんね。
 
 このカメラでもっとも注意すべき点は、手ぶれとシビアなピント合わせでしょう。距離連動ですし二重像もしっかりと見えますが、レンズは105mmです。基調線も短めですので、ピント合わせはじっくりと腰を落ち着かせて撮った方が良いですね。作例もピンを外してるコマが多数ありますので(爆)。
 なお、今までの作例の大きさではちょっと分かりづらいかと思いましたので、新たに大きなサイズでもアップしております。各作例をクリックしてもらえれば見れるようになってますが、いかんせん重たいです(爆)。


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Petri Color 35 C.C Petri 40mm F2.8
 このカメラ、以前から知っていたのですが、それほど興味が沸かなかったので購入を踏みとどまっていたカメラのひとつです。今年の7月から約三ヶ月ほど出張でアメリカに行くことになり、その際に持っていくカメラということで、このコンパクトを買ったのでした。

 実はそのとき、最初はローライ35を買おうと思っておりました。あのコンパクトさ、レンズの良さ、ブラックボディの格好良さ(笑)などなど、毎日首からぶら下げるにはピッタリのカメラだと思ったからです。しかしローライ35は人気があり高価でしたので、ターゲットをローライ35Bという安めのローライにして物色したのですが……、実際に手にとって見てみると、ボディがプラスティック製でとてもチャチっぽく感じたので一気にブツヨクがうせてしまいました。ちょうどその横に並んでいたのがこのカラー35だったのです。実際に操作したカンジは、ローライ35のそれよりも全てにおいて使いやすく、大きさもローライ35とほとんど同じと条件を満たしてましたので、一気に惚れ込んでしまいそのまま購入へ(笑)。
 日本にもこんな素晴らしいカメラを作ったメーカーがあったのかと驚愕したのですが、実際に撮ったあがりをみてさらに驚きました。そのシャープネス、階調の豊かさ、なんと言っても全体に写りが優しいのです。どう表現したらよいのか分かりませんが、とにかくその柔らかく線の細い写りにビックリしました。こんな小さなカメラなのに作りは手抜きナシといったとこでしょうか。

 不満点は3つ。シャッターが1/15までしかないということ、フィルム装填時は電池交換が出来ないということ、最後に距離目測だということぐらいです。シャッターに関しては割り切るしかありませんし、電池に関しては露出計のみの電力ですので撮ることは出来ます。最後の距離目測というのは……、この大きさでこの機能で、距離まで連動はもう無理でしょうね。そこまで言ったら、たぶん栗林製作所の人も怒るでしょう(笑)。それぐらい完成されたカメラだと思います。
 
 写真なのですが、今回は気まぐれでいつも使ってるRDPIII(プロビア100)に加えて、ひっさしぶりに(実に大学時代以来です(笑))PKR(コダクローム64プロ)を使ってみました。発色などの試しにはなりませんが、その濃厚なヨーロッパ調の発色に、十何年ぶりに感激しました(笑)。ヘタクソですけどね(爆)。


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Petri Half A.C.Petri Orikkor 28mm F2.8
 第二回クイズの答えのカメラ、ペトリハーフです。今は無き栗林製作所という会社が1960年(昭和35年)に発売しました。

 ハーフカメラは、オリンパスペンの爆発的ヒットによって、一気に広がっていきました。当然、各社それに追いつけ追い越せとこぞってハーフサイズカメラを作ったのですが、ペトリが出したハーフカメラは、他のカメラとはちょっと違ってました。機能的には似たり寄ったりなのですが、なんといってもそのルックス!
 一番目に付くのは、緑色のファインダーとレンズと同軸上にニョッキリとはえている巻き上げトリガーレバーでしょう。なぜ緑色になっているのかは分かりません。見やすいのか?と思ったのですが、ハッキリいって見づらいです(笑)。巻き上げトリガーレバーは速写性があり、スタイルもシャープに見えて格好良いのですが、なぜこんなに尖らせる必要があるのか?と思うぐらい、ペーパーナイフみたいに尖ってます。夜道で襲われたときには、絶対に凶器になりますね、これ(爆)。さらには、軍艦部の横のライン。向かって左下がりに微妙な曲線を描いていて、さらにはライカみたいなエプロン(レンズ方向下向きに伸びるかざり)まであるという、もうデザインてんこ盛りのカメラなのでした。
 あと特筆すべきは搭載されているレンズ名。だって「オリコール」ですよ!お利口さんなんです。

 肝心の写りなのですが……、実は購入したモノの程度が悪く、レンズはカビとクモリと拭きキズのオンパレード(笑)。試写を見てもらえば分かります。まぁ、外観がカッチョエエので許しております。


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Luxoflex
Som Berthiot Anastigmat 75mm F4.5 (Paris)

 先日、ヤフオクで手に入れたフランス製二眼レフ「ルクソフレックス」です。近頃ローライフレックスを持ち歩くのが億劫になってきたので、軽く良く写る二眼レフを探しているときに見つけました。

 ハッキリ言って聞いたことも無いメーカーだったのですが、おふらんす製という未知の領域に踏み込んでみたかったので、思い切って買ってみました。当然買う前に色々とネットで調べてみたのですが、このルクソフレックスに関しては、世界中のウェブを検索してもほっとんど資料らしいモノは見あたりませんでした。分かったのは作ったのはフランスに本拠地を置く「Photo-Plait社」と言うことと、付いているレンズを作っているサン・ベルチオという会社は、有名なアンジェニューと肩を並べるフランスの光学メーカーだったという事だけでした。いったいいつ頃作られたのか、幾らで売られていたのか、そういうことはまったくの不明のままなのです。

 シャッター速度はB,1/1〜1/300、絞りはF4.5〜16、ビューレンズはF3(笑)。最短撮影距離が1.5mしか寄れないのがちょっとキツイですが、それ以外は実用十分です。ピントは上下どちらのレンズを回しても歯車でちゃんと連動してます。巻き上げはボディ左にあるノブのみなので、1日使ってると人差し指のはらが痛くなってしまいました(笑)。

 肝心の写りはというと……、これがビックリするぐらいシャープ&繊細な描写で、初めてフィルムを見たときは、間違えてローライのフィルムを現像したか?と思ったほどでした。ブルーの単層コーティングにも関わらず、開放から破綻のないその描写は、まったくもって侮れないカメラだったのでした。これなら少々の光線漏れ(4〜5コマに1コマの割合)があっても許しちゃいます(笑)。

 追記:どうやら製造年は1952年みたいです。ちょうど50歳ですね。そりゃ光線も漏れますね(笑)。


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Rolleiflex 2.8F Planer 80mm F2.8
 私の秘蔵っ子、ローライフレックスの2.8Fです。秘蔵っ子と言っても、世の中の中古カメラ屋さんでは1台は置いてますので、それほどレアなものでは無いのですが、個人的思い入れとしては最高の1台です。

 それまで、35mmしか使ったことの無かった私に、突如中判ウィルスが入ってきたのは1年前ぐらいです。その頃は毎日のようにオークションでライカを物色してた時期だったのですが、ひょんなことからローライフレックス・オートマットを買うことになり、初めての中判体験をするのです。

 現像から上がってきたそのフィルムを見て、思わず腰が抜けました(笑)。その綺麗さは、35mmでは到底無理なクオリティーだったのです。それからは完全に参ってしまい、オートマットばかり使っておりました。街で撮っていても妙に目立ちますし、女の子受けも良い(笑)。で、とうとう我慢ならず2.8Fの購入に踏み切ったのでした。オートマットと比べると、被写界深度が紙1枚ぐらいの薄さで、ややピントあわせに手こずってますが、写りは文句なし!M2と並んで、気合い撮影には必ずお供させます。

 いまさら、この有名なプラナー80mmの写りをとやかくいうような無粋なことはしませんが、本当にシャープで、ピントの合っているところとそうでないところの境目がとてもなだらか。被写体の浮き上がり方といったら、それこそ3D映像を見ているような錯覚に陥ってしまいます。ポートレートなどでは、とてつもなく強力な武器となること間違いなしです。




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