燕岳を歩く

日の出前に風が止んだ。
朝食は日の出を見てから燕山荘内で作ることにする。
行動食を少し食べて、撮影ポイントに急ぐ。
日の出前がやっぱりイイ。
小屋の庭から日の出を眺める。
予報では素晴らしい天気になるはずだったのに、、、雲が多い。
これでは光量不足だ。
焼けない。
ヘリポ−トと合戦尾根。
今日は焼けなかった。ガックシ!
もう一度尾根を見て、テントに帰った。

テントを撤収して、すぐ燕山荘に入った。
受付を済ませ、ザックを二階の広間に置く。
宿泊料9000ー 暖房費500ー 合計9500ー
正月のイベント料はサ−ビスだった。
今年初めての小屋泊まりである。
山小屋も9000円の時代なんだね。

小屋の中は暖かく、別天地!
まさに“雲上の竜宮城”だった。
昨夜は地獄、今夜は天国。

小屋のサンダルを履いて、玄関を出ると雪山…
なんとも嬉しい限りだ。

バ−ナ−と食料をもって一階のテ−ブルで
昨夜と今朝の食事を一気に取る。
腹ごしらえが終って、サブザックを背負っていよいよ燕岳へ出掛ける。
イルカ岩
無風です。
シュカブラの向こうに燕山荘が見える。
メガネ岩と北アの山々

 ☆画像クリックで大画面☆            燕岳からの眺め

北燕岳と北ア北部の山々を眺める。
合戦尾根を眺める。
シュカブラと北燕岳
同じシュカブラは無い。
数歩移動すると模様が変る。
このシュカブラは立体的で見事だった。
槍も眺めてみた。
表銀座の心地イイ尾根。
大天井岳から槍まで、まだ未知のル−トとして残っている。
来年歩けるだろうか。
燕岳は思っていたより雪は少なかった。
風に飛ばされるのであろうか?
ところどころ砂地が見えていた。
違った顔を見せるシュカブラ。
風がないと暖かい。
薄雲が広がっているが素晴らしい天気に、
小さな幸せを感じた。
3時間も掛けて、の〜んびりと歩いて来た。
昨夜はテント3張り。
このテントは連泊のようだ。
大学のサ−クルだろうか?
ここにテントを設営していた。
無風だからゆっくりと設営できるね。
昨日では、ココにテントを張るなど出来なかったろう。
今日はテント泊日和♪

 ☆画像クリックで大画像☆        燕山荘前からの眺め 


燕山荘に戻ってきたが、素道りして槍の見える場所で石に腰掛けて、
ボケ〜ッと槍を眺めていた。風があれば寒くてこんなこと出来ない。

15時を廻り、登山教室のブループが登ってきているんじゃないかと、
合戦尾根が見える所まで登る。
登って来ていた。20〜30人の列こんなにもいるのかと驚いた。

実は、このグル−プの中にネッ友“副長さん”が居るはず。
出発前に掲示板で知っていたのだ。
久しぶりの再会が楽しみであった。

登山教室の行列

このあと、デジカメを見たらフィルタ−がない!
どこかに落としたようだ。ショック!

まだ時間はあるし、歩いて来たコ−スを戻ってみようと歩きだす。
山荘を越え、大学のサ−クルであろうテント場を越え… ない!
槍を眺めながら諦めようとしたが、もう少しバックしてみようと、、、
5mほど歩いたところに直径28mmのフィルタ−が落ちていた。

奇跡です!
買いに行く手間も省けて、すごく嬉しかった。
そして、山荘に戻ったら登山教室のメンバ−が到着するところであった。
副長さんとイルカと槍

グル−プの中に混ざり、副長さんを探す。
再会を喜んだ。
イルカ岩まで行かれるというので、いっしょに向かう。
非日常の世界で会うと ほんとに嬉しいものだ。
登山教室のグル−プを見送る。
暫くすると、太陽の横に光の固まりができた。
この現象を “幻日” というらしい。
山荘の庭にいる “山男” も今日は機嫌がイイ。

副長さんは登りでかなり体力消耗されたようで山荘で寛ぐという。
山荘に入りまた出てきた。ネット界で有名な?“えびさん”を連れていた。
名前は知っていたが、ここで会えるとは… 副長さんに感謝です。

夕日を見るまで山荘には戻らないと決めていたので、独りで
また槍の見えるところに向かう。
幻日とは、
雲に含まれる六角柱の氷の結晶で屈折した太陽光が集まって見える現象。
左右両側に幻日がきれいに見えているとともに、赤、黄、青、紫と虹のように
分光しているのも分かり、こういうのは珍しいようだ。
今年最後の夕日
焼けたぁ〜
合戦尾根を眺める。
この眺めがやっぱり最高。
最後良ければ総て良し!
北アルプス 安房峠〜日本海まで繋げることができ最高の年だった。
夕日を見て、山荘に戻った。
この時初めて寝床を教えて頂いた。
朝では寝床は決まっていなかったのだ。
暫くすると夕食タイム。
今日の夕食は3回戦。人が多くビックリ!
ブリが美味かった。

今日は大晦日。
消燈は、2階は21:00、1階の食堂は24:00まで。
21:00食堂で振舞い酒と年越しそばとオ−ナ−の話があるという。

食事の後、コタツに陣取る。
コタツは最大16名入れる。たけさんは16番目に無理やりズリ込んだ。
オ−ナ−の話に皆釘付け! アルペンホルンも演奏。
だけど、冬は唇が硬くなり…
途中で音が途切れた。
ビ−ルの差し入れがあり、飲みのみ
吹くがダメだった。
大画面の紅白中継も流れる。消音で…
皆、真剣な眼差し
この人数!驚きです。
150人は泊まっているという。
林道12km歩いての雪山で… スゴイ!
年越しそば ここでのみ販売の日本酒
新人・常連入り混じってワイワイ♪
常連さんは5年連続とか、6年連続とか多かった。
(お開きの時、それが分かるような気がした。)

コタツ組は、
デジカメを替え何枚も記念写真を撮った。
撮るたびに、ハイテンションになっていく。

除夜の鐘は聞いてない!
このころになると、スタッフから口に一本立て 「しいっ!」 って
言われる始末。 コタツ組は最高に面白かった。

「あけましておめでとうございます。」
この言葉を最後に、蚕棚に向かった。

テ−ブルに座るより、コタツに座りたい。
ほんとに楽しかった。


蚕棚に戻ったら布団が無かった。
ココは違うのかとスタッフに聞きに行く。
133〜140番が自分の場所だと教えて頂く。

いったい布団はどこ?
なんと隣のおっちゃんが2人して敷布団にしていた。
居ないと思っていたので布団を使ったと…
そりゃそうでしょ。一度も蚕棚に居なかったんだから。

心配していたことが…
隣のイビキで眠れないのだ。
2時間が過ぎた。参ったなぁ〜
布団を丸めてコタツに向かったが、先着が居た。
6人も…
寝る場所はない。
仕方なく、ロビ−で寝ることにした。
少々寒いが我慢出来る。
トイレへの出入りで煩かったがイビキよりマシ。
よく眠れた。

外では風がビュ−ビュ−と唸っていた。

スタッフの食堂への出入りの足音が頻繁になる。
邪魔じゃないかと起きる。
4時20分だった。
まだ自分の朝食時間まで2時間もある。
布団を丸めて2回の廊下に移動し爆睡。

12時消燈で4時には朝食の準備をしている。
少ない睡眠時間でガンバルスタッフ!
感謝しても感謝しきれない。


山荘内は半袖で居られるほど暑かった。
ダウンなど要らない。

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