| 北京の五つの魔除け 中国では町を作るときにも、家を建てるときにも、風水を見ます。風水は日本でも流行しましたから、ご存知の方も多いかと思います。(ぽんずよりもお詳しい方も多いでしょう)この風水簡単に言うと方位学。その風水にしたがって、もちろんかつての北京城は造られました。 風水に影響しているのは道教の考え方です。陰陽五行がすべての基本になっています。陰陽五行というのは世界は陰と陽という相反する力と相関する力で造られていて、世界中のすべての事物は金、木、水、火、土の五つに分類できるという考え方です。これらには相生と相尅という関係があります。相生は木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず。 そして相尅は木は土に勝ち、土は水に勝ち、水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝つ。という関係になります。 そう言った思想をで造られている北京には、調べてみると五つの魔除けの場所があったといいます。それはこのように言われています。 東: 神木廠の楠 宮城で使われる木材工場・神木廠にあった楠 (天壇の北のあたり) 南: 燕とん 永定門にある燕とんは烽火台の意味がある。 西: 大鐘 現在の大鐘寺にある、鐘の王様とも言われる大鐘 北: 昆明湖 頤和園の中の池 中: 景山 紫禁城の裏山 と五行と五行を合わせたかたちでなっているようです。これらのお陰で北京は長い間都でありつづけたのかどうかはわかりませんが、昔の人達はこのような魔除けで、都の安泰を祈願したようです。
2003/2/21 |
||
参考 いろいろな事物の五行による分類
| 五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
| 五方 | 東 | 南 | 中 | 西 | 北 |
| 五時 | 春 | 夏 | 土用 | 秋 | 冬 |
| 五色 | 青 | 赤 | 黄 | 白 | 黒 |
| 五味 | 酸 | 苦 | 甘 | 辛 | 鹹 |
| 五常 | 仁 | 礼 | 信 | 義 | 智 |
| 五数 | 八 | 七 | 五 | 九 | 六 |
| 五情 | 喜 | 楽 | 慾 | 怒 | 哀 |
| 五星 | 木星 | 火星 | 土星 | 金星 | 水星 |
| 五臓 | 肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 |
| などなど | |||||
|
|