北アルプスのど真ん中を歩く

針の木雪渓→船窪小屋→水晶岳→赤牛岳→奥黒部→扇沢


2004、08、09 扇沢 4:30 <1355m>
   曇のち雨 大沢小屋 5:42 <1675m>
針の木小屋 8:21 <2475m>
8:31
蓮華岳 9:48 <2715m> 2798m
アン部 10:56 <2210m>
北葛岳 12:20 <2485m> 2551m
アン部 13:03 <2270m>
七倉岳 14:01 <2420m> 2509m
船窪小屋 14:20 <2395m>


<   m>は、腕時計が表示した標高。誤差あり。

二年前
雲の平に行く時、次はこのコ−スを歩こうと計画を立てていた。
去年の盆休みは天候不順で挑戦することが出来なかった。
こういう素晴らしい稜線を歩く時には、好天が条件だから…

今年の盆休みの天候はどうだろうと、毎日予報をチェック!
日ごとにコロコロと変るが、前半はそんなに悪く無さそう。
北アルプスのど真ん中 “赤牛岳の稜線”を歩く時には好天にしたい!
3日目の好天に照準を合わせ、
当初予定してた日より1日遅らせて出発することにした。
1日遅らした事でゆっくりと出掛けることができた。

今回の装備は、途中何かあったときのためにテント道具を持っていく。
テント泊予定は、野口五郎と奥黒部ヒュッテでの2泊を予定。

野口五郎小屋のテント場は、今年から禁止となっていた。
(理由:強風が多くて危険な為らしい。)

初日は、常念岳に登った時(情報Get)から、船窪小屋に憧れていて
そこに泊まる予定。
3泊4日で稜線をグルッと廻る山旅。

自宅を15:00出発、扇沢駐車場に20:24到着。
走行距離 241km。
明日の朝早い出発のため、すぐ寝ることにした。


今回の装備は、
テント泊一式だけど、軽量化の為シュラフは持っていかない。
シュラフカバ−だけで寝る予定。(真夏だから出来る事だね)
水2.5L ジュ−ス1.5L 行動食
16kgくらいの重さかな?

usi0408
静寂の扇沢駅

朝、車から出て空を見上げると、月が見えていた。
月が見えると見えないでは、山に登る気力は雲泥の差。
朝食を取り、準備をして、ヘッデンが要らないくらいに明るくなってから出発。
4:30だった。
ありゃりゃ。
もう空は雲いっぱい!
それでも一瞬だったけれど、日の出が見えた。
静かなところに、ポツンと大沢小屋がある。
すぐ横にはテント場もあった。
渡渉せよ。
渡渉を拒んでいたが、仕方なく渡渉した。
三大雪渓のはずが・・・
歩けそうにもない!
この状態では雪渓上を歩けない!
白馬の雪渓も温暖化の影響で、年々小さくなっていると言う。
赤いライン・・・雪渓を横切る。
青いライン・・・高巻きコ−ス。
ほんとにココを横切るのか! 不安でいっぱいだった。
雪渓の崩れたところは階段状に整備されていた。良かったぁ〜
この雪渓の中は、めっちゃ涼しい。
まさに天然ク−ラ−だ。
高巻きコ−ス
鎖がいっぱい垂れ下がっていた。
ズタズタの雪渓。
横断したコ−スを上から望む。
喉部分のすぐ上で雪渓は終わり。
雪渓を歩いたのは15mくらい。ガックシ!
雪渓上部からノドの部分を望む。
雪渓の斜度はかなりきつい!
o(▽≦)◯〃 お〜! 青空だ!
次はこの稜線を歩こう。
上の鞍部が針の木小屋か?
丸太に沿って、ジグザグに登って行く。
針の木小屋に到着。
凄い青空だぁ〜!

雪渓の下で拾ったペットボトル4ヶをもって
小屋の中に入る。

まったく嫌な顔せず、受け取って貰う。
嬉しい。
 
小屋の前から、今から歩くコ−スを眺める。
七倉岳はどれっ?
真ん中の三角形の山かな。
蓮華の大下りと凸凹は辛そう。
針の木小屋と針の木岳
低い山ばかりだけど、UpDownが凄い。
蓮華岳の稜線歩き
ガスが凄い!
ここで船窪小屋からやってきた3人組と出会う。
コ−スは大丈夫のようだ。
昼過ぎて雷が起こるかもしれないので、急ぐようにと忠告してくれる。
ここが蓮華岳だと思っていたのに、手前のピ−クだった。
登山道の脇には、コマクサがたくさん咲いていた。時期はちと遅かった。
登る辛さを忘れさせてくれる花たち。
もう秋か!
ト−ヤクリンドウが咲く。
感激! 白いコマクサに出会った。
針の木小屋を見おろす。
おぉ!あれが蓮華岳かぁ〜
ここからは気持ちいい稜線歩き♪
ここを登れば蓮華のテッペン!
右の稜線は大下りの始まりだ!
初めて出会った花。
蓮華岳の山頂直下はコマクサの群生や他色々な花が咲いていた。
ぎょへぇ〜 マッサカサマに落ちる感じだ。
ほんとに道はあるのか?
70度くらいの長〜い岩場。
鎖は必要ない! 岩を掴んだ方が登り易いし下りやすい。
ここは北葛岳の山頂。
山頂に到着すると、ガスがす〜っと取れて素晴らしい展望をGet!
蓮華の大下りと北葛岳の登りを見てください。
急降下、急登なのです。

この山頂で針の木小屋から出発したおっちゃんに追いついた。
3人組に出会ってから、ここまで誰一人会わなかった。
静かなコ−スである。
疲れを忘れる瞬間!
水墨画のよう。
登りはいつも急登!
右に回りこんで登って行きます。
途中でパラパラと雨が降ってくる。徐々に強くなる感じがして完全防備!
少ししたら雨があがり、雨具を脱ぐ。
着たり脱いだり2回もした。
今日最後の七倉岳山頂
また、山頂に到着するとガスが取れる。
今日はついてるなぁ〜
蓮華岳 もうかなり遠い。
ここでまた雨が降りだしてきた。小屋も近いということで
雨具を着ることもせず急いで向かった。
小屋まで10分くらいだった。

小屋に到着。
自分で鐘を鳴らした。あはっ
大きな声で 「ただいまぁ〜」
なんと 温かいお茶を出してくれた。

「温かい一杯のお茶」

汗を掻いた後の一杯のお茶。
これほど美味しいものはない!
お茶が出てくる小屋は数少ない。

小屋に到着して間もなく、本降りの雨になった。夕立だ!
おかあさんに
「テント泊の予定で来たけれど、今日はこの小屋に泊めて下さい。
前から是非泊まりたかった小屋なんです。」と言う。
ちょっとは感激されたかな?

雨が小康状態になり、傘を借りて水場に向かった。(往復40分)
テント場を横切り、その下の方にある。
崩壊地の真ん中に水場はあった。
ロ−プを伝って20mくらい下りるのだ。
水場は一人しか立てない!
次の方はロ−プの上で待機するしかない。
感動する水場であった。

雨が降っていたのでカメラを持ってなく、写真が無い!
この水場は必見ですぞ!
囲炉裏の小屋
今食事の準備の為、皆はベットの部屋に戻った。
このチャンスを狙って撮影する。
薪を燃やしているので、煙たいのなんのって!
目から涙がボロボロ。玄関の近くに居るしかなかった。
この炎が消えると食事になる。
煙たさは無くなる。
ランプの小屋

ランプの揺れる炎、実に味がある。

発電機が無いから、ほんと静か!
ランプの明かりでも、かなり明るい。

                  ↑あざみの葉っぱのてんぷらもある。            ↑豆腐。

小鉢に盛られて感動!!  デザ−トもあり、上には山菜が乗っていた。←写真忘れた。ガクッ!
二回に分けて食事となった。

食事の前に、おかずの説明があったが全然
覚えていない。山菜はスタッフが手分けして
集めているそうです。ほんとに感謝です。

お代わりは、おかあさんが直々に盛ってくれる。
ほんとに嬉しい瞬間♪

テント泊の者も、
この小屋の食事の良さの情報をGetして、
雨の中をレインウェア着てやって来た。

ほんとに美味しい夕食だった。
味噌汁も山菜の葉っぱが混ざっていた。
食器を洗い終わった頃(19:00)
ネパ−ルteaを振る舞ってくれた。

今、応援でネパ−ルからシェルパ頭の方が
来ていたのだ。
ネパ−ルの話、ネパ−ルの唄を聞いた。

一通り終ると、
皆自分のベットに戻って行った。

談話室に残っているのは、たけさん だけ!
皆なんでベットに戻るんだろう?
疲れているのかなぁ?

ランプの光で本を読んでいたが、片付けを一段落
つけて、おかあさんとアルバイトのお嬢さんが
やって来た。

3人で話をする。
雪融け後の水場の整備の苦労のこと。
40年間もそのまま流れている水場のこと。
明日ヘリで荷揚げが行われること。
など等

なんと! このお嬢さんは、
1ヶ月掛けて、日本海から太平洋まで
テント泊縦走されたことには驚かされた。

今回向かう赤牛&読売も、数日前に
歩いてきたそうで情報を頂けた。
読売や黒部の道は、かなり整備されたようだと
いい情報だ。

3人で消燈(20:00)まで
色々な話をしたなぁ〜
ランプも減光されて、お・や・す・み・な・さ・い(__*)。。oO


噂通りの素晴らしい小屋だった。
昨年はテレビの放映もあり、「テレビ見たよぉ〜」という宿泊者も
かなりいるらしい。
宿泊者も徐々に増えていると言う。(昨年比)

蓮華から七倉岳のコ−スは、ほんとに北アルプスの悪路だった。
蓮華の大下り。。。500mの標高差がある。
ここを登りにするのは、かなり辛そう。


明日の烏帽子までのコ−スは7時間コ−ス。
辛いが、、、o(* ̄▽ ̄)o" わくわく♪

    

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