IJA Festival 2005 in Davenport !!



 
2005/07/19(火)
 本来ならば、昨日から始まっているIJAですが、仕事があったのでいけたのは2日目の夕方からでした。
 プロップコンペティション(道具別競技会)の時間には間に合わず、まさにチャンピオンシップ狙いの一発構成 、といった感じ。

さて。

 まず、IJAにいくことが今回はじめてなわけですが、はじめてな のはそれだけではないのです。

 実はわたくし、海外旅行自体がはじめて でございます。

 そもそも、飛行機に乗ることもはじめてでございます。

 出発前、同行者のヤマさん(仮名)から、「この旅行、絶対なんかある」と脅され ていました。


 できたてほやほやの中部国際空港通称セントレアより、デトロイト行きの飛行 機に搭乗。
 ノースウェスト航空の飛行機に入ると、そこは もう外国。隣のおばちゃんはアメリカ人だし、飛行機のアナウンスも英語。

英語……。

 大学時代までは、そこそこ自信があった英語だが、TOEICの結果に打ちのめされ(苦笑)、少々自信喪失気味で ある。
 英語の神は早速僕に試練を与えた。 隣のおばちゃんが話し掛けてきたのであ る。


Lesson 1
in the plane.(飛行機の中で)

The women : Where is your airport that you go?(注:本当にこういう質問だったかどうかは定かでな い)
訳:どこの空港に行くの?

Ryuhan : Ah,..... Excuse me, I'm not good at English. Please speak more slowly.
訳:すんません、英語苦手なんでもうちょっとゆっくり喋ってください。

The women : No, you are good at English! (早口で)
訳:いいじゃない、英語喋れるみたいだし。

(よくねーよっ!! もっとゆっくりしゃべってくれよっ:汗)

Ryuhan : well,..... I'll go Moline airport.
訳:モールイン……だったっけかな。

The women : Oh, really? I'll be there, too.
訳:あら、私もそこに行くのよ。


(えーーーっ!!)

Ryuhan : Then, you are a juggler?
訳:えっ、ってことはジャグラーなんですか?

The women : Hah?
訳:え?

Ryuhan : Oh, never mind. There is a festival of juggling at Davenport.
訳:ああ、すみません。(んなわけないか。) ジャグリングのフェスティバルがあるんですよ。

The women : My daughter is in Moline.
訳:娘がモールインに住んでるの。

Ryuhan : I see.
訳:なるほど。

The women : This is a your first time to the States, isn't you?
訳:アメリカははじめて?

Ryuhan : Yes.
訳:そうですねぇ。

The women : Then, after arriving, follow me.
訳:じゃ、空港に着いたら、ついてきたらいいわ。

(どうしよう……。)

 ここで断るのも感じ悪いが、アメリカの人をそう簡単に信じてもいいものなのかということも正直心配だったり 。その場はお礼だけ言っておくことにしておきました。

いよいよ楽しみにしていた機内食の時間である。


本日の夕食
チキンの照り焼きソースかけ
デザート
ごはん
パン
蕎麦

 ちょ、ちょ、ちょっと待てっ!! ごはんとパンと蕎麦!? 主食だらけじゃないかっ!!

 飛行機と言えば、綺麗なスッチーさんという 安直な発想の僕をあざ笑うかのように、 僕の所にきたFA(flight attendant 飛行添乗員)はがたいのいい男の人 だった(爆)


しかし。


 同行者ヤマさんのところにきたスッチーさんを見た僕の脳裏に、あるCM が思い浮かんだ。

 そのCMとは、飛行機の中で、スッチーさんが "Fish or chikin?" といいながら、 機内食を運んできて、日本人が"Chikin, please."というと、"Fish, only."と、 とても怖い顔で言われてしまう、というCMなのだが、

そのスッチーさんに、実にそっくりだったのである!!
もっとも、この人はとてもいい人だったのだが……。

 ちなみに、朝食はオムレツかやきそばか選べたのだが、僕らの所に来る時には、オムレツがもうなくなっていて 、Yakisoba onlyだったのがちょっと笑えた(笑)

 さて。エコノミークラスの座席と言うのは、噂に聞いていたとおり狭い。寝ようにも眠れないし、真ん中の席な ので、体を楽な姿勢に使用とするのも困難だ。おまけに足元には隣のおばちゃんのバッグが(笑)それでも、最初 から覚悟はできていたし、FAの皆さんが親切で、しょっちゅう水を持って回ってくれたりしてくれていたので、あ まり苦痛には感じなかったです。


 デトロイト空港に到着。いよいよアメリカである。


 いわゆる、入国審査というやつが行われる。ヤマさんが手荷物審査で引っかかる(笑)。なるほど、何かが起こっ たな、ヤマさんよ。
しかし、後日起こる、身の毛もよだつようなできごとを、この時の僕達は知らなかった… …。

 先ほど隣に座っていたおばちゃんにつかまって、荷物運びをさせられる。
基本的にはいい人なのだが、日本でいう所のオバタリアンのようだ(笑)

 デトロイトから、モールイン空港へ。


 飛行機ちいさっ!!



乗った飛行機。 国際線はこちら。比較用(笑)



 80人乗れるかどうかくらいの飛行機である。出発は14:30、到着は15:00。 一見するとフライト時間がとても短いように感じるが、実は時差があるので、1時間半ほどかかる、というのはち ょっと目からうろこだった。

 手荷物の中にシガーボックスが10個入っているため、この小さい飛行機 の荷物入れの中には、手荷物が入らない。しかたなく鞄を抱え込むようにして持っていると、スッチーさんに注意 されてしまった。


Lesson 2
in the plane.(飛行機の中で)

FA : Excuse me, sir. Put your luggage on the floor.
訳:お客様。荷物を床に置いてください。

Ryuhan : Ah, I'm sorry, but my luggage is too big.
訳:あー、すんません。でも、大きすぎて置けないんですよ。

FA : No, sir.
訳:駄目です。


(うっ。)

FA : Stand up, sir.
訳:ちょっと立って。


 そう言って、隣に座っていたヤマさんを立たせ、むりやり座席の下に荷物を詰め込むスッチーさん。まぁ、考えて みれば飛行機は安全第一だし、このくらいしてくれないと駄目なんだろうけれど。
 でも、このスッチーさんが、今回の旅で一番怖い人でした(笑)

 約1時間半のフライトでしたが、その間にも飲み物のサービスなどがあったところはちょっと感心しました。

日本発、17時間。まだジャグリングできず。
モールイン空港→River city center(IJA会場)


 IJAのレポートをするつもりが、完全に旅行記になってしまっています、すみません。

 空港に着いて、タクシーを拾う。


Lesson 3
at the airport.(空港で)

Ryuhan : How much does it cost from here to River city center?
訳:リバーシティーセンターまでどれくらいお金かかりますか?

Driver : About $30.
訳:30$くらいだな。

Ryuhan : I see.
訳:了解です


(意外と僕の英語、通じるじゃないか。)
と、ちょっと自信をつける僕。


Driver : Are you jugglers?
訳:お前ら、ジャグラーか?


Ryuhan : Yes.
訳:そうですよ。

Driver : Where do you come from?
訳:どこの出身だ?


Ryuhan : We are from Japan.
訳:日本です。

Driver : The day before yesterday, I took 5 Japanese to River city center.
訳:おとといだったっけかなぁ。5人くらい、リバーシティーセンターに日本人を連れて行ったよ 。


(5人……。桔梗兄弟+餅+カレー+平野君か……。)

 というか、平野君は成人しているけれど、他の連中はまだジュニアに出られる年齢なんだよなぁ。よっぽど我々 より頼もしいけれど(苦笑)

 ホテルに到着。



宿泊したホテル
*
IJAの告知が電光掲示板に!
ガラス越しに映したので人影が(笑)
ホテルの中。 滝も流れてました
ここを一人で使えるのかよ・・・・・・。



 部屋ひろっ!!!!

 ここを一人で使えるとは、なんて贅沢な……。


 身支度を整え、さぁっ、いよいよIJAの会場へっ!!!


 ちなみに、お気づきでない方がいるかもしれないが、↑までの出来事は、 暦の上では全て同じ日に起こったことである。(笑) ここまでで随分とおなかいっぱいなわけですが……。


 ホテルから体育館へは接続路があり、24時間いつでもホテルの外に出ずに体育館へ行くことができる。

 接続路で餅君に出会う。




Lesson 4
at the hotel.(ホテルで)

Mochi : あ、竜半さん、今着いたんですか。

Ryuhan : よー、もちくーん。よかった、出会えて。さあ、練習しに行こうか。

Mochi : まーじっすかぁ。今、僕、寝ようと思ってたんすよぉ。

Ryuhan : 何言ってるの。青春は二度とやってこないんだよ。さぁ、行こう行こう。

と、強引に餅君をひっぱりだしてIJA会場に向かう僕。
いやー、いるいる、アホ(いい意味で)どもが。

 そうだ、まずは、明日のチャンピオンシップのエントリーをしなくては……。

……あれ?

何でもうエントリーされてるのーっ!?

 エントリーが締め切られる前に着かなかったときのために、と、カレー君が代 わりにエントリーしておいてくれたようである。

 IJA会場で、7441と心も体も一体化したカレー 君と、桔梗ブラザーズ、京都の 小林君達と出会う。(餅君睡眠のためホテルに戻る。)
 なんでも、今年のジュニアは桔梗崇カレーと、揃って決勝に進出したとか。

ぬぬう、シニアにプレッシャーがかかるじゃないか。


 その日は、若干投げるが、さすがに20時間以上ぶっ通しで起き続けている のは辛い。

それでも食欲はある(笑)

 カレー君桔梗ブラザーズ小林君とともに、食事に出かけることに。

18:00に閉店するサブウェイに憤慨を感じつつその日はピザ屋へ。


みよっ、これがアメリカンサイズだっ!!

ちなみに、このサイズのピザを注文すると、小さなサイズのピザが一つおまけでついてく る。
……どんなシステム?

食べ盛りの男が6人揃ってもこのピザを2枚 +小さなサイズ2枚を食べきることはできなかった……。(一枚 で充分だった。)
残ったピザは、翌日矢部君達のおなかの中に消えたそーだ(笑)

 現地時間は20:00くらいだったが、緯度が高いこともあって、まだ外は明るい。しかし、この日は力尽きたので 眠ることに……。



参考、帰りの空港で買ったビッグマックセット。
これはそんなに大きく感じなかったが・・・・・・。





 モールイン空港はとても小さな空港なので、英語の案内しかなかったのですが、 デトロイト空港は日本語の案内が随所にありました。ジャグリングだけを目的にIJAに行くとしたら、案外言語の 壁は少ないかも、と思いました。




2005/07/20(水)
 この日はいよいよ僕的メインイベントであるチャンピオンシップの予選が行われる!!


 昨日、早くに寝たこともあり、起床はAM5:00。ホテルで朝食を食べ、早速会場に向かうと、すでに小林君が練習を始めていました。

……と書くと、何人も練習していて、小林君が練習していたと思う方もいるかも しれないが、 実は、小林君以外は一人女の人が練習しているだけで、他は誰もいなかったのだ っ!!!

IJAの朝は遅いようだ……。



IJA会場。

受付前。

誰もいない会場・・・・・・。

一人練習をする・・・・・・。





 チャンピオンシップルーティーンを通してみる。めちゃくちゃ好調。  ほとんど落とさない。過去最高のできだったかも?


 やがて、8時くらいになると、ぽつぽつ人が現れ始めた。

 シガーボックス使いの僕は、あまり練習しすぎると、本番で疲労をしかねないため、この日は9時くらいで練習 を切り上げ、その後部屋でまったりとファイヤーエムブレムをプレイ(苦笑)

 13時練習再開。

 ところで、この練習場、異様にピルエットがやりにくい!!  半面が絨毯びき、半面がコンクリートといった具合なのだが、絨毯には足を取られるし、コンクリートは異様に滑 りにくい。

 しかし、その中に、5ボール5アップトリプルピルエットなどをやって いるつわもの発見。聞けば、るりけっと氏のお友達だとか。名前はグリーシアさん。今回のIJAのプロップコンペティションで、旋風を巻き起こしたらしい です。この人は、9ボールも30キャッチくらいやってました。

 ささ、トスジャグリングは放っておいて。穴狙いの僕はシガーの練習をしましょうか。( ちなみに彼はチャンピオンシップには出ませんでしたが)

 シガーを練習していると、ギャラリーが何人か集まってくる。んー。やはり僕のシガーは世界で もそこそこ通じるんじゃないか。

 ちなみに、予選出場者は日本の誇るスーパーディアボロ使い矢部亮君、美しい リングルーチンを披露する小林ともひろ君、高速3ボールとコンタクトジャグリ ングの平野まさき君という面子。
 その他、エントリーをしている人を見ると、僕が知っているのはパトリック・マグワイ ア氏のみ。小林君いわく、他の人も知っているようで、ポールポンセ氏の 妹のセシルポンセさん、トーマスディーツ氏の相方のオレソト氏などが出場されていたようだ。

 予選会場であるキャピタルシアターに到着すると、緊張感むんむんの雰 囲気。やばい、呑まれるな、僕。

 予選開始。僕の前に演技をやった人が割とぼろぼろ落としているのを見て、自信をつける(笑)

 そしていよいよ僕の番。

……


 ぬ、ぬう……どうだろう、これは……。

 演技の最中はミスが気になってしまったが、後から考えると、そんなに悲観的になるほどでもなかったような気 がする。……ただ、完全にミスが一箇所に集まってしまったのが気がかりだ。だが、少なくとも「やっちゃった! !」という感じではなかったので、淡い期待は抱いておくことに。

 さて、まあ、チャンピオンシップのことは忘れまして(笑) その日の夜は、チャンピ オンシップ・ジュニア部門
 なんといっても、今年のジュニアは桔梗崇君カレー 君信玄餅君と、「1・2・3フィニッ シュ」が狙える面子。
なんて言ったって、日本ではジュニア・シニア関係なく、ベテラン勢に混じって切磋琢磨している連中ですから、 そこんじょそこらのジュニアには負けないという確信があったわけです。

 さあ、一番手。いきなりでました、タカシ・キキョー。
 2003年度JJFチャンピオンの彼は、 ジャグリングの王道、ボールとクラブのトスジャグリング。ちょっと緊張していたかな。 しかし、出始めは上々。最後は5クラブ3アップピルエットを決めるなど 、 例年のジュニアのレベルをはるかに凌駕する出来栄え。
 いきなり会場の1/4を立たせるなど、確かな手ごたえがそこにあ ったと思います。

 二番手……の前に、MCの喋りが入る。皆さん爆笑していますが、はい、はっきり言って何が面白いのかまったく わかりません。(苦笑)もう少しリスニング鍛えにゃいかんな。
 さて、その前にちょっと気になることがあるですが、彼の苗字は"Matsumoto"。もしかすると、日本人とのハー フなのかもしれない。

 そして、幕が開くと……

ダ、ダンスダンスレボリューション!!!!


 そう、ご存知の方もいるかもしれない。ネット上で流れている面白動画の中の一つ、ジャグリングをしながらダンスダンスレボリューションをするという少年!! 彼こそが この"Matsumoto"君だったのだ!!!

 まさか、生で見ることができるとは……。
 んー、けれど、惜しい。もし、ダンスダンスレボリューションをしながら、 ジャグリングで何らかのトリックを挟むことができれば、きっともっと面白いんだろうけれど?……足の下とか……
 彼、肝心のジャグリングの腕の方もなかなかのようなので、今後も注目です。


 さあ、やってきました、我らが信玄餅君。なんと言っても、日本三大マニアックジャグラーの一人。 (注:日本三大マニアックジャ グラーとは、竜半が勝手に決めているもので、セバさん、餅君、吉野さんのこと)
 やがて、コメーイ・アオキがコールされると、一段と大きい喝采が。すでに彼 のことを知っている人も多いみたいですな。使用する道具は……リング。

 リングと聞いて、2003年JJFチャンピオンシップの彼の演技を思い出してしまっ たわけですが、今回の彼の演技は そんなもんじゃなかった!!  4リング→一枚耳にかける→耳から逆の耳へ首を振るだけで移動させる→4リ ングに戻すくらいはあたりまえで、 耳から鼻にリングを移動させるわ、 頭の後ろを通して耳から逆の耳に移動させるわ、会場は 彼が演技をしている最中爆笑が止まない。

 勿論、彼が終わると同時に会場のほとんどが立ち上がり、大きな拍手を 彼に送る。

これは来たんじゃないか……?


 その後、ジュニアの演技は程なく進む。時に会場を沸かせる演技はあっても、観客が立ち上がるような 演技はありませんでした。

完全に日本びいき視線ですが(笑)


 さて、ジュニアのとりを飾るのは7441と心も体も一体化したカレー君。司会者が、"Please welcome, Kazuhiro Shindo!!" と言うと、既にIJAの中でも彼は人気が出ており、一斉に声援が沸き起こった。

 彼はとにかく、落とさない!!
 すさまじいシャワー系とサイトスワップを中心としたルーチンの構成。さすが は日本の誇るサイトスワッパーである。
 彼が終盤で7ボールを決めると、会場はもはや興奮の坩堝。やはりほと んど全員が立ち上がって大きな拍手をカレー君に送るのであった。

 それにしても!!
 なんだろう、彼らの舞台の上での落ちつきっぷりは!?
 緊張というものを知らないのだろうか?

 カレー君がその日の夕方前、一緒にサブウェイで食べていた時、

「俺、わかった。IJAの舞台では緊張しない

と言い放った時は、あんまり本気で聞いていなかったのだが、まさにそれを舞台の上で証明してくれたようで。



いや、つーか、君ら日本でも緊張してないだろう!!


あがり症の僕は、少しは見習わなくてはいけない……

 さて、舞台上ではMCの3人+ヴォヴァ・ガルチェンコのコント(?)が行われ ていた。何かパッシングをネタにしたものだったが、一発でナチュラルスピード の英語が聞き取れるはずも無く、何が面白いのかまったくわからないまま終わってしまった(苦笑)




 そして、いよいよ順位発表!!



 実力的には間違いなく1・2・3フィニッシュだと思っていましたが、
まさか、本当にやってくれようとは!!!


 3位にタカシ・キキョーが呼ばれた時点で、50%確信。2位にコメーイ・アオキが呼ばれた時点で、100%確信。勿論1位はカ ズヒロ・シンドー。呼ばれた瞬間に会場総立。

もう一度書いてしまえ。

1位 進藤一宏(カレー君)
2位 青木康明(信玄餅)
3位 桔梗崇


日本人独占!!!!


考えてでもみてください、これ、オリンピックだったら、君が代をBGMに日の丸が3つ揚がっているところですよ 。

ええ、感動のあまり泣いてしまいましたとも!!!

涙腺弱いんですよ……






 帰りがけ、隣を歩いていたおばちゃんが、 "Tonight, It's Japanese show,isn't it?"(今夜は日本人のショーだったわねぇ……)とボソッと言ってました (笑)




感動覚めやらぬ中、 レネゲード・ショーが夜11時から始まる。


イベントがPM11時から始まっちゃう所あたりに日本との違いを痛感するわけで。

 この日の昼間に、「」の宣伝をすべく、店長に「レネゲードショーに出させてくれ!!」と言って おいたわけですが、僕の出番は、なんと一番手でした。

 「一番が出番」って多いよなあ、僕……



 さて。まだこの頃はチャンピオンシップの予選の結果も知らなかったので、とりあえず単発技を中心にやること に。

 「」のコマーシャルを所々に入れながら、 シガーボックスを続ける。
 フラリッシュテイクアウト(手の中回転をしながら中抜き)などは割と"Oh--!!"という声も聞こえてきたりして、そこそこ僕の技も 世界に通用はするんだなぁと調子に乗る。
 バーチカルスタート……失敗。その時、
"I can do that trick!!!"
その技なら私もできるわ!!
と、おばちゃんから野次が。
とっさに、

"Me too!"
僕もっす。

と切り返すと、会場大爆笑!!
いやいやっ、それよりもとっさにそんな切り返しが英語でできた自分に驚いてし まう。

さらに、調子に乗ってしまう僕。
Ryuhan : Next, I'll do the trick of toss juggling using boxes.
訳:次は、トスジャグリングの技を箱でやります。


お得意のやつである(苦笑)

Ryuhan : Cascade.... Shower.... 1up2up.... Box using boxes.



 こんなのでも笑いが取れる(笑)


Ryuhan : Next, little maniac, Rubenstein's Revenge.
訳:次は、ルーベンシュタインズリベンジ。ちょっとマニアックですが。


 決まると大きな拍手。よかった、通じて。3ボールの濃い目の技をわかってくれるのは日本だけじゃないかと心 配していたんだよな。あ、シャッフルやるの忘れてたな。

 調子に乗って、レインボー。次の日の決め技なんですが……  中抜きひっつけ、中抜きひっつけ中抜き、レインボー、オクターブ……と、回数をあげるごとに、
"oh-!"
"Oh--!!!"
"OH-----!!!!!"
"Wooooooh--!!!!!!!!"
とどんどん歓声が大きくなっていき、気持ちよくなってしまった僕は、短いレインボーループをやっちゃいました (^^;


すると、割れんばかりの歓声と一緒に、全員ががたーん!!と立ち上がり、拍手をしてくれました。

竜半生涯初めてのスタンディングオベーションであります。

ちょっと感激してしまいました。
 気持ちいいっすよ、やっぱり。観客が舞台の上に立つ人を気持ちよくさせてくれるんですよね。だから、多少無 茶もできてしまうわけで。

 やっぱり、ジャグリングはこういうリラックスした状態でできるのが一番いいよなぁ……。



 しかし、気持ちよくなると、次いで沈んでしまう出来事も起こってしまうのであった。

 チャンピオンシップ予選敗退……
 けっこう頑張ってきただけにショックではあったけれど、今考えてみたら、シロートくさい動きを していたんではないであろうか。振り返ってみて反省点が出るということは、やはりこれ以上 ルーチンとしては成長するということ。もっと精進して再チャレンジだ!!

 逆にいうと、明日チャンピオンシップに向けてやきもきしなくても良いわけで、気楽に最後の一日を過ごせばい いと言う事にもなるわけだ(笑)


 結局チャンピオンシップの予選を通過したのはシニア部門は矢部亮君だけでし た。

 会場に戻ると、カレー君たちが戻ってきていたので、祝福する。
 そのうち、インタビュー受けたり。なんか、通訳とかもしてました。





 その日はふて寝(笑)



2005/07/21(木)
 起きると、昼過ぎでした(笑)


 会場に向うと、何故か、大人気の僕。どうやら、 前日のレネゲードショーが かなり好評だったらしく、方々から

「お前のシガーボックスは凄かったぜ!!」
「あんなシガーボックスはみたこと無いぜ!!」


と声をかけられる。(勿論英語で。)

予選落ちしたことを忘れてハッピーな気分に←単純


 その中の一人が、 「やー、君のシガーボックスは凄かったよ。『IJA瓦版』に、君の記事を書いたんだ。これを見てごらん。」
と言って、なにやら黄色い紙を差し出す。





日本のジュニア(Japanese Juniors)が賞を独占。
IJAの"J"を自分達のことにしようとしている!!

昨夜のハイライト・・・・・・
Leon Huanが3・4箱の驚くべきトリックの数々を・・・・・・




この、Leon Huanって、僕ーっ!?
原版はこちらのPDFファイルをご覧くださいませ。


 だいたいの内容は、「・・・・・Leon Huan氏は、3・4箱の 驚くべきトリックの数々を見せてくれた。しかし、何故か彼は高温と100%の湿度の中で、 ジャケット(ジャージ)を着ていた・・・・・・。」というものである。


どうやら、シガーボックスの技より、 「あのくそ熱い中、なんでジャージ着てやってんの?」 ということの方が驚きだったようである(笑)

 いや、IJAの会場、冷房効きすぎなんですよ・・・・・・ジャージだけヤマさんに預けておけばよかったんだけど ・・・・・・。



 あと、一つ教訓。海外でも自分の名前を正しく読んでもらいたい時は、単純にローマ字 にせず、一工夫すること。
 「りゅうはん」と正しく発音してもらおうと思ったら、"ryuhan"でも間違いはない(リュハンと読まれてしまう )のだが、 "Lue Han"とすべき(日本語のラ行の発音には、RよりLを使った方が近くなる。)であった・・・・・・。
 ちなみに、この「IJA瓦版」(と勝手に僕が呼んでいるもの)は、毎日の予定や、前日のハイライト等が書か れているもので、受付で毎日配られています。



 この日は、チャンピオンシップのことは忘れて、ひたすらIJAをエンジョイすることに。





同行者ヤマさん

眠そう・・・・・・

楽しすぎて、こんな写真しか撮れませんでした。



 まずは、シガーボックス仲間を作らねば。

 実は、初日に既に声をかけてもらっていたのですが、マットホールさん
 マットホールさんは、最終日の「カスケード・オブ・スター」というショーに出演するため、 それの練習に熱心だったので、あまりお話ができなかったのが残念です。
 「」をSHUさん経由で渡していたこともあり、出会った時は 握手をしてくれました。

 「ディアボロジーって知っているやろ!?『』は、シガーボックスの『ディアボロジー』やで!! 」 と、レネゲードの店長に「」(英語で)をもっと全世界に向けてアピールするように言っ てくれた とってもいい人♪
 ちなみに、マットホールさんは、数年日本に留学していたことがあり、さらに現在も アメリカの日本人学校で教鞭をとる先生。 日本語ペラッペラです。 

 ところで学生諸君よ。英語は大事ですぞ!! IJAの会場にもちらほ ら日本語ができる人はいたけれど、 そういう人をあてにしてこないように(笑) コミニケーションができるに越したことはないので、プロジャグラーを目指す人ならば、英語はちゃんとやってお きましょう(笑)


 次に出会ったのはニコラス・フレアーさん。
 彼もなかなかのシガーボックスマニアで、それまでに見たことの無い技を たくさんやっていました。中でも、僕の4シガーの技をいたく気に入ってくれたようで、 たくさん技を交換しました。

 そして、一番感激したのが、ジェフリー・デイモンドさんのシガーボッ クス。最初会ったときは、実はジェフリーさんだと気がつかず、


Jeff : Hello. I saw your video.
訳:やあ、君のビデオ見たよ。

と言う言葉にうれしさで舞い上がってしまい、

Ryuhan : I want to see your routine.
訳:ルーチン見せてもらえませんか?

 といったときに、はじめて相手がジェフリーさんであることに気づく(笑)

 本当に彼のシガーボックスはすごい!! つか、 (日本でいうところの) マニアだ!!


 ちなみに、練習に熱心になればなるほど、カメラの存在を忘れがちで、 撮影できたのはニコラス・フレアーさんとの一枚だけ。





かなりマニアックな方でした。



 大きすぎるな、やっぱり、僕・・・・・・。


 ところで、前日レネゲードショーで宣伝しただけあって、当日レネゲードが持ち込んだ 「」は 完売!! 海外にも「」は 広がっていっているのです。

 他には、チャンピオンシップで同じく予選落ちをしてしまった パトリック・マグワイアさんに"Excuse me"と話し掛けると「はい、な んですか。」と、日本語で答えられてしまったり(笑)


 さて、この日のチャンピオンシップ。日本からは、矢部亮君と、すでに決勝進 出を決めていた 桔梗篤・崇によるチームジャグリングの桔梗ブラザーズ が出場することになっています。

 桔梗ブラザーズ肩車から飛び降りながらのパ スを成功させる。出だしから好調!!ほとんどミスが無い。IJ Aの雰囲気に慣れてきたか?
 6のスピーディーなパッシングをはじめ、7(8だったかも)のバックトゥバック、8のシングルスピンパスな どの高度な技もがしがし決まる。
 技のレベルもさることながら、なんといってもその安定感は素晴らしい。流れを切るような 大きなミスは一つも無く、観客から大きな拍手を貰う。
 桔梗ブラザーズというチームは、崇君 の技術の大きさも大きな武器だけれど、篤君の安定感があるからこそ 成り立っているチームなんだな、とも感じました。大技など、篤君の 「守備力」(パッシングの甲斐性のこと)がものを言う時がありましたからね。

 チームで他に面白かった所は、まずエントロピー。 6クラブパスのマニアックなことマニアックなこと。大喜びで見ていました。
7クラブ以降でミスが多くまとまってしまったために、ちょっと後味が悪くなってしまいましたが、 もし、彼らが日本でやってくれたら、多分うけるんだろうなぁ。
 IJAのパッシングでは、6本で終わることってあまり許される物ではないとも思うし・・・・・・。

 そして、ジャグリッシモというペアは、本当にうまい。 数が増えてもほとんどミスをしない。技もダイナミック。見ているだけで、 「あー、これは優勝したな。」と思ってしまうような演技でした。 ちなみに、この二人のうち、片方がシニア部門にソロに出場、 7クラブのフラッシュを成功させる という偉業を成し遂げたりして。・・・・・・7クラブを決めたにもかかわらず選外だったのが 意外でしたが・・・・・・

 この人以外にソロで印象に残ったのは、ポールポンセの妹であるセシルポンセ の演技。ユーロピアン系の滑らかなマニュピレーション(技自体も高度)が印象的でした。

 それから、頭でボールをバウンドさせながら5ボールやった人。・・・・・・あれ? あの人、予選で僕の前に やって、ぼろぼろ落としてた人じゃん・・・・・・。 通ったんだ・・・・・・。
 さすがに決勝ではミスが少なかったのですが、あんまり何やったかは覚えてないです。

 さて。ディアボロの名手、矢部亮君の演技。
 音楽はいつものやつかな。矢部君のルーティーンは、実は昨年(2004)の物は ビデオでも見たことが無いため、知識としては、ジュニアで優勝した、2002年のものなのですが、 その頃と比べて、3ディアボロのトリックがともかく多い。3ウィンドミルハイローをやってみたり、 3ディアボロハイトスの間に3アップピルエット をやってみたり。

 1ディアでも、最近流行りの縦回し系(エクスカリバーっていうのかな? よく知らないけれど・・・・・・。)を入 れるなど、随分とルーティーンを変えていました。2〜3回ミスがありましたが、普通の人ならば「ミスが少ない 」といわれるところ。いかに普段の矢部君が完成度の高いルーティーンをやっているかわかりますね。

で、結果。


個人1位 矢部亮
チーム2位 桔梗ブラザーズ



IJAで用意された9個(9組)のメダルのうち、5個を日本人が取ってしまう という活躍っぷり。
 自分こそこのステージに立てなかったが、だが逆に、この年に見に来られて良かった、とも言えるなあと。

 ちなみに、チームの1位はジャグリッシモ、3位はエントロピー。個人は、セシルポンセが3位。予選で僕の前 にやった人が2位をとりました。



 さて、この日のミッドナイトショーは、粋な計らいで、なんと『日本人スペシ ャル!!』
 同日行われた、Jazz & Juggling Festivalというコンテストでスタンディングオベーションを受けた姉弟のペア がミッドナイトショーでもスタンディングオベーションを受けると、その後は延々と日本人の番。

 出演者も、Shigeさん矢部君桔梗ブラザーズ小林君まさき様餅君と豪華な顔ぶれ。  トップバッターは矢部君。3ディアボロウィンドミルのちょっとした小ネタを 披露。Shigeさんは超ダイナミックなフットバッグの技を。小林君は美しい3ボールのルーティーンとコンタクトジャグリング。まさき様はポケットの中にあるものを全部舞台の上にだーっと投げ出した後(財布も含 む)、コンタクトジャグリングのルーチンを披露。

 さらに、マットホールさんが「あっちむいてほい」 をみんなの前で披露。それだけでも、観客は大爆笑。

観客の皆さんも、大いに楽しむ。お酒を飲んで酔っ払っている人もいるし・・・・・・。本来ならば、これが 本質的なエンターティメントのあるべき姿なんだよな。

 そして、次は餅君がオリンピックのロゴマークのように重なり合った リングを使った3ボールジャグリング。桔梗ブラザーズは、二人で あわせて3つのメダルを獲得したので、これを使ったフロッグスティール。 んー、ある意味真似できない(笑)
 僕はまあ、普通に5シガーとかやったんですが。最後はやっぱりレインボーループ。
再びスタンディングオベーション!!
 なんか、今まで一度も貰ったことが無いくせに、この二日間で2回ももらえるとは・・・・・・。

 また来たくなっちゃうじゃないですか。

 名残惜しいけれど、僕がIJAに滞在できるのはこの夜が最後。ジェイギリガンが ミッドナイトショーをやっているのを見終わり、静かにホテルの部屋に戻りました・・・・・・。




さようなら、IJA。





2005/07/22(金)



 この日、我々はミネアポリス経由でロサンゼルスへ移動。IJA会場→モールイン→ミネアポリス は特筆すべきこともなく、無事ミネアポリスに到着。ここらへんから、空港の看板に 日本語も見えてくる。「あー、この旅も無事に終わるなぁ・・・・・・。」と思っていた、 事件はそんな矢先に起こった!!!




 前日まであまり寝ていなかったこともあり、ミネアポリス→ロサンゼルスの飛行機の中で、 僕は爆睡。しかし、突如同行者のヤマさんに起こされる。

ヤマさん「なぁ、なんか、ミネアポリスに引き返す とか言うてるねんけど。」

竜半「はぁ?」



まだ、眠気眼の僕は、現状どうなってるのかあまり把握できていない。むしろ、眠いのに起こして つまらない冗談言いやがってとか思ってしまう。


ヤマさん「いやいや、さっき、変な変な爆発音 があったやろ。
まさか、君、あの音で起きなかったんちゃうやろな?」


竜半「・・・・・・。」

ヤマさんの表情から、大変なことが起こっているらしいという事を把握する僕。


 後でわかったことだが、飛行中、エンジンの一つが止まってしまったらしい。
 それゆえ、ミネアポリスに無事引き返して、到着・・・・・・。


 日本なら空港にマスコミが押しかけている所だと思うが、一切そういう光景はなかった。


 まあ、3時間遅れでロサンゼルスに到着。堂々とチップを要求してくるバスの おっちゃんにびびりながら、アナハイムにある第二のホテルへ到 着。3つ星ホテルだと聞いていたのだが、グレードはIJAの時に泊まったホテルよりはるか各下(だと思う)。
 つか、IJAで使っていたホテルがリッチすぎたのだ。



 で、アナハイム名物ディズニーランド ・・・・・・には目もくれずロサンゼルス・アナハイムスタジアム へ。





エンゼルス・スタジアム



 この日、このスタジアムでは、エンゼルスVSヤンキースの試合が行われていた。そう、ゴジラ松井を見にきたのである。





・・・・・・。

と、遠いんですけど・・・・・・。

電光掲示板で顔を認識(笑)



 松井は4打数1安打1打点でした。

 その日は、もう爆睡。

2005/07/23(土)〜24(日)


 ところで、同行者のヤマさんであるが、実は彼は以前グアムに旅行に行ったときも、 運悪く食中毒になり、 散々な思いをした男である。
 今回のこの旅でも、飛行機がぶっ壊れるという ハプニングにあい、「ヤマさんが海外旅行をすると、必ず事故が起こる」 というジンクスを作り上げた。


ヤマさん「いやいや。それを言うたら、君かて初海外で事故にあったやん。」

竜半「そうだけど。僕は1打席で1安打。君は2打席で2安打。同じ10割バッターでも、 打席数が違うから、君の方が偉大だよ。」



ヤマさん「偉大て(笑)」



 帰りのタクシーの中、そんな話をしながら悠長にしていた。

 空港到着。ノースウエスト航空のカウンターへ向う。何故かやたら込んでいる。
 ロサンゼルス国際空港、さらに日本行きの便ともなると、対応してくれるスタッフに日本語が通じるのだ。


ヤマさん「なんかあったんかな。」

竜半「すみません、なんかあったんすか?」

スタッフ「はぁ・・・・・・。なんか、飛行機、飛ばない みたいですよ。」



















はぁ!?







(まちゃまちゃ風に)



 と、とばないー!? 飛行機が!? ど、どういうこと!?





 まあ、メカニカルトラブルです。普通に。一瞬顔を青ざめさせましたが、別の会社の便 (僕らはJALでした)を取ったので、そちらで帰って欲しい、とのこと。

 よかったよ、明日会社だもんな(笑)


 というわけで、帰りはJALの飛行機で、日本人の美人スッチーさんに囲まれて 帰ってきましたとさ、めでたしめでたし。



ヤマさん「凄いな、竜半君。」

竜半「何が?」

ヤマさん「さっき言ったやん、君も僕も10割バッターやて。」

竜半「・・・・・・?」

ヤマさん「でもよう考えてみ、僕は2打席3安打、君は1打席2安打
10割どころやない、20割バッターやで。
はじめての海外旅行で2回も事故に遭うやつなんておらんやろ。いやー、偉大やな。」


竜半「・・・・・・。」



実に経験の多い海外旅行でした・・・・・・。もう多少のことでは動じない自信があります(笑)

写真提供……桔梗ブラザーズ、ヤマさん Thanks!!


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