[ 犬の繁殖の考え方について ]
家の犬が可愛いので是非お婿さん, お嫁さんを迎えて子供を作らせてやりたいと考える方も多いと思います。
しかし 犬の世界では 素人の安易な繁殖を戒める声 が強く, インターネットでも 多数載っています。 繁殖については色々な意見があり,
当犬舎も勉強中の身ですが, 犬の繁殖を考えておられる方にも参考になるかと思い,少しまとめてみます。
勿論その人の立場により, 色々な考え方がありますので, あくまで私どもの考えです。
(1) 素人でも 繁殖出来るか? して良いか?
(2) それでも 一回だけ 出産させてやりたい!
(3) 遺伝について
(4) 簡単な例
難しい話に入る前に 簡単な例題を考えてみましょう。
まず手始めに 自分の犬, 両親, 兄弟, 祖父母 出来るだけ広い範囲で写真や情報を集めてみてください。
最初は 毛色が一番分かりやすいでしょうから 毛色について 情報をまとめてみて下さい。
次に その結果から 自分の犬が持っている毛色についての遺伝子情報を推定します。
それがある程度分かると どういう相手と掛け合わせるとどういう毛色の子が産まれるかの確率がある程度 推測できるようになります。
例えば 自分の犬が トライだとします。 トライと言っても遺伝子的には 様々なタイプがあり, トライとトライを掛け合わせても トライができるとは限りません。
両親を調べると 牡が 白茶 で 牝が 白黒だと分かりました。 つまり 自分のトライの子は トライの両親からできた訳ではないし,どちらかが トライだった訳でも有りません。 勿論 白茶と白黒の色がミックスしてトライになった訳でも有りません。
この時点では 両親の白茶 白黒がどういうタイプかは分かりません。
次に この両親から産まれた他の兄弟や 別の時に同じ組み合わせで産まれた兄弟を調べた結果, 白茶とトライがほぼ 半々で できている事が分かりました。 この事から 牡の親は トライの因子をもった白茶である事が推定できます。
その親から産まれた白茶の子供は 白黒の因子をもった白茶であり,トライの子も白黒の因子を持ったトライの子 と推定されます。
従って 自分のトライの子を 他のトライの子と掛け合わせると, 相手が純粋なトライの子であれば 総てトライの子が産まれ,白黒の因子を持ったトライの子であれば 25%の確率で白黒が産まれ,残りの75%はトライの子だと 推測出来ます。
この例は 非常に簡単化した例ですが,どんな毛色の組み合わせでどうなるかを遺伝的に知る事は 興味ある事だと思います。
(1) 素人でも繁殖出来るか? して良いか?
(2) それでも 一回だけ 出産させてやりたい!
(3) 遺伝について
(4) 簡単な例
(5) 遺伝の話を理解する為の基本用語
(6) 犬の遺伝の基本知識
(7) パピヨンの遺伝情報