厳冬期の八方尾根を登る

2003、1、13 駐車場  7:37
     快晴 ゴンドラ 八方駅  7:59 <810m>
八方池山荘  8:42 <1910m>
八方ケルン  9:29 <2095m>
丸山ケルン 11:35 <2480m>
  〃 上のピ−ク 11:48 <2575m>
11:56
八方ケルン 12:54 <2130m>
八方池山荘 13:18 <1915m>
リフト下 13:29 <1715m>
兎平 13:50 <1395m>
ゴンドラ 八方駅 14:12 <760m>

 

<   m>は、腕時計が表示した標高。誤差あり。

ネット仲間で歩いた、かんじきツア−のあと、白馬村へ向けて出発。
21:30第5駐車場(無料・トイレあり)に到着。
明日の準備をして、寝袋に潜った。

朝、寝袋から出てみると寒い! 放射冷却で冷えているようだ。
車内の気温は、マイナス4℃だった。
正面に、五竜・八方・白馬三山がくっきり見える。
今日は、快晴だ!

満天の星の中、まず、トイレに行く。
洋式トイレで、ホットな便座でホッとした。
白馬村の、『お客への思いやり』を感じた。

車に戻って、準備を始める。

happo

朝食を取っていたら、山が焼けた。 白馬三山。
食事を中断して、撮影に入る。三脚を持って無くて、ボンネットに固定して撮る。
指先がちぎれる様に痛い。息を吹きかけながら、撮影を続けた。
これは五竜だ。猛々しくカッコイイ
まだ、五竜は歩いたことが無い。稜線歩きも面白そう。
駐車場から、ずいぶん歩いてゴンドラに着てみたら、
あや!動いている。8:00始発と聞いていたのに…
土・日・祝日は、7:30始発らしい。ショック!
一番上のリフト乗り場
ここでもう、五竜がド〜ンと見える。

ゴンドラ八方駅で、上の二本のリフトの券を買おうとしたけれど、ここでは売れないと…
『リフト乗り場で購入してください。』と言われる。いちいち財布出すの、面倒だなぁ〜
リフト乗り場では、サッシを開けて、『一回券ください』と言う。ほんとにめんどくさい!
ゴンドラ 往復@1600  リフト一回 @300

リフトの一番上に到着して、ビックリ! もの凄い風が吹いてくる。
幸いなことに、吹いたり止んだりの繰り返し。吹く時は、メチャクチャ寒い。
そして、雪が舞い、キラキラと光っていた。
これを見ながら、アイゼンを付ける。
まずは、なだらかな登りから始まる。 もう左を見ると、鹿島槍・五竜が
手にとるように見える。
素晴らしい眺望だ!
前を行く二人は、腕にスキ−の1日券を付けている。もちろん、ストックとスキ−靴で登っている。
やはり、スキ−をしていても、上が気になるようだ!
前の建物はトイレ、でも、冬季は使えない。
このトイレが、最後まで目印となる。
風が強くて、寒くて、頭巾を被る。そして、フリ−スのマスクも付ける。
この尾根は、いつも風が強いのだろうか? シュカブラがいっぱいある。
雪は締まっていて、かんじきは不要だった。
上の写真の、ケルンの上のピ−クからの眺望
まだまだ、先は長い。
同じところから返り見る。
今日もバッチリ透明感をGet! 冬山は、これが一番!!
狭い稜線にもうすぐ突入です。
風が強いから、ゆっくり行こう。自分に言い聞かす。

シュカブラを撮ろうと、固定ピントからフォ-カスに変えようとした時、
デジカメは何を思ったのか、画像デ−タを初期化してしまった。
寒さのせいなのか?それとも、ボタンを触りすぎたのか?判らない。
挙句の果てに、電源のON・OFFも効かなくなる。
今日はこれで写真が撮れないのか。と頭を過ぎる。

最後の手段で、電池を抜いた。電源は、もちろん切れた。
電池を差込みスィッチON、デジカメは復帰した。良かった〜 ヤレ、ヤレ
極寒では、ボタンをやたらと触ってはダメだ!
シャッタ−を押すだけにしょう!!
この後、問題なく作動した。防寒対策はバッチシ!効果大。
途中で若者のボ−ダ-に抜かれた。
この強風の中、ボ−ドを担いで、たいした奴らだ!
どんどん、引き離される。
右側の白馬三山より、五竜・鹿島槍が荒々しく、私を引き付ける。
こちらばかりを見ていた。
下の樺に向かう

ここは狭い稜線になっている。
強風が吹いて来ると、歩きを止めて
身構えた。

地吹雪の雪が顔に当ると、針を刺したように
痛い。だから、風上を向けない。

風は、キレットの方から吹いてくるようだ。
途中のピ−クから返り見る。
下って黒い点、これがトイレです。
ピ−クを登っても、また、次のピ−クが現れる。
何個のピ−クを越えたのだろう。

まだまだ、唐松岳は見えない。
ボ−ダ-が登っている。もう、こんなに離されて…
上の写真のピ−クからの眺望
ココまで来て、やっと見えるようになってきた。
まだまだ、先は長いなぁ〜 先のピ−クが、丸山かなぁ?
丸山でした。これが、丸山ケルンです。
おッ! 次のピ−クまで行かないと、唐松岳は見えないのか〜
ケルンを背にして、丸山からの眺望

次のピ−クの中間付近で、『たけさんかい』と、声が掛かる。
おぉ!独標で出会った、”itaさん” だった。再会です。
途中まで降りてきたのに、いっしょにピ−クまで登ってくれると言う。
嬉しかった〜 v(^^)v 
ピ−クに登って、堅い握手をしました。手が暖かかった〜 

暫し、話をしていたら…
若者が下りて来た。唐松岳まで行ってきたと言う。
始発(7:30)のゴンドラに乗って、Uタ−ンして、今丸山の先のピ−ク。
めちゃめちゃ早い!
年を尋ねたら、29歳と言う。う〜ん、20代かぁ〜
まだまだ若いもんには、負けないと思っていたのに、今回ばかりは完敗です。
itaさんは、途中でUタ−ンしたという連れを待たせているようで、ここでUタ−ン。
この若者といっしょに下山されました。
写真を撮って追っかけましたが、影も姿もありませんでした。
上の写真の、次のピ−クからの展望
やっと、中央に唐松岳が姿を現しました。
空は薄い雲が広がってきました。相変わらず、強風です。とても寒いです。
不帰キレット
雪の模様が凄い!
白馬三山と栂池方面
このピ−クは、風が強くて、雪が積もらないようです。
土が見えています。
今、もう12時に近い。唐松岳往復には、ここまで3時間位掛かるだろう。
今から唐松岳に行けば、ゴンドラには間に合わない。
風は相変わらず強く、薄雲も涌いてきた。
この景色を目に焼きつけ、ここでUタ−ンすることにした。

この時、ボ−ダ−は、最後の稜線を登っていました。
人は小さくて見えないのですが、板がキラキラ光っていました。
丸山ケルンから見下ろす。
こうして見下ろすと、総てがなだらかに優しく見えてしまう。
シュカブラを撮ってみました。
足跡も、強風ですぐ消されてしまいます。
でも、今回は雪が締まっていて、何処を歩いても大丈夫でした。
正面のケルンは、八方ケルン。
左側のなだらかなところが、八方池だろうか?
後を振り向くと、雲が迫って来ておりました。


八方尾根のこの広い稜線、ホワイトアウトになると、
ル−トを見失う危険性大です。
天気をしっかり読みましょう!

天気が悪くなったら、勇気を出して、
Uタ−ンしましょう!

このように広〜い稜線です。
トイレを過ぎてから下を見ると、八方池山荘とリフトが見えました。
見下ろすと結構な標高差がある。
山荘で、itaさんを探したけれど居なかった。
スキ−場の端を歩いて下っています。
もう雲ばかりで、五竜の迫力は無い!

結局、リフト2本分歩いて下りました。
とても急でした。
八方駅に着いて、ペットボトルを見たら、
ケ−スからはみ出していた所は、凍っていました。

途中で、水を補給しょうとした時、飲み口が凍っていて
前歯で割って飲んでいたんです。
いったい今日は、マイナス何度だったのだろう?
倉下の湯に浸かって(夕日が見える半露天)、タイミング良く出て来て、日の入りを撮る。
五竜岳に沈みました。
ここでうっかりしてました。帰りは、スキ−の車で大渋滞!
青木湖よりトロトロでした。
途中でこのような夕日に出会う。
脇道に入り、いい場所を探して、やっと撮れました。
オ−ロラのような夕日でした。


今回も宿題が残った山旅だった。
いずれ唐松岳に再挑戦しなくてはならない。
やはり稜線まで登って、向こう側を見たいから…

今日はピ−カンだったにも関わらず、凄い風。
山の天気は解らない。
冬山は、最良の日に登りたいものだ!

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