伝統的な夏のおやつと飲み物

★雪花酪(シュェホァルォ)

 文字で見ると、今風に言えばアイスクリームでしょうか。でも作り方を見てもミルクとは書いてありません。材料は、水、砂糖、香料。それを原始的なアイスクリームメーカーで作ります。そのメーカーがチーズ製造の機械に似ていたからそう言われるようになったのでしょうか。これは要チェック。

 想像するに、シャーベットのようなものであったのでは……と。

2000/7/28

☆夏の飲み物「酸梅湯」と「緑豆湯」

 地面が焼けるほど暑い日の新聞に「警官に緑豆湯(リュィドゥタン)が差し入れられた」と書いてあることがあります。それを読んで不思議に感じたことがありました。

 中国の暑気払の飲み物は「酸梅湯(スァンメイタン)」と「緑豆湯」と教えてくれたのは北京の下町に生まれ育った李華さん。「暑いときには緑豆湯よ」とは彼女の言葉。

 「酸梅湯」は中国の伝統的な清涼飲料で暑気払の飲み物。現在飲まれているものは、清朝の御膳房で皇帝のために作られていたもののレシピが原型。原料は、烏梅(ウーメイ)(梅の燻製)、桂花(木犀)、氷砂糖、蜜で、ほのかに甘く、ほのかに酸っぱく、そして木犀のほのかな香りがなんとも言えない飲み物。冰鎮にして、つまり冷やして飲みます。この冰鎮酸梅湯……私も大好きです。

 特に有名なのは琉璃廠の「信遠斎(しんえんさい シンユェンジャィ)」のもの。現在はビン入りのものが売られています。(私はこのビン入りの味が気に入らない(ーー;))

参考までにこの老舗の信遠斎の作り方は……:
   材料を煮て、磁器の甕に移す。
   氷の入った漆塗りの桶に甕を入れ次の日に売りに出す。
   売りに出される酸梅湯はとても冷たいものだったという。

 「緑豆湯」は緑豆を煮た、いってみればお汁粉のようなもの。冷やさずに飲んだり、冷やして飲んだり。暑いときに警備員さんたちがなべを囲んでいるので何かと思ったら「緑豆湯」でした。香りもお汁粉のようでした。「緑豆湯」がなぜ暑気払の飲み物なのかは不明。……そのうち調べておきます。

2000年7月7日

 


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