毛勝山を歩く

今年のGWはどこを歩こうかと考えた時、
剱岳のうら側を眺めてみたい。と、まず思った。
剱岳の北方は登ったことがなくて、全く予想がつかない。
残雪登りで有名な毛勝山にしようとすぐ決まった。

GWすべて休みじゃなくなって、5月1〜2日は仕事に
なってしまった。予報をみると4月28日から好天に向かう様子。
27日代休を貰い、この日を移動日として片貝山荘に向かった。

朝はタケノコを掘り、12時自宅を出発。
R41で高山を通り富山県に向かう。
GWで車は多いだろうと思っていたが、そんなに多くなかった。
自宅から下大久保まで263km。
R8を離れたのは306km。
第2発電所まで318km。
18時41分到着でした。

第2発電所のところのゲ−トが閉まっており、この広場に車を停めた。
参考にしたレポと同じように、ここから歩きとなるのかぁ〜
仕方が無い。
発電所の音が煩くて心配したが、いつしか眠っていた。


2008、04、28 第2発電所P 6:01 <315m> 日の出 7:00
   曇のち晴れ 第4発電所 7:16 <550m>
片貝山荘 8:08 <735m>
阿部木谷橋 8:22 <760m>
大明神沢出合 11:08 <1310m>
11:31 <1375m> 人に会う 3時発
二股 12:27 <1630m>
中央の岩 14:18 <2140m>
稜線 16:12 <2475m>
毛勝山頂 16:31 <2530m> 2414m

朝 目覚ましが鳴るより先に雨の音で目が覚めた。
なんで雨が降るんだよぉ〜
雨の出発は嫌いなので、そのうち止むだろうと不貞寝していた。
すると、5時になって雨は止んだ。

空を見上げると、もう大丈夫そう。
早速、食事をし準備に掛かった。

暫くして、業者さんが発電所に行くのであろうか? ゲ−トを開けて閉めて行った。
  鍵を良く見ると、掛かってない!
でもなぁ〜
明日 鍵掛けられていたら出ることが出来ないもんなぁ〜
ここから歩くしかないか。

車の前にテントが張られているのに、人の気配なし。
まだ寝ているのか。 日帰りなら もう出発した後か。

時計の標高をみると 315m!
なんと!
2100mもテント担いで登らなくちゃならない。
めっちゃ辛いけど、剱岳を見たい!
この一念で歩き始めた。


光が差してきた。

雨はもう大丈夫でしょう。

第3発電所通過
林道の分岐
看板があってありがたい。
日の出です。7:00
このあと雲に隠れましたが…
(°O°;) え゛っ! 車が…
第4発電所からはダ−トになって、すぐここです。
ここからは林道をデブリが塞ぎ通行不可能。
デブリを何箇所も歩き前進します。
歩き出してから2時間経って、やっと東又発電所に到着です。
左に見えるのは、発電所の宿舎かと思ったら 片貝山荘でした。
外観はかなりボロイ。
ブレーカ−を入れると電気点灯します。
スリッパもあって中は奇麗です。
要予約。
看板も撮ってみました。
2時間20分掛かって、やっと登山口って感じです。
残雪が溶けると、この先まで車で来れるそうだ。
雪を歩くようになり、堰堤を越えます。
コンクリ−トの際は雪が溶けて口が開いている。これは要注意です。
右が宗次郎谷。 ここは左の谷に入ります。

たまにズボッ!
足の付け根まで潜って、ボディブロ−のように堪えます。

                                            この橋を渡って右岸へ ↑

詳しいレポは ほんとに役に立ちます。
今回は詳しいレポをコピ−して、確認しながら歩いています。
この橋を渡るんです。
帰りには、この橋の上でアイゼン、テントを干しました。
しばらく歩くと取水口です。
トレ−スはスノ−ブリッジを渡って、左岸へと続いていた。
レポでは、そのまま右岸を歩いていますが、
行けるのだろうとトレ−スを辿った。
無事 スノ−ブリッジを通過して返りみます。
緩やかな登りが続き堰堤を越え… 段々と狭くなってきた。
川と崖に突き当たり前進不可能となった。
川の向こうにはトレ−スがある。
渡渉したのか。

渡渉は嫌だ!

石伝いに渡れるところを探しながら戻る。
ない!
堰堤の上を歩いて下流を眺めると、残雪は繋がっていた。
ホッとした。
厚そうなところを歩いて対岸に渡った。
矢印部分で前進不可能!となった。
右岸をずうっと歩くこと。 レポが正解だったことを証明した。
良かった 渡渉しなくて。
この余裕もテント泊のお陰。テントを持っていればどこでも張れる。
こんな絶壁。
無理せずバックしよう。
君なら渡渉する?
渡渉は膝くらいだろう。
冷たいだろうね。
バックしたところを振り返る。
ロスタイムは30分くらいかな?
阿部木谷 (板菱) も狭くなってきた。
デブリが嫌らしい。
この日は落石も雪崩れも無かった。
歩き難いデブリを越えると、大明神沢出合。
左の谷 (毛勝谷) へ入ります。

最後の雪渓の登りで時間切れとなり、
(ガスっていることもあり) Uタ−ンしてきたという。
あの1台の車のグループでした。

朝 3時に霧雨の中出発したと。

ネットのレポの話をしていて、
コピ−を見せたら 「これ見た見た!」
このレポの方の足の早いことが判明。

3時に出発したのに届かないもんなぁ〜

帰ってから 毛勝山のパノラマを見ていただこうと
たけさんの名刺をお渡しした。

どう感じたでしょうか?
きっと あの剱岳を眺める為に
「今度こそ!」と、思われたことでしょう。
この出合から20分前進したところで
初めて人に出会った。
グル−プで登れるって、良いですね。
ここからは独りぽっちです。
中央の谷に向かいます。



デブリがスゴイです。

デブリはとても歩き難い。
青空が広がって、初めて毛勝が顔を出した。
二股付近
左です。
雲がドンドン流れて、ガスること多し。
振り返る。
傾斜が徐々に増してきます。
完璧にガス! ガスの中歩くのいやだなぁ〜
二股から中央の岩まで2時間掛かってしまった。
レポの方は二股から稜線まで2時間。
テント装備が重くて… 言い訳する。

中央の岩に なかなか届かなく気が遠くなった。
朝の雨は、ここでは雪だったみたい。
先のグル−プのトレ−スのみ残っていた。
感謝しながらトレ−スを辿った。
傾斜が増してきた。
トレ−スを最後まで辿ったら、かなり左に逸れた。
でも、急傾斜や雪の川で簡単にトラバ−ス(右へ)できない。
トレ−スを越え上方まで登ると ↑雪が割れていた。やばっ。
こんな斜度です。
木々を見ると白い! もしかして樹氷。
凹部は雪の川
雪の粒が引っ切り無しにサラサラと流れています。
凹部は柔らかく、凸部は締まっています。
山はまだ冬。
樹氷が見えるとは… 想定外。
急な斜面を一歩一歩慎重にトラバ−スした。
失敗は許されません。
かなりトラバ−スしてきたが、まだしなくちゃなりません。
下を覗くとこんなに急。
滑落したら、どこまで行っちゃうんだ。
まだ下が見えるから 良い方だ。
下が見えないとメッチャ怖い。
まだまだトラバ−スありです。
目指すは鞍部。
悪戦してるとき、青空が戻ってきた。
ヨッシャ−♪
西北尾根・僧ヶ岳・駒ヶ岳がクッキリ見えて気持ち良い。
やっと稜線のようです。
ピ−カンになって良かった。
稜線の目印の小さな木は
もの凄い樹氷になっていた。

中央の岩から稜線まで2時間掛かってしまった。
トレ−スは無し。

太陽がまだ高いうちに到着できて良かった。

二股からは急すぎてザックを下ろすことが出来ない。
二股で充分エネルギ−補給しなくちゃいけません。
稜線に飛び出しました。
「うお----っ!」
自然に叫んでしまった。

正面のゴツゴツした山に目を奪われた。
何という山だろう?
剱岳と判るのに数秒が必要だった。

剱岳がこの方向に見えるとは予想と掛け離れていたから、
感狂ったこともあるだろうけど…

これがほんとの険しい剱岳の姿なんだ。
早月尾根も北方稜線も…
肉眼で見ると ど迫力で迫ってきます。
稜線にはトレ−スが残っていました。
ひとつ丘を登ります。
振り返ります。
下が見えません。
強制的に画像処理してみます。
早月尾根は判るけど、北方稜線は何がなんだか判りません。
池平山まではかなり下って登り返す。初めて判った。
池平山はまだ宿題の山として残っている。
今年は行こうか。

北方稜線 誰か連れてってm(__)m
丘に登ると、丸い毛勝山が見えた。
もうすこし。
振り返ると、新たに加わったトレ−スと東芦見尾根?

 ★画像クリックでパノラマ★           毛勝山からの眺め

どピ−カンになって、ほんとに良かった。
広い山頂にテント1張り…
風が強くて テントへこんでいます。
風が強くてもココに張るしかない。今日は我慢。
今回はこれを見に来た。
満足なり〜です。
夕焼けがまた凄かった。
この毛勝山は 日帰りばかりのレポ多し。
今日ばかりは テント泊の素晴らしさを実感。
2100mテント装備担ぎ上げ…
自分を褒めてあげたい v(o^_^o)v
今日は素晴らしい夕焼けでした。
こんなに焼けた夕焼けは初めてかもしれない。
ヾ( ^◇^)ノ最高っ♪♪


明日も晴れますように…

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