年画

今朝の新聞に「中国民間文化遺産搶救行程(中国民間文化遺産緊急救出プロジェクト?)」なるものが発動されたと出ていました。急速な社会の発展で失われつつある庶民に伝わる文化を緊急に保護することが目的のようです。そして年画について少しだけ言及してあったので、その年画について紹介したいと思います。

年画は、年越しのときに壁に貼られるおめでたい絵のことです。各種のおめでたいデザインがあり、また地方ごとに特色があります。

そのいくつかを紹介しましょう。

・蘇州桃花塢年画 ・天津楊柳青年画
五子登科
宋の木彫りの印刷芸術に始まる。刺繍の絵の影響を受けており、明の時代には独自の流派が出来た 中国北方で見られる年画。明崇禎年間に始まり清の雍正・乾隆から光緒初期に流行した。
 
・山東い坊楊家埠年画 ・四川綿竹年画
天官賜福 瓜てつ綿綿

初期に楊柳青年画の影響を受けた。清の光緒年間に最盛期を迎える。黄河下流域で流行。

清乾隆・嘉慶年間のもの。版画の芸術の粋を極め、芸術的にも高い水準にある。

 
・河南朱仙鎮年画 ・広東仏山年画

佳人愛菊

加冠進禄

北宋の時代から現代まで1000年の歴史を誇る木版画の年画。

門に飾る絵が中心。線は太く、絵は簡潔で、色彩は数色で鮮やかに彩られる。

 
・河北武強年画 ・陜西鳳翔年画

華北一体に流行した。明・永楽年間に始まったとされ清の康煕から嘉靖年間に最盛期を迎える。物語の場面を描いたもの、風俗を描いたものがおおい。

明中期、陜西省関中で始まった。赤・緑・黄の3色を主に使った、簡潔な作風が特徴

山西臨汾平度年画はすでに伝承が途絶えてしまい、現在愛好家の親子が制作しているのみだといいます。保護しないと、いつかは他の年画も消えてしまうかもしれませんね。

北京人である李華さんは、お正月の準備に必ずお母さんに頼まれて年画を買ってきたといいます。彼女の思い出によると、それは天津楊柳青年画の「蓮年有余」という蓮の花をバックに魚を抱いた子供の絵で、それ一枚を買ったあとは自分の好きな絵を買ってもよいといわれていたそうです。そして二十三日の大掃除のあとに、お部屋の中にそれらは貼られます。

彼女に確かめたところ、日本のお正月飾りを焼く習慣などはなく、汚れたときにはずすぐらいだとのことです。たいてい年末までは残っていないけれど……とのことです。

2003/02/19

大掃除についてはこちらをご覧下さい→大掃除
こちらにも年画が紹介してあります。

漢字解説

い坊: 

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