展望雄大な 笊ヶ岳を歩く

雨畑駐車場→布引山→笊ヶ岳→布引山→雨畑駐車場

2004、11、07 雨畑駐車場  5:46 < 450m> 490m
    晴れ 林道終点  6:20 < 565m>
広河原  7:24 < 875m> 900m
 7:35 < 955m> 陽が当る
山の神  8:06 <1180m>
ウインチ放置  8:42 <1390m>
桧横手山 10:17 <1970m> 2021m
布引崩れ 11:49 <2454m>
布引山 12:09 <2545m> 2583m
アン部 12:43 <2415m> 2400m
笊ヶ岳 13:23 <2595m> 2629m


<   m>は腕時計が表示した標高。誤差あり。

今年6月に、雨畑駐車場を偵察した翌日に

ピカリ隊”が日帰り登山を成功させた。
でも、笊の山頂では雹に見舞われ、
期待していた展望は叶わなかったそうです。

そこで約束をしていたのです。
たけさんがその展望を写真に納めて、ネットに流しますと…
笊に行くには100%ピ-カンしかない!


前回好天の光岳を歩いて、今年はもう笊ヶ岳行きは無理だろうと
思っていた。しかし、ここにきて秋晴れが続いていた。
雨も降ってなく、これなら広河原の渡渉も問題ないだろうと
急に笊ヶ岳に登りたくなった。

水場も小屋もない、たいへんな山なのだ。
それも単純標高差は < 2139m > もある。
登らなければならない累積標高差は < 2368m >!
驚きってもんじゃない!

でも、山頂の展望は一級品らしい。

土曜日仕事を終らせ、ネットの予報を見ると うっ!
月曜日の予報が悪くなっていた。
南から湿った空気が流れ込んでくるらしい。
でも、降水確率は20%であり、日曜日はピ-カン!

初日で思う存分展望を楽しめるだろう。と
18:45 自宅を出発した。

R52分岐 22:15 178km
早川分岐 23:15 232km
雨畑分岐 23:28 243km
駐車場 23:40  249km

出発前日、
yokoさんの掲示板に訪問した時、
keiさんも笊に登る(1日早い出発)という書き込みを見て、
「何処かでお会いできることを楽しみにしています。」
と書き込みしてきた。

雨畑の駐車場に到着したとき、車が3台留まっていた。
三重ナンバ−を探したが無かった。
反対側の椹島から登ったようだ。残念、これじゃ出会えない!

5時に目覚ましが鳴る。
直ぐ起きたけれど、廻りは暗くまだ月も輝いていた。
出発は少し明るくなるまで待とう。

この駐車場は蛍光灯が灯っていて明るい。
朝食時の明かりに、パッキングに、
ずいぶん助けられました。感謝♪
今日はピ−カン!
素晴らしい天気だ。昨日登っていれば良かった。
keiさんは今頃、、
山頂でこの朝焼けを見ているんだろうなぁ
林道から登山道に入って直ぐ、廃屋があり
そのすぐ先にこの谷がある。
ここで雄の雉に出会った。羽根がまっこと奇麗!
瞬時で写真撮れず(>_<)。
絶壁のような森林軌道跡の平坦な道を歩き、
吊り橋も渡る。
この吊り橋、板は外れているところあり、揺れ大。
滝の下を通過しなければならない。
ビショビショ確実!
ピカリ隊のレポ見て、傘を持ってきた(o^_^o)v
ガレ場

かなり歩かれて、歩きやすくなっていた。

注意してゆっくり歩こう。
   
上を見上げると、今にも崩れてきそう。
下を見下ろせば、こんなに急!
広河原近くになると、太陽の光が燦々と降り注ぐ。
山々は紅葉が真っ盛り!
広河原に到着。
日帰りのおっちゃんに追いつかれてしまった。
おっちゃんは上流側を、たけさんは下流側を、石伝いに渡った。
渡渉を覚悟していたから、とてもラッキ−♪

                                  たけさんが渡ったコ−ス↑
                 写真では簡単に見えるが、実際はこんなものではない!
                        一歩一歩慎重に渡ろう。

シラビソの原生林
苔むした急登をガンガン登る。
樹間越しに見えるのは布引山の尾根
ガレ場は展望良好だ。
写真中央に 広河原付近の谷川が見える。
かなりの落差に驚きだ。
意外と早く、山ノ神を通過。

そして、少し歩くと
ウインチが放置されていた。

しっかり後始末しろよ。
儲けが薄くなってもいいじゃないか!
独り怒鳴っていた。
   
違った景色が見えて面白い。
苔も種類が違って面白い。
南アを代表する景色。
笊ヶ岳直下まで、このような景色が続く。

途中で3組6人の方に出会う。昨日はテント3張りだったようです。
山頂での展望は素晴らしかったでしょう。
お気を付けて…
ちょこっと話して別れた。

もう会う人は、日帰りのおっちゃんだけ!
何処で出会うことになるのかが、楽しみのひとつだった。
富士山が真っ白!\(>_<)/
桧横手山の上に、富士山が見えた。
富士山を見たのは、これが最初で最後だった。
笊ヶ岳を捕らえた。
まだまだ遠い。
布引崩れのガレ場
このガレ場の際を登って行きます。

9時過ぎに雲第一号を発見して、今日は雲が出るのが早いなと感じた。
夕方までピ−カンの予定だったのに… 予報より早い!
笊山頂の展望が心配になった。

 ☆画像クリックで大画像☆           布引崩れからの展望

天然ドライフラワ−だぁ〜
初めて見たよ。
布引崩れを返り見る。
凄い感じでしょ。実際はもっと傾斜がある。
布引山テント場
快適なテン場です。東を望めば富士山が、西を望めば上河内と聖が
ドッカァ〜ンと眺められる。
笊に向かう途中で 荒川三山を望む。
赤石岳を望む
聖岳を望む
デッカイ山塊で、素晴らしい展望だ。
これを見たくてココにやってきたのだ。
見えて嬉し〜い♪

 ☆画像クリックで大画像☆          布引山から笊への尾根からの展望

今日の最終目的地 「笊ヶ岳」 を望む。 鞍部 2400m付近から見上げる。
この鞍部で、日帰りのおっちゃんと出会った。
12:52 <2455m>
この時間で、これからこの長い下りを下り、
途中で暗くならないか心配だった。
無事下山できたのだろうか?
うぅっ!
もうすぐ山頂というのに、なんてこった!
小笊が隠れた
もう少し待って欲しかった(┰_┰)

山頂直下では、ハイ松漕ぎに苦しみ、やっと山頂に着いた。
山頂には、なんと!!
感謝 感激♪

秘境の山頂で、このようなお出迎えがあるとは…
夢のような現実! めっちゃ嬉しかったです。

ネット仲間はほんとに素晴らしい♪

kei さんに心より感謝いたします。
しっかり持って帰ってきました。そして、
たけさんの宝物になりました。v(o^_^o)v

今年は赤牛&読売新道と笊ヶ岳、目指す
山域が似てるように思います。
近いうちに何処かで出会えるような気がします。
楽しみにしています。
素晴らしい足跡を残して下さり、ほんとにありがとう。
kei さんの足跡♪ ↑ <(_ _*)>

 ☆画像クリックで大画像☆            笊ヶ岳からの展望

山頂に着いた時には、既に東半分は厚いガスに覆われて何も見えなかった。
もちろん小笊も。
この写真を撮って数分後、笊の山頂はガスに包まれ真っ白の世界になった。
辛うじて間に合ったことになる。

布引山を返り見る。
布引山もデッカイ! そして、意外と遠くに見える。
こんなに歩いたんだぁ。
コ−ヒ−を飲んで、夕食を食べ終わる頃ガスが僅かに引いた。
その時撮った。
小笊も姿を現した。
その向こうに見えるはずの「富士山」「毛無山」は見えず! ガックシ!

累積2368mを登リ終えて山頂に立つと、この笊のポ−ルを抱きしめたくなる。
この急登を、水4.5L ジュ−ス1.5Lを担ぎ上げた。
よく登ってきたもんだ。

山頂で携帯電話を持って歩き廻る。
一箇所一方向のみであるが、アンテナが立った。
早速ピカリ♪さんに登頂の一報を入れた。

その後、
数日前にここ笊に登った時ヘッデンを忘れられ、有ったら持って帰って来て〜
と頼まれた「悶次郎さん」に、「ヘッデン無し」の電話を入れたが、
携帯をホカって何処かに行ってたみたい。出られなかった。
そして、電源を切った。

この後、ここにアルペンホテルを立てた。


独りぽっちの山頂

日帰りのおっちゃんと別れて、その後は独りぽっち。
ポ−ルに凭れて、ガスの流れや刻々と変る景色を眺めていた。

登って良し! 眺めて良し!の素晴らしい山だ。

遂に尖った北岳の姿を見ることが出来なかった。
明日は見えるだろうか?

夜20:30頃 
テントを打つ音がして目が覚める。
「もしや雨?!」
雨の予報は聞いてないぞっ!
このまま降られたら、渡渉出来なくなり帰れなくなる。
困った!
「頼むから、止んでくれっ!」
タダタダ祈るだけだった。
出発前の予報では、降水確率20%だったのに…
「南からの湿った空気流入」で、この山に入ったことをめっちゃ後悔した。

このまま雨が降り続いたら…
地図も今日歩いたコ−スしか持ってなく、
椹島に下りる道も知らない。
このまま下り渡渉出来なければ、広河原で渡渉できるまで
ビバ−クだ。会社はクビになるだろうか。
成るように成るさ!
と決心すると、気持ちも落ち着き何時しか記憶が無くなっていた。



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