リベンジ 北穂を歩く

GW 北穂を歩いてきたが山頂からの展望は叶わなかった。
雪を被ったあの景色を見たい。
夕日と朝焼けも見た〜い。
帰ってきてから、週末、好天ならリベンジだ!そう思っていた。

予報は悪くリベンジを諦めていたが、
土曜日仕事をしながら昼休みにネットの予報を見ると
日曜日は雨から曇、月曜日は快晴だという。

これを逃しては、もう雪の景色を見ることはできないだろう。
行こう! と決断。
17時に仕事を終らせ、ス−パ−へ行き行動食GET。
自宅に戻ってからザックのパッキングをして、
風呂に入ってから20時自宅を出発。
198km。23時30分到着。

現地はポツポツと雨が降り出していた。

2007、05、13 河童橋 6:03
  曇のち雨、霰 明神 6:45
徳沢 7:40
横尾 8:44
本谷橋 9:45
涸沢 12:02
北穂山頂 15:54
 4時半起きてみると、雨は降ってなくホッとした。
急いで準備してバス停に向かう。

バスの乗客は2人だけ!で、
快適な出発となった。
予報通り、厚い雲が垂れこんでいた。
車窓から撮る。
上高地のバスタ−ミナル 閑散としています。
河童橋も数人でした。
明神 誰もいません。
満開です。 中を覗き込んでみました。
徳沢ロッヂで入浴できるんだ。知らなかったなぁ。
徳沢で風呂に入ってテン泊 これもいいなぁ。
ここは好きなテント場のひとつなんだよね。
ココも静かです。
雨がポロポロ降り出してきたが、ザックカバ−だけ付けて歩く。
横尾1人だけです。
10日前は大賑わいだったのに・・・
横尾の橋から撮る。
山から降りてきた時は熊かと思った。よぉ〜く見るとイノシシだった。
悠然と川を渡る。

昨日、槍が見えましたか?と、すれ違う方5人に聞いた。
5人とも涸沢でまったりしていたようで、奥穂は見えたよ。という。
涸沢まったり〜 かなり多いんだね。
GW後は静かでの〜んびり出来るだろう。
昨夜は涸沢ヒュッテ30人くらいだったという。
登山道だった道は雪融けで木が出現!
通過に難儀した。
振り返ると蝶ヶ岳が見えた。
どんどんガス上昇です。
本谷橋 
大きな石がゴロゴロと現れ、景色は一変していた。
吊橋を渡りました。

急登を登ってる時、雨脚がちょっぴり増した。
これ以上ズボンとシャツを濡らしては夜の防寒が足りなくなる。
今回、北穂まで一気に登る為に必要最小限のものだけとしたので、
これ以上濡らすわけにはいかなかった。

平らな場所の木の下で、ズボンを脱ぎ、シャツを脱ぎカッパに着替えた。
これでいくら降っても大丈夫と大らかになる。
雪山での雨は危険であるが、先には涸沢ヒュッテが営業してるからと
前進した。

本谷橋で追い越したおっちゃんは見えない。
Uタ−ンしたのだろうか?
本谷橋から涸沢ヒュッテまで独りぽっちだった。
これはマッタクの想定外。

Wストックをデポして、トイレの前でカッパだけでは寒かったので
シャツを一枚着込む。
雪で作った水は不味いからと、明日の行動用の水500cc水筒に入れて、
さぁ 行くか!
北穂を眺めたら、全層雪崩れが起きていた。
奥穂も真っ白!
蝶方面はもうガスは掛かっていない。
ボコボコです。
雪が流れているのでしょう。
いたるところひび割ればかりだった。
そこに新雪が溜まり、、実に判りにくい。
ズボッ!を何回か繰り返し、やっと涸沢小屋に着いた。
たった10日経っただけなのに、雪山は激変していた。
ヾ( ^◇^)ノ おぉ 青空が見えてきた〜
しかし、3000mは回復が遅い。
誰もいない涸沢!は、ちょっと寂しかった。
疲れが残らない程度に、歩いては休みを繰り返し登った。
誰もいません。
風の音だけが聞こえる。
奥穂の壁
GW後、夏日になるような気温上昇で雪崩れが沢山起こったようだ。
雪崩れのところは実に登りにくく、雪崩れの際を登った。
前穂も姿を現した。そして、青空が広がってきた。
青空が無くなってくるとは・・・気持ちが全然違う。
ここからどうやって中央上部に抜けるのか?
「サワサワサワ〜」っと常時小さな雪崩れが起こっており、
先を行く1人のトレ−スをすぐ消しちまう。

ここは雪崩れの際を登り、最上部をトレ−スしようと思う。
太陽光線に照らされ、イイ眺めです。
先を行く方がステップを切っていた。
GWは鼻歌交じりで登ったのに、今日は真剣に登っています。
北穂の登りがこんなに難しいものとは想像できなかった。
ゴ−ルデンウィ−ク・・・雪山において絶妙な時期なんだなぁ〜っと実感。
先行者1人、もう1人は下山の方だろう。

ものすごい傾斜です。 上部トラバ−スを返り見る。
下山の方です。
ピッケルを持っていなかった。
Wストックでバケットを取り外して、ブスブスと
雪に刺してゆっくりと降りていった。
昨夜は1人だったという。
こんなに青空が広がって、
ほんとに嬉しくなっちまう。
もうすぐ山頂です。
難関は過ぎ、安心して登れる。
常念を越えました。
唯一、傾斜が緩いところです。
周りは真っ青な空が広がっています。
もう少しです。
休みを多くとってきたので疲れなしです。
コルから北穂の最後の登り。
ココに到着した時には真っ白!
一瞬光が当ったときに素早く撮影した。
山頂に到着しました。風はビュ−ビュ−と吹いてます。
もうすぐ16時で、約4時間も掛かっちゃった。

山頂では二段になって、雪の切り崩し跡があった。
切り崩したところはパウダ−スノ−。ほんとにサラサラ!
もう16時で今日の作業ももう終わりだろうと思い、
シメシメ!ピッケルを打ち込みペグ代わりとする。
ピッケルに紐を巻きつけ、壁に沿ってテントを張ることにした。
今日は2人だけ・・ココにテントを張っても邪魔にはならないと考えてのこと。
テントを開けると 槍がいつでも見えるというのが嬉しい。

テントの中にザックを入れようとした、その時!
スタッフが登ってきた。
今から作業を始めるという。
ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!
テントの撤収を余儀なくされた。
なんと 雪を切るのはチェ−ンソ−だった。
雪の深さは3m。深いところで5mあると言っていた。
雪融けで小屋を守る為には必要な作業のようだ。
大変な作業を毎年繰り返されているんだなぁ〜と、
今来なければ判らないことだった。
雪のブロックは滝谷に落とす。

「今日作業が及ばない反対側にテント張って良いですか?」と聞く。
「・・・」返事がない。
「ダメですか」ともう一度聞く。
「コルが風を避けれて居心地いいですよ」という返事。
「判りました。コルに下ります。」
あ〜ぁ いつでも槍が見えるという野望は夢と終った。
コルから飛騨側を覗いてみた。

テントを張ってるときも依然真っ白!
雪から水を作り、食事が終って暫くしてからガスが取れた。
やっと取れたかぁ〜
アイゼンを付け、ピッケル持って山頂に上がる。
小屋からも上がってきていた。
小屋からはアイゼンなし、もちピッケルもなしです。
すぐ夕焼けが始まった。

この壮大な展望を見たかったのです。
何度見ても素晴らしい!
何時間見ても飽きない!

夕焼けの景色に間に合ったのがスゴク嬉しかった。
でも、キレットの雪は解けて無かった。
やっぱり真っ白な景色はGWなんだね。
次はGW最初にしよっと!
リベンジ成功です!
雨の中登ってきたことが報われた。
壮大な眺め。
感動ものです。
北穂の眺めは素晴らしい。
メモリカ−ドを替えて、何枚も何枚も撮った。
奥穂も染まった。

 ☆画像クリックで大画像☆        北穂からの残照。

我が家も写ってます。
確かに風を遮ってくれて快適な場所だったが、
岩がテントの上までオ−バ−ハングしており、
岩が落ちてきたら終わりだよなぁ〜と思った。

雪の上を見ても岩の破片は見当たらなかったので
少しは安心していたのだが、翌日事件は起こった。
キレイですね〜
小屋泊まりの方は小屋に戻った為、独りぽっちで眺めています。
今日の夕日は、今日の苦労と夕日に合わせたようにガスが引き、
めちゃめちゃキレイです。


やはり北穂の展望は素晴らしい。
何度来ても飽きることは無い!

空は真っ青な空が広がり、朝焼けも期待できる。
展望が叶ってほんとに嬉しかった。

Ads by TOK2