| 胡同 ラジオで胡同について話して、今ごろになって、「胡同」について説明をしていないことに気がついた。お恥ずかしい次第。 さて、北京の話には必ずといっていいほど出てくる胡同という言葉。町の再開発のニュースでもおなじみになっているかもしれないが、「フートン」と読む。もともとはモンゴル語のxuttukという言葉が起源という話も聞いたことがあるが、今では純粋に北京の横丁を指す言葉となっている。
胡同の名前には土地の特徴でついた名前(二里河、金魚池など)、姓などがついているな名前(毛家湾、王大人など)、有名な建物からついた名前(北新橋、太平倉など)、市場などに由来する名前(燈市口、針匠など)、道の形からついた名前などなどがあって、地名を見ているだけでもなかなか楽しい。この胡同の名前に付いては「北京地名志」という多田貞一氏の書いたものが、現在北京の地名志の原点となっているような気がする。 そんな胡同は、とても狭く、車がようやく一台通れるほど。自転車もベルをけたたましく鳴らしながら歩行者をよけて走っていく。小さないすとテーブルを出してきて将棋をさしているおじいさんたち、野菜の始末をしながらおしゃべりにふけるおばあさんたち。ボール遊びをする男の子、胡同いっぱいになって歩きながらおしゃべりに興じる女の子たち...などなどの日常生活が繰り広げられている。夕餉時になると、練炭のにおい、夕飯の準備をする匂いが立ち込め家路を急ぐ人たちの姿がある。
これから胡同はどうなっていくのだろうか。それを注意深く見守っていきたい。 2002/05/16 |
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