礼文島の旅宿 なぎさ

2007、06、24 宿泊


花の浮き島“礼文島” と “利尻山”

いつかは行きたいと思い続けていた。
旅費は高額になり、そう簡単には出掛けられない。
ラ−キ−にも超割チケットをGET出来て、
最北の島旅が出来る事になった。

チケットがGET出来た時は飛び跳ねて喜んだものだ。
双方の役場にHPからパンフを請求し送って頂いた。
パンフの中の宿の欄を見ていたら、他の宿とは違う写真掲載に
「泊まるならここだ!」 と直感した。
お母さんのお出迎えと宿泊者の笑顔に引き付けられた。

ネットで調べるとアットホ−ムで食事は美味しく…
かなり常連客がいるという。

独り旅でも泊めて(相部屋)くれるというのもありがたい。


今回は歩く旅に重点を置いた。
前半好天なら利尻山を歩いて礼文島に渡る予定でいたが、
予報はコロコロ変り後半が好天になるという。
礼文岳に登るのと、なぎさに泊まるのと天秤に掛け
出発前に“なぎさ”に泊まる事を諦めキャンセルした。

利尻山の8合目でテン泊後山頂に立つ。
深夜0時過ぎから雨が降り続け、朝になっても降っていた。
これなら礼文岳登っても展望できないだろう。
利尻温泉から“なぎさ”に電話してみようと目覚めた時決めた。
泊まれないならそのまま利尻に留まりテント泊するつもりだ。
“なぎさ”に泊まることしか頭になかった。

「先日キャンセルしました“たけさん”ですが今日泊まれませんか?」と、
ず〜ず〜しく電話した。
「なんとかなるかなぁ〜」とOKの返事を頂き、泊まれることに大いに喜んだ。
再び礼文島に上陸し、宿のご主人さんが待つ前に立った。
車2台でお出迎え、たけさんは宿まで歩くと伝えていた。
主人「この荷物はいらないでしょ。車に載せますよ。」と言ってくれる。
礼文を発つ時お世話になった おみやげ屋の女主人さんに再び礼文に来たことを告げ、
目的の物を買う情報を頂いたことに感謝の意を伝えたいと…
これが歩くことになった理由なんです。
フェリ−タ−ミナル前にあるお土産屋。
“雄谷商店” ぜひ寄ってみて下さい。
このお店のお薦め宿は“なぎさ”でした。ほんと!
昨日 ここで “生うに” の購入場所を教えて頂いたのです。

明日の宿の見送りでは、おみやげを買う時間がないだろうと思い、
このお店で お土産を買って宿に向かった。


お土産屋でかなりの時間おしゃべりして、宿に
向かって歩き出したら出航するところだった。

稚内行きです。

この時間の船出は静かでした。
何度もミヤマオダマキを見ていたが、
ココで初めて海とのツ−ショットをGET。
高山でしか見えないミヤマオダマキを海岸で
見えるとは、ほんとに不思議な島である。
香深から25分程歩き、カ−ブを曲がると奮部の灯台が見えた。
“なぎさ”の宿はすぐ右側です。

昨日の朝、この前を歩いていたのに海ばかりを見ていて、
“なぎさ”の場所が判らなかった。
この時も通り過ぎて地図見て少し戻ったほどだ。
注意してないと行き過ぎてしまう。
民宿 なぎさ
たけさん到着と同時に、トレッキングの方をお出迎えに行き帰って来た。
「お帰りなさ〜〜い」と、たけさんの大きな声
車の中で満面の笑顔が広がった。
「ただいまぁ〜」
奥から奥さんの声だろうか?「おかえりなさ〜い」と返事があり、玄関に出てきた。
笑顔がステキだった。
建物はかなり年期が入っているが、
掃除が行き届きキレイです。
談話室の本棚には思い出の写真がいっぱい。
宿泊者から送られてくるのがほとんどなのかな?

帰ってきたら順番に風呂に入る。
風呂は2つあるが各1人しか入れない。多くて2人だろう。
名前を呼ばれたら入る。
の〜んびり長湯はできない。
夕食前には全員風呂を終らすという感じだ。

たけさんは利尻温泉に入って来たので風呂はパスしたため、
ドライヤ−の有無は不明。
談話室でイロイロ本を読んだり話したりしていたら、
宿泊者全員集合が掛かる。
「今から何が始まるんだ!?」
ビ−ルの注文を取り出した。
たけさんは下戸で注文に貢献できず(^^ゞ

名前を呼ばれて1人また1人と消えて行く。
「何処へ行くの?」
食堂の席に消えて行っていたのです。
今日の夕食です。
全員揃ってから、食事前に料理の説明をしてくれる。
メモを取っていなかったので思い出せない。
魚だけは覚えておこうと真剣に記憶した。
「ガヤ」メバルの一種だそうです。
頭の骨と歯以外はボリボリと頂いた。
ぜ〜んぶ完食です。

冬は札幌で板前をしているというご主人。
どれもこれも美味しかった。

さくらんば 2粒
山形のお客さんからのおみやげです。
自分達で頂いていいものを…振る舞ってくれて感謝。
サクランボも美味しかった。
「ごちそうさまぁ〜」

トレッキングしながら今夜のご馳走は何かな〜
歩く足取りも軽くなりそう。
食事後 “なぎさのGG”(常連)が海岸に降りるとカモメが大喜び。
その中にカラスの太郎と次郎もいる。
もの凄い喜びに驚いた。
消燈までの時間、談話室では明日歩かれるコ−スについて常連さんから
詳しい説明を聞くことができる。また、常連さんが名ガイドになってくれて
いっしょに歩いてくれるときもあるようだ。
宿泊者同士で歩く(車で送る都合)から連泊するとよりいっそう親しみが湧く。
なぎさの縁で結ばれたカップルもあると なぎさのGG(常連)から聞いた。

さすがに常連さんだけあって、「秘密の花園」を知っているみたい。
話を聞いていたが「そんなところに足跡があったか?」
独りで歩いてはマッタク判らないものであった。

消燈は9時頃だった。

朝食は5時半と6時半。
明日はゆっくりだから6時半とした。

相部屋(8畳に3人)で寝た。

タオル・バスタオル・浴衣・歯磨きセットなどない。
敷布団カバ−・布団カバ−・枕カバ−は真っ白でパリパリ。
布団を敷くのはセルフ。
けれど、それを帳消しにする以上の楽しさがある。

コインランドリ−(洗濯@200-乾燥機30分@100-)があり、ありがたい。
宿代は相部屋料金で税込み@7825-でした。
早朝4時 外に出る。
外の堤防に座っていたら、カラスの太郎と次郎が寄ってきた。
太郎と次郎は実に仲が良い。
1mまで寄ってきたがそれ以上は寄ってこなかった。
まだ完全に人間を信じていないようだ。

利尻山が見えていたら少し歩こうと思っていたけれど、
見えず!
5日間利尻山まったく姿現さずガックシです。
また寝床に潜り不貞寝だ!
5時半には起きて、談話室でおしゃべりが始まる。

そして、スコトンへ出発する方々を見送った。
「行ってらっしゃ〜〜い」
この裏山が“奮部の丘”というようだ。
なぎさのGG に教えて頂いた。
登り口は右の建物と山の間にある。
奮部の丘から
このように見えるみたい。

見たかったなぁ〜

本゜さんのHP(常連)から拝借しました。
 
談話室から利尻山が真正面に見える。
素晴らしい場所に宿はある。
我寝室が素敵な部屋に変った。
朝食です。
もちろん完食♪
夕食もそうだったが朝食もお客同士でテキパキと
残飯整理から食器集めまで、、
ご覧のように片付けられる。

ご主人や奥さんやスタッフの仕事の多さを見ていたら
自ずと動くことになるのだろう。
初めて泊まる者には最初戸惑いがあった。

ご主人は5時半朝食組をスコトンまで送って行き
1時間掛かり戻ってきた。
今日帰る方の精算をしなくちゃならないし、
休む暇がない。
精算を済ませ出発の準備に掛かります。

清掃車が来て、沢山のゴミ袋を車に運ぶ。
常連さんが良く動きます。

皆のカメラをぶら下げて重いでしょ。
帰られ方の良き思い出作りに貢献。
ほんとに胸が熱くなります。
宿泊者22人でした。
ココには今から出発される方見送りの方のみ写っています。
撮影後出発です。
朝一番の島抜け… 二等船室は座れそうにもない。
人の出入りがスゴイ島だった。
車を降りるなり列の後ろに並んで〜と
ご主人がいう。

並んでかなり時間が過ぎたとき、近くで
「乗船券持った」と聞こえる。

おぉっ!
慌てて乗船券を買いに走った。
完璧に頭から消えていた。
ヤバカッタ。
フェリ−に乗る桟橋の入り口で皆さんと最後の挨拶と握手をして、、、
奥さんには「今度はゆっくり来てね」と言われ、
「はい そうします。」って返事をし乗船した。
紙テ−プ1ヶ渡されて、指定されていた甲板に辿り着く。
(最初のフェリ−で全部歩いていたので迷う事無く到着です。)
甲板から紙テ−プを降ろすと、皆の紙テ−プをしっかり縛ります。
そして見送りが始まる。
この場面に参加できたことが、ほんとに嬉しい。
皆さん たいへんお世話になりました。
“なぎさ”に泊まれたことに感謝いたします。
ありがとうございました♪
送る側もスゴク楽しそう。
次回は送る側にも参加しなくっちゃと思う。
見送り後はジュ-ジャン(ジュ−ス賭けのジャンケン)大会があるようです。
お母さんからお見送りの挨拶がありました。
「お身体に気を付けて、また帰って来てくださ〜い。」
「お母さんもお身体に気をつけて…また帰ってきます。」
と声を張り上げた。
そして 皆で歌を歌ってくれます。
ちんさんのHP(常連)から拝借しました。
行ってきま〜す!
車椅子を押して走る ご主人!
もう涙が止まりません。
岩壁の端で見送り続けてくれます。
船でのお別れ、ほんとに良いものですねぇ〜
遠くなっても見送ってくれます。
大声で  行ってきま〜す!
その後はカモメが見送ってくれた。
最北の島 “レブン島” 思い出いっぱい残る島となった。
紙テ−プが切れると船員が回収してくる。
ここで渡してなるもんか。「自分で始末しますから」とキ−プ。
いつまでも皆の熱い気持ちがこもったこの紙テ−プを握り締めていた。
礼文島に泊まるなら、“なぎさ” 
ほんとに アットホ−ムな宿です。


お見送りは朝一番の便だけですから、初めての方は
この便に設定することをお薦めいたします。


天気には恵まれなかったけれど、素晴らしい宿に
出会えたことは礼文島の良き思い出となりました。
文夫さん ほんとに泊めて頂きありがとうございました。

礼文島に良き宿あり!

“なぎさ”
いついつまでも守り続けて行ってください。
ただいまぁ〜と帰れる日をぜひ作りたいと思います。

れぶん島また行きたくなってきた。


旅が始まるまで毎日覗いて “なぎさ” や礼文島の情報を
集めてました。それは福島さんのHPでした。
たいへん参考になり ありがとうございました。
なんと!
たけさんが宿泊した日に福島さんも泊まられていたのです。
また、なぎさでお会いしましょう。



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