旭岳〜十勝岳縦走


風鈴が良く鳴っていた。
久しぶり聞く 風鈴のなんともいえない音色に聞き入っていた。

夕方からガスが湧いて、夕日は見えなかった。
心配したガスも晴れて、
熊の訪問も無く、素晴らしい朝を迎えた。
足もかなり回復していて、問題なく歩けそうだ。
ダメなら天人峡に降りることも出来るしね。


2008、6、27 ビバ忠別 4:23 <2055m>
 晴れ 微風 忠別小屋分岐 5:24 <1765m>
五色岳 6:10 <1945m> 1868m
天人峡分岐 7:11 <1935m>
化雲岳 7:30 <2025m> 1954.3m
ヒサゴ沼分岐 7:45 <1975m>
ヒサゴ沼分岐 8:07 <1880m> トムまで 3.6km
北沼分岐 10:29 <2050m>
トムラウシ山 11:16 <2180m> 2141m
トムラウシ分岐 11:42 <2015m>
三川台 13:27 <1805m>
最低鞍部 14:17 <1540m>
ピ−ク 15:00 <1695m>
ピ−ク 16:49 <1605m>
   
ご来光は、ほんとに嬉しい瞬間だ。
上空は青空が広がっており、今日も楽しく歩けそう。
トムラウシとモルゲンロ−ト
思いがけず、この眺めをGETできて嬉しい誤算だ。
トムとたけさん 会話中!
3時起床だったため、4時23分の出発となった。
4時出発の予定だったのだ。
北海道では内地より1時間早く明るくなる。
4時出発でもヘッデン無しで平気で歩ける明るさなのだ。

熊避けとして、鈴とラジオ。
ラジオは時間ごとに天気予報も聞けて良い。
矢印が忠別岳避難小屋。
ズ−ムしてみたが、はっきりせず。 ココからハイマツ掻き分け始まる。
掻き分けは実に鬱陶しい!
下る途中で振り返ると、忠別岳は聳えていた。
その向こうには、旭岳が笑っている。
ハイマツの海が広がっている。
ウツ。ウツ。ウツ。
忠別岳避難小屋分岐
登り返しもハイマツ掻き分け… そして五色岳に着く。
ハイマツの海とトムラウシ。
五色岳は、ハイマツ越しにグルリ展望可。
また、ハイマツ掻き分けて…
ウツの後は、爽快な眺めが必ず待っている。
暫し我慢しようじゃないか。
五色ヶ原
ココにも ウルップソウのお花畑 が広がっていた。
こんな広いウルップソウのお花畑を見たのは初めてだ。
白馬でも、たけさんが見た範囲では、こんなにも広くは無かった。
その時は花期は終っていたけど…

大雪山ってお花の山なんだね。
その先にも 素晴らしい眺めが待っていた。
化雲岳経由天人峡分岐
忠別岳 5.9km。 池ノ原 8.7km。 トム 5.1km。 天人峡 不明。
右が化雲岳経由天人峡方面。
少しでも近道したいと真っ直ぐ進んだ。
雪渓突入前は、広いお花畑であった。
ほとんどシャクナゲだけど…
雪渓上から、お花畑と五色岳を返り見る。

雪渓ではトレ−スは無く、何処に雪渓後の夏道があるのか全く見当がつかない。
首を長〜くして見えたのは、尾根に繋がる化雲岳への道。
安心安全を優先して、雪渓を尾根に向かう。
化雲岳から旭岳〜忠別岳の眺め
五色岳方面
トムラウシ方面の眺め。
トムラウシまで、まだかなりあるよ。
簡単には達成させてくれない。
トムまで 5km。 なんと 美瑛岳まで 19.3km。
少し下るとお花畑。
神遊びの庭
木道をそのまま左に向かうと ヒサゴ沼避難小屋へ。
トムラウシへは中央で木道を外れて進む。
その先には、こんな絶景が待っていた。
この景色を独り占め…

鞍部には、ザックが1つデポされていて、
そこはヒサゴ沼分岐となっていた。
下って登り返すとこの景色なのだ。
違った景色が次々と現れ、感動しまくり…
振り返ると、ポツンと化雲岳の大岩が確認できる。
左横に目を向ければ、
ヒサゴ沼全景であり、避難小屋は中央にある。
雪渓で滑ったら池ポッチャンだね。
唯一咲いていた。 マ−ク少なく、探し探し慎重に岩を伝う。
ガスっていたら迷子の確立大!
要注意場所だ。
窪地をヒタスラ前進したら→
残雪がびっしり!
ここは天沼だろうか?
ここにはトレ−スがしっかり残っていたよ。
化雲岳(中央左のピ−ク)の大岩がポツンと確認できる。
もうこんなに歩いて来たんだ。
これが 王冠の一部なのか?
景色がドンドン変り面白い。
ロックガ−デンに人発見!
話ししていたら愛知県の何処って聞かれる。
“豊田市ですよ”っていうと、僕は岡崎市出身。
またまたお隣の方に出会った。
今は横浜に居ると言ってたけどね。
今日初めて出会った人。もちろんザックデポの方。
岩岩を登ります。

かなり急です。
登り切って返り見る。
山頂はまだ先だった。
ココも一面のお花畑なのだが、小さくて同化している。
このように たくさん咲いている。
丘を越えると北沼。
2張りくらいの狭い広場があった。
ココでぼぉ〜っとするのも良いだろう。

エキノコックスの寄生虫を死滅さすには、煮沸1分間以上必要とか。
これがイヤで水持ってきたのだけれど、まだ重い。

雪渓の冷たい水を飲めないのが1番辛い。
ナキウサギの声 全く聞こえず。 残念。
鈴とラジオの音で、息を潜めていたのかもしれない。

時間があれば待てるんだけど…
今回は時間が無い。
北沼と化雲岳と旭岳が真っ直ぐ並んだ。
山頂直下を左に回り込むと、この絶景が現れる。
オプタテシケ山が聳えていた。
遂に、遂に、憧れのトムラウシ山頂にもうすぐ。 山頂では、大勢の方が寛いでいた。
大勢といっても8人だけど。
このポ−ルに抱きついたら、グラっ!

びっくり!
ポ−ルごと墜落するかと思ったよ。

2分割されていて、繋ぎはボルトか丸棒で
連結されているような感じであった。

遂に来た。
憧れのトムラウシに…

展望は外輪山のようになっていて、
展望は良くない。

外輪山の方へ登った方が展望が良いかも?
浮石多いかもしれないけど…

でもでも、
十勝連峰の眺めは素晴らしい。
 
ずいぶん下って… 聳えるオプタテシケ山越えて…
十勝岳まで遠いなぁ〜
山頂に到着したのは最後なのに、出発は誰よりも早かった。
下りの途中では、ザックの軽い日帰り組に追越される。
道の脇は、花・はな・ハナ…
トムラウシ山を振り返る。
分岐から先は独りぽっちだろう。
明日も晴れると言うし、前進あるのみ。
皆(3人)は左折で、直進は我独り。 ココがテント場。(分岐のそば)
トムラウシの懐で一晩… 最高だろう。
トムラウシ分岐
化雲岳 6.4km。 ヒサゴ沼 6.0km。 美瑛岳 17.8km。
十勝連峰と南沼
この右のコ−スの途中で5人グル−プに出会った。
三川台経由で登ってきたそうな。
道ははっきりしていたと言う。
今日は、南沼テント場まで… もうすぐですよ。
花を撮って、疲れを忘れようと思うが
ザックを背負ったままだから、余計に疲れたりする。
黄金平
秋には黄金色に染まるらしい。
花がいっぱい!
ここから土交じりの道になり、足首には易しくなった。
三川台分岐を過ぎ、突端からトムラウシを返りみる。
途中には、熊笹の中に円形の裸地があった。
なぜか写真撮ってない。
ほんとに大自然の中のテント場って感じで良い場所なのだけれど、
沼が点在しており、熊が遊んでいそうで怖い!

ココの下りは、熊笹掻き分けの道であった。
足元は全く見えない。
石ころ、窪地に注意しなくちゃならず、確実にスピ−ドは遅くなる。
十勝連峰の始まりは急登からだった。
尖ったピ−クの手前はロ−プありのズルズルの正に急登!
かなり下ってきたよ。
大損だ。
登りから振り返る。
トムラウシは姿を変えた。
花とトムラウシ遠望
右下のピ−クは踏まない。
オプタテシケ山はまだまだ先
双子池までは無理か。
直下の雪渓では、先の夏道を探すのに苦労した。
かなり時間を費やした。

熊の心配をしながら、やっとココまで来た。
もう4時を過ぎ、ビバする良い場所を探さなきゃ。
低地よりピ−クの方が安全だろうと、ピ−クまで頑張る。


今夜は、登山道にホテル設営。

熊が登ってきたら、確実に鉢合せする。
う〜〜ん。
今日も風鈴が心地良い。

今日は、予定を達成できなかった。
明日はもっと頑張って歩かなきゃ。
足のことは全く忘れていた。
もう何とも無い。

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