双六岳・三俣蓮華岳を歩く

今年のGWは、双六岳に登って丸い尾根から槍を見たいと計画した。
双六岳から見る槍は憧れである。
でも、予報が日々変り、なかなか好天が続かない。
この山域に入るには、3連荘の好天が必要だ。
一日だけの好天なら予定を変更して北穂に登ろうと思う。

出発日間じかになって、ラッキ−にも3連荘の好天になった。
この予報なら双六岳に行ける。

昼間の明るいうちから、自宅を出発。
何時もの裏道から新穂高を目指した。

2006、5、3 駐車場 5:33 <1120m>
  快晴 わさび平小屋 7:04 <1500m>
林道分岐 7:40 <1560m>
弓折岳山頂 12:02 <2585m>
双六小屋 13:41
双六山頂 15:05 <2860m> 2811m


<   m>は、腕時計が表示した標高。誤差あり。

   
途中で恵那山がくっきりと見える。
明日が楽しみだ。
新穂高に到着は暗くなってしまった。
深山荘の夜景
朝には駐車場は満杯。
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このコ−スは、標高差が大きく二度と歩きたくないと思っていた。
でも、この時期ではココを歩くしかない!
「アルプスの真ん中、双六から眺めてみたい。」この気持ちが勝った。
林道が河原に出たら、ここから雪道であった。
斜面を歩くので、メッチャ歩きにくい。
林道には、デブリの山が…
デブリの山を3度ほど越えて穏やかな林道となる。
もうすぐ“わさび平小屋”
わさび平小屋
新穂から来た者、小屋泊まりの者 混ざって休憩中。
今年は雪多し。
林道の樹林を抜けると、正面に弓折岳。
穏やかな林道はない!
大きなデブリで、全層雪崩れのもの。
雪崩れの凄さと歩きにくさと雪崩れが起きないかと、ちとビビル。
雪崩れの丘を歩いています。
直径40cm程の木もコッパ微塵!雪崩れの威力は凄まじい。
今雪崩れが起きたら、助かるはずもない。
起きないことを祈るのみだ。
振り返る。
夏はココは林道なのである。
ココを越えるだけでも、かなり体力使う。
見えてきました。真っ白です。
橋は無事でありました。
夏道のように、橋を渡らず左の山裾を歩く。
デブリのオンパレ−ドです。
アイゼン無しで登っていたが、省エネのため付ける。
呼吸にあわせ、ゆっくり登る。
西鎌尾根が見えてきた。
スキ−の跡を歩いても、壷足だと潜ってしまう。
壷足では、壷足の跡を辿ったほうが楽のようだ。
グル−プの後は歩きやすい。
弓折岳も近くなってきた。
槍ヶ岳も見え出した。

                       ↑雪崩れ危険                  ↑ココを登る。

前方の登山者は何処を登るのだろうと、眺めながら歩く。
振り返るとグル−プの者は休憩中。
雪山は美しい。
スキ−を履いたまま登る。
足への負担少なく、テンポ良く登っていた。
登山の最高の武器は、スキ−だろう。
簡単に追い越されてしまう。
かなり登ってきた。
右の斜面を快適に滑って降りてきた。
右のV字を登る。
メッチャ急で、喘ぎながら登る。
たけさんの前を歩いていた者は全員“鏡平小屋”方面に向かった。
ここで考える。
鏡平小屋へ行っても尾根まで登らなければならない。
よし、ここから直登しよう。1人のトレ−スもあるから安心だ。
最後の正念場。
ここを登るより、先ほどのV字が辛かった。
おぉぉっ ブラボ−!
疲れが一気に吹っ飛ぶ瞬間である。
我跡をドンドン登ってくる。
これは気持ち良いものである。
まだまだ登りは続く。
いやぁ〜 素晴らしい眺めである。
山歩きは好天に限る。
良く歩いて来たものだ。
もう少し。
ココはスキ−天国だね。
登りました! 弓折岳山頂です。
実は何処がほんとの山頂なのか全く判らない。
山頂には、おっちゃんが1人居た。
朝、鏡平小屋から登って来たと。
あら、小屋からもこのコ−スなのかと今判った。
「あんたは今日2番目だよ。」と言われる。
前を眺めると、ありゃりゃ!平坦ではなかった。

 ☆画像クリックで大画像☆           弓折岳からの眺め

目の前には、デ〜ンと槍穂の壁。
おっちゃんは既に出発した。
双六小屋に向かう。
なだらかに見えてしまう。
UpDownを繰り返し前進する。
おっちゃんは中央を歩いている。
360度どこを見ても素晴らしい!
振り返っても、
前を見ても、
横を見ても…
遂に小屋発見!
ハイ松はかなり顔を出している。
ハイ松の新芽?を頂きに寄ってきた雷鳥。
しかし、こんな好天の日に、こんなに堂々とした雷鳥は初めてだ。
天敵はまだ山には来ていないのか?
歩いて来たコ−スを返り見る。
後は直線!
ロスなく歩く。
振り返る。
スキ−ヤ−は一旦滑り降り、登り返す。右の者
小屋のテント場
テントは1張りもない。
苦労して掘った跡はある。
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小屋では雪融け水がたくさん流れているものと思っていたが、
流水はなく、水は小屋で@100/1Lで売っていた。
買ってまでして、重たい水を背負いたくない。

展望の良くない小屋より、双六の山頂でテントを張りたいと
考えていたのだ。
今日最後の登りだと、自分に言い聞かせながら急登を登る。
雪の双六 素敵だ。
水晶・鷲羽・三俣蓮華を眺め
これがほんとの最後の登り。
山の上にも雷鳥が居た。
これが弓折の尾根
双六山頂を望む。
まあるい地球の向こうに、鷲羽が見える。
この真ん中からの景色は、やっぱ最高や。
日が落ち 影が伸びる。
夕日に染まる水晶・鷲羽。
夕日に染まる見事な笠。

 ☆画像クリックで大画像☆         憧れていた この眺めに大満足。


テントから顔を出すと、ぐるり素晴らしい景色を望める。
今日は雷はない!
でも、夜になると風は出てくる。 かなり強く、いつもである。

なんと、隣には雷鳥のツガイが寝ている。
初めての経験であった。
今日はひとりぽっちじゃないぞぉ〜
かなり嬉しい。

もちろん、夜は満天の星。

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