表妙義山を歩く

喜多方ラ−メンの本場に出張することになった。
当初は一ヶ月も早い予定で“飯豊連峰”を狙っていたのに、一ヶ月も遅くなり
雪が降る季節となってしまった。さすがに雪のときは飯豊には行けない。

予報を見ながら予定を立てる。
ちょうど月曜日が好天になるようで、行きは“雪の谷川岳”を、
帰りには“表妙義山”を歩こうと決めた。
表妙義山は少々天気が悪くても(展望無ければ登らない)歩けるだろうと
思っていたので帰りにしたのだ。

日曜日 出張の道具や冬・夏の登山道具をいっぱい積み込み出発した。

途中、PAに寄り荷物のチェックをしたら重登山靴が載ってない!
自宅に電話すると、ドアの後に青い袋があると言う。
ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!
部屋を出るとき確認したのに、ドアの後まで見なかった。ショック!
大失態に予定変更するしかない。
運転が雑にならないように、気持ちを静めるのが大変だった。

岡谷ICで降り、佐久市を抜け、妙義神社近くの道の駅に向かう。
15:30出発、20:40到着 駐車場には我車1台だけだった。
空は満天の星が輝いていた。





垂直な鎖あり

表妙義山

以前、ねっ友の“山ねずみさん”から
左の写真を頂き、
垂直な鎖を見てワクワク♪
何時かは行こうと思っていた。


昨年、
ねっ友の“はうさん”と
その時いっしょに歩かれた“めえさん”の
お二人の詳しいレポで雰囲気が判る。

コ−スが難しいと言われていたので、
レポを印刷してザックに忍ばして挑むことにした。

この山は、群馬県にある。
遠いかと思っていたが、岡谷ICから
そんなに遠くないと感じた。

何時もはジムニ−なのだけれど、大きい車で
運転が楽だったからかもしれない。

2005、11、28 駐車場 6:32 <500m>
    晴れ 妙義神社 6:56 <535m>
大文字 7:27 <795m>
中間道分岐 7:39 <840m>
奥の院 7:47 <890m>
大天狗 8:54 <1105m>
顔面岩 9:01 <1105m>
タルワキ分岐 9:10 <1025m>
相馬岳 9:23 <1120m> 1104m
国民宿舎分岐 9:35 <1090m>
茨尾根のピ−ク 10:12 <100m>
中間道分岐(掘切 10:22 <955m>
女坂分岐 10:37 <940m>
第4石門分岐 11:28 <1060m>
中之岳神社分岐 12:12 <1060m>
西岳 12:33 <1130m>
中之岳神社分岐 12:52 <1055m>
中間道分岐 13:11 <910m>
第4石門 13:16 <875m>
大砲岩 13:25 <910m>
あずまや 14:10 <750m>
第2見晴 14:52 <705m>
第1見晴 15:07 <625m>
妙義神社 15:18 <530m>
駐車場 15:35 <465m>


<    m>は腕時計が表示した標高。誤差あり。


このコ−スは垂直な鎖が多くあり、腕力を要求される。
犠牲者もかなりのようです。
悪天では滑るので中止すべし!
朝、車から出てビックリ! 妙義山が聳えていた。
妙義神社の階段の登り口で日の出となり、たくさん写真を撮る。
デジカメの修理がギリギリ間に合ってほんとに良かった。間に合わなければ
“デジイチ”を買うかと毎日カタログを眺めていたんです。
歩きながら写真を撮るにはデジイチは大きすぎる。前回一眼レフを持って感じた。


総門
何段あっただろうか? 妙義神社は、こんなに大きいとは知らなかった。


本殿

ここで安全祈願をして登山口に向かう。

登山口はここから東門を出てすぐだ。
登山届ポストもそこにある。
大の字の鎖。試し鎖の感あり
この鎖で難儀するようであれば先へ進むべからず!
大の字から、今から登る “白雲山”を望む。
中央の黒っぽい部分の奥が奥の院。右側の岩を鎖を伝って登る。
地図には3連30mとある。
この後、7m程の外傾鎖もあった。
鎖を登ると視界が開ける。中央は金鶏山。
尾根の見晴から、裏妙義山の末端を眺める。
紅葉はピ−クを過ぎているが気持ちいい眺めがある。
この後、木の根っこを掴んでやっと登るという辛い場所もある。
点線の鎖を登る。 また鎖があった。
裏妙義山を望む。
振り返ると絶壁だった。 鎖を掴んで降りる。右は絶壁だ。
ここが大のぞき  天狗岳の絶壁がすごい!
天狗岳への長い登り
一段目の鎖。 二段目の鎖。
三段目の鎖。
この凄い傾斜を降りる。ホ−ルドは少なく鎖に頼った。
腕力を要求されるが下りで楽ちん。
←下から望む。

誰にも会わないから、渋滞も無い。

イボ付き軍手でガンガン下り
面白い。

今までの山旅ではあまり鎖に頼ったことが
無いけれど、
今日は頼ろうとイボ付き軍手を準備した。

軍手をしたまま歩くと暑い。
軍手は鎖だけと決め、胸のポケットに仕舞う。
出したり仕舞ったり忙しい。

コ−スでは、鎖なし三点指示するところが多く、
途中で手の皮が痛くなる。(少し)
 
天狗岳から返り見る。
天狗岳から相馬岳を望む。

                              ↑浅間山            丁須の頭↑

裏妙義も鎖があるようだ。
機会を作っていかねばならない。


地図に顔面岩と載っていたので、
見える所を探した。

「お〜い!」と叫んでいるように見える。
相馬岳の登りから天狗岳の絶壁。


茨のピ−ク下には穴がある。

          絶景かな   茨尾根と金洞山。

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相馬岳コ−スの分岐を過ぎると、ザレた道を木の根を掴んだりしながら
黙々と下った。落ち葉が多いけれど迷うことはなかった。

その後、1組の夫婦と出くわす。ジャラジャラとザイル等装備しており
少々ビビリながら「使うところありましたか?」と聞くと、鎖の下りで使ったという。
“鷹戻し”のことだろうと察しがついた。
「君の縦走方向だと登りになるから問題ないよ」と言われ安心する。

 ☆画像クリックで大画像☆           茨のピ−クからの展望

金鶏山…歩くたびに姿を変える。

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途中でのこと。
5m程の絶壁を降りるところがあるが鎖は無い。
どうやって降りようかル−トを探すが安全に降りるところは無い。
暫しコ−スを観察する。
左側にトラバ−ス気味に歩いたような跡があり、ダメ元で歩いてみたら
簡単に安全に降りることが出来た。

無理をせず、コ−スを観察すべし!

                                            ↑国民宿舎

15mの鎖 こんな斜面をトラバ−スする。
鎖を掴まなければ歩けない。
登りは易しく見える。 上から見ると取り付きが嫌らしい。
UpDownが続く続く。
鷹戻しの始まり。
ハシゴと数連の鎖 計50mと地図には載っている。

鎖を掴んで振り返って見た景色は絶景でした。
鎖を掴み、木の根を掴み登る。 最後は鎖を掴んだまま岩の尾根を超える。
スリル満点だった。
尾根を越える所から下を眺める。
鎖も急だが、両側は絶壁で自然に気が締まる。

向こう側からこちら側へ岩の尾根を越える↑     ↑  急斜面のトラバ−ス 鎖あり ↑

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この傾斜を50m登った。

ここを下りにしなくて、ほんとに良かった。
振り返れば、この景色があったのです。
緊張する場面で見る景色はすべてに於いて絶景!
茨のピ−クと白雲山を望む。
鷹戻しのピ−クから東岳・中之岳・西岳を望む。
どんな鎖があるのだろうかとワクワクする。
鷹戻しの急な尾根を見下ろす。
ピ−クになると展望は頗る良いが、こんな事態にも遭遇する。
しっかり歩かれている登山道を進むと突然絶壁になり、これ以上進めなくなる。
鎖は無いし、こんなところに登山道があるわけが無い!と思い、Uタ−ンする。
ピ−クに登ったところまで戻って先の道を探すと、真下へ下るコ−スがあったりする。
こんなことが3度あった。

オカシイ!と思えば、Uタ−ンすべし!
上から見る。
垂直な鎖で、足場が見えなくズリズリと
手を滑らして下った。
下から見上げる。
鎖はメチャクチャ太い。自分にはちょうど良い
太さだったが、女性の小さな手では辛いだろう。
上から見る。
続いて2つ目の垂直な鎖。
下から見上げる。
2つの鎖を束ねて下った。鎖は普通の太さ。
金鶏山が真正面に見える。
白雲山の絶壁と裾野を望む。
聳える岩峰は、鷹戻しのピ−クだったか?
コ−スに変化があり過ぎて記憶が定かでない。
メモを取っておくべきだった。
東岳から返り見る。
下を望むと大砲岩が見える。(中央)
針山のように聳える岩峰が多く素晴らしい眺めで、
1000mそこそこの山なのに、このような眺めがあるとは思いもしなかった。
中之岳・西岳を望む。
いよいよ終盤になってきた。
痩せた尾根が待っている。
この先の鞍部でのこと。
左側に向かうしっかり付いた道がある。
迷わずその道を歩く。

そこは絶壁の際の道で、幅は30cmくらい。
ザックが岩に当たらない様に気をつけながら進む。

暫くすると 100m程の絶壁になる。
これ以上歩けない!

この時、めえさんの一言を思い出す。
「直登すれば良い」
ここのことだったのかと…

尾根まで戻って、岩を登ってみると
登山道が続いていた。

めえさんに感謝しました。
  細い尾根にはトラロ−プがあった。
トラロ−プを登ってから返り見る。
中之岳で今日3人目の登山者に出会う。
縦走ではなく、中之岳神社から登ってきたようです。
一眼レフで写真を撮っていましたが、薄雲が広がり遠くが霞み残念でした。
この鎖は気楽に下れました。 下から見上げる。
鎖の中間点で、次のピ−クを望む。
5m程の垂直な鎖。 下から見上げる。
稜線から右側に下ると、トラロ−プの嫌らしい下りがあった。
何で下るんだろう?不思議に思う。
下りたくないと尾根に戻って、正面の岩を登ってみると道が続いていた。

この道を歩くと小ピ−クに辿り着き、
先を急降下するとトラロ−プを下ったコ−スと合流する。



鎖が写る写真をもう一度
掲載しておこう。

提供:山ねずみさん
そして振り返ると、山ねずみさんの写真の景色があった。
ここだったんだ!
しかし、鎖が写ってなく、ガッカリ!
中之岳神社の分岐に到着です。

もう終わりかいな!って気分。
西岳へのコ−スもしっかり道が付いている。

←このようにトラロープが張られている。

まだ時間はたっぷりあり、行けるところまで
行ってみようと歩き出した。
   
絶壁の岩には鎖では無くロ−プであった。
ロ−プを引っ張って大丈夫か確認し登る。
8m程の馬の背
両側は絶壁だ!
行きは下りで、帰りは登りとなる。
途中で聳える岩峰を返り見る。
この垂直な絶壁をロ−プや木を掴みながら
登ると西岳の山頂だった。

この山頂からの展望は素晴らしい!
 

           ↑白雲山                  東岳↑   中之岳↑

西岳から望む。
右端に突き出ていた岩の正体を見た。
西岳から先の道もしっかりとしたもので、
星穴岳まで歩けるのだろうか?

これから中間道を歩き、駐車場まで戻らなければならない。
ここでUタ−ンすることにした。

 ☆画像クリックで大画像☆            西岳からの眺め

                         中之岳↑        ↑中之岳神社分岐

中之岳への鎖を登っている姿がはっきり判る。
それにしても、この岩峰をよく歩けたものだと1人感じ入る。
上から望む。 下から見上げる。
中之岳神社分岐のすぐ下に、この鎖がある。
こういう看板は要所にたくさんあった。
事故が多い故か?
第4石門
ここは観光客がたくさんいる。
スケ−ルのデカイ石門でした。
石門の向こうには、名物 “大砲岩” がある。
大砲岩まで行けるようです。
大砲岩と第4石門
大砲岩の両側は絶壁だった。
大砲岩の銃身と石門
反対方向の大砲岩
両側絶壁の“天狗のひょうてい”にも登ってみる。
下りはマジに真剣に降りた。
天狗のひょうてい から表妙義山を望む。
下を抉られても、今直立ち尽くす。
人の頭のようにも見える。
上から望む。
この鎖を登らなければ大砲岩には辿り着けない。
自分が登る時には、革靴のおっちゃんが下っていた。
もちろん観光客だ!
中間道を歩いていたら、紅葉と聳える東岳を望むことが出来た。
今の季節だから見えた。
白雲山も樹間越しに見える。
紅葉が残っていた。
“ 第2見晴 ”から歩いて来た尾根を見上げることが出来、
こんなところを歩いて来たのかと驚いた。
妙義山は尖った山ばかり。
滝は、既に水は無い。
紅葉が奇麗だった。


中間道

多少UpDownがあるが、中之岳神社から
歩くと下りが多い。

距離も長く結構疲れて、やっと充実感に
浸ることが出来た。
 
妙義神社
このように立派な神社でした。

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長い階段を下って地元のおっちゃんと話をした。
10月の連休では、広いピ−クではツア−のヒトばかりで休憩する場所も無かったようです。
もちろん鎖場は大渋滞で、その時居た若者も縦走出来ずタルワキから下ったそう。

妙義山 かなり人気のようです。

朝の元気なうちに中間道を歩き、中之岳から白雲山を目指す方も多いという。
鷹戻しが下りになることを覚悟して…

今回のように最後に中間道を楽しみながら戻って来るというものも良いものです。

                                  ↑大文字

道の駅から見上げる。
もう陽は傾き山は暗い。

中之岳神社駐車場からの眺め。
聳える岩峰が美しい。

 ☆画像クリックで大画像☆        昨晩見た、この案内板を撮りたくて少し戻った。

車から撮る。
今日一日良く遊んだ。
今回のために買った小道具。
新品がこんなに汚れてしまった。
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妙義山

1000mそこそこの山なのに、垂直な鎖が多く、コ−スも変化に富んで面白かった。
聳える山は見るだけでも楽しい♪


明日は出張の移動日で民宿へ向かうだけ。
天気が良ければ明日も朝のうち山を歩こうと思っていたのに天気は悪いらしい。
山は諦め、久々に我 嫁さんの実家に向かうことにした。

まず、汗を流したいと、
妙義道の駅近くにある“もみじの湯”は月曜日は休館であったため国民宿舎に向かう。
看板があって迷わず到着するが、「本日休館」と立て札があり、
宿舎でも休みがあるのかとガックリ!
仕方なく、来た道を戻る。

風呂に入るのを諦めて、R4を目指す。
偶然 磯部温泉の“恵みの湯”の傍を通り、風呂にありつけた。
ほんとにラッキ−だった。
汗を流し、ゆっくり軒の下露天風呂に浸かって気分スッキリ!
R4の傍にあった広い広場で車中泊して、早朝実家に到着した。

“恵みの湯”

3時間@500 10:00〜21:00 第2・4火曜日休み
027-385-1126
群馬県安中市磯辺3-3-41

出張を有効利用しての山歩きは最高だぁv(o^_^o)v

帰りには裏妙義を歩こうと思っていたのに、またまた実家に寄ったら
あれやこれやと手伝うことが多くて、登る時間が無くなってしまい
宿題となった。丁須の頭に登ってみたいものだ。

喜多方ラ−メン

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