下の廊下を歩く

下ノ廊下を歩きたいと、毎年計画には入れていたが、
10月終盤になると空気は澄んで、人は少なくなり、
谷より稜線を歩きたいと… いつも稜線を優先していた。

10月初旬 
NHKのプロジェクトXという番組で「黒四ダム建設工事」の放映があり、
難工事の末の完成だったことを伝えていた。
この番組をきっかけにして、「ダムを下から見て見たい」と思い始め
紅葉の時期に合わせ出掛ける予定を立てた。

出掛ける前日は、北アルプス初冠雪!
室堂で10cm積もったそうです。
初冠雪の針の木の尾根を歩くのも良いなぁ〜と思い始めるが、
今年はグッと堪えて谷を歩くことに決めた。

2回連続の扇沢入りです。


2005、10、24 扇沢始発 7:30
トロリーバス出口 7:49 <1470m>
     晴れ 内蔵助分岐 9:03 <1270m>
白竜峡 11:24 <1045m>
十字峡 12:11 <1005m>
半月峡 13:16 <1005m>
東谷橋 14:00 <925m>
仙人池分岐 15:07 <995m>
阿曽原小屋 15:20 <885m>


<  m>は腕時計が表示した標高。誤差あり。

昨晩は途中から雨で、扇沢の駐車場でも雨は降り続いていた。
3000m付近では雪だったろう。

朝、車から出て見ると、
雲は多いが青空が広がっており、ホッとした。
トイレを済ませ外に出たら、ちょうど日の出だった。
この後、車に戻って準備した。
駅舎の1階で乗車券を購入。
往復@2200、荷物券@210
帰りの荷物券は買えなかった。
トイレに行ってたことで、
ピンクに染まったモルゲンロ−トは見えなかった。残念!
蓮華岳を見上げる。
真っ白だ。
先頭車両と初冠雪
これを撮ってたばっかりに、もう少しで席がなくなる
ところだった。その後、ご老人の方に席を譲る。
一日一善!
ホ−ムから爺を撮る。
尖ってかっこ良い!
改札口を出ず、先頭車両の前を歩いていくと下の廊下への出口がある。
だから、先頭車両に乗っていたんです。
出口を出たところの展望です。
紅葉はちょうど良い見頃でした。
写真では、空に露出を合わせたので紅葉は見えません(>_<) 立山も雲の中でした。

4年前、阿曽原小屋から欅平まで歩いており、欅平ではトロッコ電車の待ち時間が長く
トロッコ電車に乗るのが億劫になってしまった。
だから、今回はダムから阿曽原小屋往復としました。
阿曽原小屋に向かったのは8人。出入り口で写真撮ってたりして最後の出発となった。
これが出入口です。
ここから林道を少し下り、登山道へと入ります。
ダム下を渡る。
観光放水は終わり水量が少ない。
前のお二人さんもダムダムコ−ス。(往復)
静かなダム下。
こんなに狭い所に建てられていたんだぁ〜
高さは186m。
このダムが出来たお陰で、誰もが3000mの景色を楽しむことが出来る。
ほんと嬉しいことです。
右上の絶壁の下に出入口がある。
帰りの最後の登りは辛いだろうなぁ
出発の昼に、阿曽原小屋に電話してコ−スの状況と紅葉の具合を聞いた。
とても丁寧に親切に教えて頂く。ほんと好感持てる小屋です。
コ−ス状況=「たくさんの方が歩いてきますので大丈夫です。」
紅葉の具合=「阿曽原はまだ紅葉していません。もう少しです。」
と、教えて頂く。
阿曽原は未だでも、黒四ダム付近は紅葉してるだろうと期待してきたら、
ちょうど良い見頃だった。
デジカメの紅葉はマッタク冴えない!
肉眼に勝るものは無い!
こんな感じなんだ!と見てください。
針の木方面の山々が聳えていた。
この付近は快適な道が続く
ちょうど見頃で、撮影ばかりしていて前に進めない。
一番最後で出発して、写真撮り捲りで… ひとりぽっちです。
ここを歩くなら平日だね。
廻りこのような紅葉が多い。
振り返る。
谷と聳える山の心地良い眺めに、期待が膨らむ。
水飛沫を浴びながら通過する。
滝の下には立派な橋がある。
こんな橋があることで、安全で気楽にこのコ−スを歩くことができる。
感謝せずにはいられない。
光と影
紅葉が輝いて見事です。
ここは内蔵助出合=広い河原
黒部三大岩壁 黒部の巨人 “丸山東壁”
内蔵助出合の橋

 ☆画像クリックで大画像☆       影の部分も、もちろん!紅葉してるよ。

河原付近はこんな感じ
太陽光線がまだ届かなく冴えない!

南東壁 黒部三大岩壁 黒部の魔人 “大タテガビン”
こんな名前が付いていたんだと後で知った。
このペ−ジを作るにあたって…(・・。)ゞ テヘ
山全体が紅葉すると文句ないんだけど…緑も混ざって良い眺めか!
でも、紅葉部分は美し〜い♪
ここはヘツリの始まりだった。
オ−バ−ハングした大岩からポタポタと雫が落ちているんだけど、
写真では表現できない。 光が燦々と降り注ぐ光景を撮ってみた。
絶壁は紅葉がキレイ♪
いよいよ狭くなってきた。
途中、2人組みの方が棒ノ木で休憩してる時追い越し、
後から3番目となった。前を歩いている方はマッタク見えない。
雪渓が残っていた。
これだけ!って言ったほうがいいだろう。

今年は夏に雨が多くて、雪解けが
早かったみたいです。

今日はスノ−ブリッジを見ることは
出来ませんでした。
本格的な水平歩道になってきた。
見上げれば紅葉が奇麗。
道が崩落したところは丸太が渡してある。 穏やかな水平歩道もある。
この付近では、まだ水面から僅かな高さです。

徐々に高さを増していき、
←影の抉られたところを
歩きます。


今回は開けた稜線じゃないけれど、紅葉の渓谷美とヘツリ道が楽しい。
前にも後にも人の気配は無い。
平日はこんなに人が少ないんだ。
トロリ−バスは全車満杯だったのに… 
横に座ってた おっちゃんは上の廊下へ岩魚釣り♪
色々楽しめる “秘境黒部”

対岸には、滝のような紅葉を見せてくれる。
ヘツリ道
高いばかりじゃなく、水面に近くなったりします。

                                      白の点々は雫↑

渓谷だからね 結構上から落ちてくる。
昨晩 雨だったこともあるかな?
振り返った景色。
水平歩道が続く。
谷は狭くなり秘境を思わせる。
独りぽっちだから特に思う。
この先の岩がひび割れしており、高巻きする。 1つのハシゴを登って、上を見る。
じゃぁ〜ん!
最高点から登ってきたハシゴを返り見る。
そして下る。
低い水平道を進む。
黒部別山谷で、阿曽原小屋から来た登山者に
出会う。
ヘルメット被って用心深く◎

この下りかなり苦労していた。
ロ−プも鉄棒の足置きもあるが、かなり足場は悪い。

たけさんは
今降りている方の左側を登り降りした。

降り⇒翌日

この後、続々と登山者に会う。
続々と言っても、8人だけでしたが…

すれ違いは、手前の広いところで待つ。
尖った山々の眺めは気持ち良い。
紅葉の狭い谷を返り見る。
(ノ゚O゚)ノ OH〜〜〜!!
すごい様相になってきた。
振り返る。
谷は狭く、岩だらけ!
白い岩・蒼く澄んだ水・凄い様相のヘツリ道
w(°o°;)w WOW!
こんなところに道を作ったことが信じれない。
この急峻な峡谷に「水力発電の魅力」が勝ったんだな。
お陰で峡谷の絶景や高度感のスリリングを味わうことが出来る。

写真中央にはオ−バ−ハングした丸太がある。
これがオ−バ−ハングした丸太。
滝もあり、ヾ( ^◇^)ノ素晴らしいっ♪♪景観
超危険地帯を突破した。
ここが白竜峡。
イロイロ変化があり面白い。
この白竜峡がこのコ−スの核心部だった。
黙々と水平道を歩くあるく。
ほんとに長ぁ〜い。
振り返る。
白竜峡を過ぎれば、快適な水平道だった。
かなり高くなってきました。 滝があるところでは、ドカシートンネル。
しかし、トンネル内も 出ても 水飛沫は凄かった。
ここで前を歩いてる方発見!
十字峡の吊り橋。
ここで追いついた。
2人揃って吊り橋から十字峡を撮る。
このあと、おっちゃんは吊り橋を戻ると言う。
すれ違うことは出来ないから、たけさんも後ずさり。
おっちゃんは 「下に降りれる道がある」 と言う。
おっちゃんはすぐ見えなくなった。
吊り橋の上部(黒四ダム側)に休憩に良い広場がある。
そこにザックをデポして、デジカメだけを持って道を探す。
その道は広場の谷側の端にあった。(木に隠れて見え難い)
下に降りると大きな岩に辿り着く。
ロ−プがあり、一段下に降りれるみたい。(このロ−プに頼るのは×)
足掛りが少なく、決死の覚悟で降りた。
このコ−スで一番緊張した場面でした。

            ↑剱沢             ↑阿曽原へ        棒小屋沢↑    黒四ダム↑

上の写真との違いを比べてみてください。
圧巻は水の蒼さ!

左奥を眺めると、
滝と吊り橋が見えた。

剱沢の水量の多いことに
驚いた。

唯一心残りは、岩魚を
見てないこと。

この後、おっちゃんより先に吊り橋に戻って阿曽原に向かった。
これで後から4人目となった。
渡った後の十字峡吊り橋も載せておこう。
美しい淵。
泡は宝石のように輝いていた。


丸太に命を預け、高度感を楽しむ。
中央に丸太道がある。
そこを歩いてきたんです。
中央を歩く。
ここに道を切り開いたことに敬意を表し、
人間の力を思い知る。
ここが半月峡かな? 自信が無い。
景色は申し分なく満足なり♪
半月沢の谷奥からの眺め
この先切れ落ちて、吸込まれそう。
今にも崩れそうに岩が垂れている。 S字峡 と 上部に水平道が続く。
絶景! 秘境黒部 S字峡。
何故か 狭い谷に大きな石。
どこから来たんだろう?
問題に出したいような錯覚に (=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪
地中から出た送電線。
あの山の中に、発電所と変電所がある。
長く 揺れ〜る 東谷吊橋。
急降下して吊橋に辿り着いた。
ここから仙人ダムまで林道を歩く。
仙人ダム
この上を歩き対岸に渡る。
階段の傍に案内板がある。 ダムの上を歩く。
正面に関電トロッコ電車の橋とその向こうに関電人見平宿舎が見える。
左の山からは湯煙が上がる。
これがあの“高熱隧道”なのだろうか?
トンネル内

少々熱気があった。
トンネルを抜けると踏切りがある。
ここを渡った際、目の前が真っ白になった。
一瞬にしてメガネが曇ったのだ!
メガネを手に持ち、再度バックして
線路を踏み、トンネルの前に立つ。
もの凄い熱気と湯煙が流れてくる。
高熱隧道…出口だけ体感♪
阿曽原の山姿
関電人見平宿舎を通り越し、急登になる。
後半の登りは辛かった。
登りつめると、そこから快適な水平道となる。
懐かしい案内板
4年前を思い出す。
テント場から阿曽原小屋を望む。
夜は小屋の光が届き、かなり明るかった。


男 15:30〜16:30
女 16:30〜17:30
男 17:30〜18:30
女 18:30〜19:30
男 19:30〜20:30
この後 混浴

このような時間割となってた。
阿曽原 露天風呂。
硫黄は少なく、サッパリ系。
秘境の温泉は最高!!

小屋にやっと着いた。
拾ってきた登山道のゴミ(開通期間が短いのにゴミ多かった)を
小屋に持って行く。登山道のゴミなら貰います。ありがとう。
と、気持ち良く貰っていただく。
そして、
テント場の代金(@500)と露天風呂(@300)の手続きをする。
なんと! ゴミを拾って頂いたお礼に、露天風呂代サ−ビスしてくれると言う。
前回もお礼にパックジュ−スを貰ったのです。この時は旦那でした。
今回は奥さんかな?

4年前と全然変ってない!

今まで、期待はしてないけど見返りがあったのは唯一この小屋だけなのです。
是非泊まってみたいと思っていたけれど、今日は混むだろうとテントに
したんです。静かな時にまた来よう♪
それでも30人くらい泊まられていた模様。

明るいうちに食事を取ったので、露天風呂は17:30〜となった。
ヘッデンを持ってテント場から下る。
満天の星空を(湯煙で掠れたけど…)見ながら湯船に浸かる。
50分間至福の時間が流れた。

熱った体を涼めながら、頭をテントから出し星を眺める。
天の川がクッキリと見えた。
その後… 。。(_ _*)oOO。。  zzz


たけさんは、阿曽原小屋までに
岩で2回。木の枝に2回。
星が出そうなほど頭をぶつけた。
ヘルメットは必需品ですっ!

Ads by TOK2